風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

舞台と映像

いい天気で、洗濯をいっぱいしました。
「偶然の音楽」を観て、三日くらいたつんですが、
どうも不思議な感覚におそわれていて、
あの「お気に召すまま」の後の、手離しの幸福感、高揚感ではなくて、
じわじわ来る何か?どうも私はあの演劇に取り込まれすぎてしまったようで。
テーマのひとつに空虚感というものがあったと思うんですが、その中を漂うような・・・
実はあの時、小栗くんだ!と思ったのは、カーテンコールの時だったんです。
彼はずっとポッツィで、本当に近くで、彼の目を観た時、
ポッツィの目だったんですよね。役者さんとしては最高のことだと思うんですが、
それがちょっと衝撃的で、同じ空間にいるのに、
明らかに違う時間が流れていて、小栗くんではないんだ・・・みたいな。
それで、かえって自分が思ったより冷静に、物語そのものをじっくり観ることが出来て、
そうなると、でも小栗くんを観ているようで、観てないような。
その上、テーマがテーマだけに、考え込んでしまって・・・
やっぱりもう一度観たかった!そうすればもう少しくっきりしたような気がします。
私の席の近くの方で、「花より男子」からファンになって、
初めて観に来た方がいらっしゃったんですが、そう思うと、
やっぱり映像も大事ですよね。
蜷川さんが「彼は映像は物凄く上手い」と言っていましたが、
やはり舞台は舞台特有のスキルが必要ですよね。
小栗くんはとても舞台が好きなんだなあって感じが伝わってきたんですが、
舞台も映像もバランスよく演じてほしいなあって思います。
そういえば、脅迫して(笑)今回の舞台の道ずれにした長男の感想は、
小栗旬、本当にいたんだ」でした(笑)。
でもそれより娼婦役の山田麻衣子さんの可愛さに感動してました。