風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

松岡和子、吉田鋼太郎、小栗旬によるアフタートーク

とてもいい天気でした。
いつも皆さんに頼ってばかりなので、今回は、と思いまして、
いえいえ、私が行きたかったんですが(笑)、
家族には母の日のプレゼント前倒しということで、説得して、
今日のアフタートーク付きの「タイタス・アンドロニカス」の公演へ行ってきました!
ただ見惚れてしまうと話が入ってこなくて(笑)、記憶力も自信がなく、
いつも雰囲気で書いてしまうので、なにしろ初めてのことですし、
言葉ひとつひとつは、正確さに欠けると思いますが、
大まかに汲み取っていただいて、ご容赦願って。
では、思い出すことを、書き出していきますね。


上手から、小栗くん、吉田さん、松岡さんの順で、椅子に座っています。
小栗くんの服装は、薄いグレーのストライプの入った、
白いタンクトップ。白いベルトを垂らし?グレーのズボン(ジーンズではないような)、
白い靴。踵を踏んで履いていたような(違うかな?)
髪はこの頃よくやっている前髪を上げて、後ろは結んだ感じ。
長い足を組んで、水をよく飲んでました。
ミネラルウォーターのペットボトルだと思うんですが、
水を口に含んで、うがいをするように、顔を上に向けたかと思うと、
ゴクッと飲んじゃったんですよね(あ、あれ?・笑)
見間違いかな〜。喉を潤す方法かな。
私は上手で後ろの方だったので、小栗くんはいつも聞き手の方を見て話すので、
私からは終始、横顔でした。まあ、綺麗な横顔だからいいんですけどね(笑)。


◎まず、おつかれ〜という言葉から始まって、今回、タイタスはトライアスロンみたいだという話から、
小栗「昨日、昼、夜2回公演で、今日、昼からというのは、ホリプロさん、何考えてるの?っていう感じですよね。」
◎松岡さんから、最初の稽古の時、旬くん(松岡さんはそう呼んでるんですね)を見て、
凄く驚いた話。肌を焼いて、髪を脱色して、それまでの、「間違いの喜劇」の、
アンティフォラスがいいとこのお坊っちゃんっていう感じだったので、
それが全く無くなって、それを小栗くんに言ったら、
「アンティフォラスは捨ててきました」と。
小栗「まず、外見から入る方なので(笑)」
◎いつもタイタスは表現が体力的?エアロンの顔をはさむシーンがあるんですが、初めはほっぺたをバンバン叩かれていた。差し歯を飛ばされた人もいたとか。タイタス自身も力が入りすぎて、骨折したことがあるとか。それさえもお客さんに見てほしい。
◎松岡さんから鋼太郎さんも銀髪で〜という話になったら、小栗くん、口に手をあてて、身体を屈めて、笑っていて、松岡さんが不思議がっていて、
小栗「鋼太郎さんへ頭のことは振らない方がいいです・笑。髪を脱色した後は櫛で梳かさない方がいいのに、梳かしてしまって、毛がちぎれて落ちてたみたいです」
◎エアロンは白目と黒目がくっきりしていて、綺麗。充血防止の目薬とか使ってる?
小栗「使ってませんけど」
◎真っ白い舞台は目が疲れるそう、特にエアロンはいつもギラギラしてなくてはならないので。
◎タトゥーについて。小栗くんのアイデアだそうです。エアロンは奴隷だったから、きっと背中とかに焼印があったんじゃないかという考えから、それだといろいろ大変なので、タトゥーではどうかという話になって、あまり現代的だとおかしいし、松岡さんから蛇はどう?ということで。それによって壁によりかかるところの演技などは、蛇みたいにしてみました(笑)と小栗くんは言ってました。俳優さんって、面白いですね。
◎客席の後ろの斜めから、舞台を観るのが、一番客観的に観えるそうです。蜷川さんはいつもその位置だそうで、今回、松岡さんがその位置で観たら、すごくそれぞれの目線が端正で綺麗。それに関して、蜷川さんは立ち居地にうるさかったそうで、計算してそうしているのだろうか。エアロンの隅に座ったり、立ったりするのも、舞台的に綺麗な配置になっている。白いキャンバスに、ここと、ここに赤を、というように、蜷川さんは思い描いているんではないか。
◎「だんだん芝居を重ねていくと、自分たちが考えたことさえ、演出されているような気がする。」これは小栗くんが言った言葉でしたが、鋼太郎さんも大きく頷いていました。
お客さんも演出されているんではないか。ローマ市民として。
鋼太郎さんにはお客さんいじりがあり、今日は小栗くんのお友達が来ていたという話へ。そうなんだ〜、嬉しいことですよね。
◎23歳で、蜷川さんについて、シェイクスピアを演じる機会を与えられて、素晴らしいのではないかという話になって、
小栗「鋼太郎さんくらいの年になったら、凄い俳優になってるよね」
吉田「・・・・」
小栗「あれ、いつもここでつっこんでくるのに」
吉田「ちょっとね。実は不安も感じているんだよね。まあ、そのころ俺はいないと思うけど」
これは追いつかれる恐怖というと大げさですが、それだけ小栗くんの能力を認めたような発言だったので、とても嬉しかったです。
◎エアロンは自分で志望した役ということについて。自分の中で一番感動した舞台だったので、参加したいと自分から申し出た。
◎カーテンコールの時、タイタスがエアロンの裾を踏んづける理由。これが今日は思いっきり、踏んづけてました。エアロンの上着がマントのようになっていて、それが凄く長くて、引きずるようになっているんですね。多分、出演者の中で、一番長い裾じゃないかと思うんですが、それはそれは長身に映えて格好いいんですが。その裾を踏まれると、小栗くんが仰け反る感じになります。
吉田「小栗くんを見に来たお客さんに少しでも長くみせてあげられるようにって・笑」
小栗「うそだ、コケさせようとしてるだけでしょ」
◎イギリスへの抱負。小栗「これから地方公演もあって、日にちもあるので、なんとか喉を直したいです。」
吉田「少し掠れても、俳優としては気になるんだよなあ」
小栗「お医者さんからは、こうやって喉をつぶして、鍛えていって、舞台用の声が出るようになるんだよと言われているんですが」
舞台はエアロンの最初の長台詞のところで、凄く響きわたるいい声になったなあって思って、今日もそう思ったんですが、かえって、アフタートークのマイク越しの声の方が掠れている感じがしました。大事にしてほしいですよね。
◎最後は皆さん、お辞儀で、去って行くところで、鋼太郎さんがハンカチ?を忘れてしまったことに、小栗くんが気がついて、三人で和気あいあいと退場してました。
笑い声の絶えない、時々お客さんからの拍手も起こって、松岡さんの「旬くん」という呼び方がお母さんのようだなあとか、吉田さんとはすっかり気心が知れたいいコンビだなあとか、小栗くんはとてもリラックスした感じで、格好よさげの普通のお兄ちゃんっていう雰囲気でした(笑)。
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