少し太陽が顔を出してきました。
実は私が観た「タイタス・アンドロニカス」の公演の時に、
ちょっと印象的な場面があって、今でも思い出すんですが。
それは4月23日のカーテンコールの時、3回、カーテンコールがあったんですが、
小栗くんは2回目まで、なかなかエアロンが解けませんでした。
それが3回目にオールスタンディングオベーションになって、
その時、鋼太郎さんが小栗くんへ(ここからは私が感じたことなんですが)、
「ほら、お客さんの拍手をしっかり見てごらん」というように、
目くばせをしたように思えて、
それからふわっと、小栗くんに笑顔が広がったんですね。
まだ初日が開けて、3日目ということで、
小栗くん自身も不安とかがあったのかなあって、
硬い表情の小栗くんの、笑顔が広がる瞬間が、
とっても綺麗だったなあって思い出しています。
私が経験したスタンディングオベーションは3回。
「お気に召すまま」の時は、何しろ初めてで、
皆が立っているので、喜んで立ちました(笑)。
「間違いの喜劇」名古屋の大楽の時は、
もう感激して、立ちたくて立ちたくて、隣のお姉さん?と、
2回目から早々に立ってました。
3回目に全員のスタンディングオベーションになって、
若いお嬢さん方はもちろんですが、
初老の男性の方とかが、立ち上がって一生懸命拍手をしているのを見ると、
感動してしまいますよね。小栗くんの晴れやかな、でもほっとしたような、
優しい笑顔も印象的でした。
それから先ほど書いた4月23日の「タイタス・アンドロニカス」。
会場全体が浮き上がるような感じで、わーっと立ち上がって、とても感激しました。