雨はあがったんですが、曇り空です。
新聞に「女性自身」の広告が載っていて、小栗くんの名前があったので、
見てきました。白黒1ページの中に、三人載っていて、その一角。
湾岸ミッドナイトのときの装いで、花粉症の話が載っていました。
そしてまたまたやべさんのブログ。今回は、嬉しい写真でしたね。
皆の思いが小栗くんに少しでも届いたと思うし、
やべさんから、守りますから!という力強い言葉もあって、
笑顔の写真もよかったですね。少しは好転したでしょうか。
このまま気持ちよく、いい作品になるよう、撮影が進むといいですね。
今日の「オールナイトニッポン」はお休みですね。
小栗くんも休めるし、私もよく寝られるし(笑)、いいんですが、
今はこれだけが楽しみなので、やっぱり寂しいですね。
その「オールナイトニッポン」で小栗くんがよかったと絶賛していた、
「コリオレイナス」録画してあるものを、やっと見ました。
では、ここからは内容に触れますので、読みたい方だけお願いします。
やはり将軍物なので、男性が好きそうな物語ですね。
これはイギリスで公演される作品なので、
去年、やはりイギリスで公演した「タイタス・アンドロニカス」は、
わざと日本風なものを、排除した作品になっていましたが、
今回は衣装も、舞台装置も存分に日本風なものが使われていました。
前にメイキングで、蜷川さんが、歌舞伎の手法を取り入れたという、
次々に、大きな襖が左右にひらいて、奥の絵が映し出される様子は、
胸がすくように、とても綺麗でした。
蜷川さんがよく使う通路でのお芝居は今回はなくて、
最初に緞帳が下りているのも、珍しいなあって思いました。
内容は、シェイクスピアは、何百年も昔から、
人間観察が凄いなあって思って観てました。
実力があっても、性格が災いして、なかなか上に登れない人っていますよね。
まさにそれが、唐沢さん演じる武将コリオレイナスで、
「高潔」という言葉がよく使われていましたが、
役職に付くために自分を折ることが出来ないという人でした。
その母親役が、白石加代子さんで、やはりメイキングで、
私はこのセリフが好きと仰っていましたが。
「別に自分の信念に従うことはないし、心情を吐露する必要もない。
ただ舌が丸暗記した言葉を言えばいいのです。
そういう言葉はいわばお前の本心が認知しない私生児みたいなものだもの。」
お母さん、必死です(笑)。だって有り余る実力があるのに、
少し、本心と違う言葉を言って、民衆に認めてもらえばいいのに、
それがどうしても言えない。こんなに息子はりっぱな働きをしたのに、
名誉の職につけない。母と息子の関係はなかなか濃く描かれていました。
民衆があっちについたり、こっちについたりするのも、
いつの世も同じだなあって思いましたし、
結局、追放されてしまい、宿敵である人のところへ行くのですが、
救ってあげるふりをされて、そこでも利用されてしまい、
結局その人の手にかかり殺されてしまいます。
でもその人は、コリオレイナスのことを、
本当は羨ましいと思っていたのかなっていう感じも、どこかうかがえました。
実力があって、傲慢で、お世辞が言えなくて、プライドが高くて、
でもなんだか嫌味な感じではなくて、不器用な人なんだなあとか、
コリオレイナスの言葉の方が真実だと思えたことは、たくさんあって、
高潔に生きるということを貫いたコリオレイナスだったんだなあって思いました。
唐沢さん、まっすぐな役がよく似合ってました。
舞台は全面に階段があって、ガラス張りの舞台全体を覆うような扉が下りてきたり、
紀元前5世紀の戦乱のローマ。高潔な武将、コリオレイナス。
戦闘シーンも多く、迫力のある舞台でした。