風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

真実を見極める瞳

今日は朝から雨になりました。
5月3日の日記に、携帯のサイト、「集英社ノンフィクション hippopo」のことを、
書きましたが、私は登録しなかったので、
1回目のインタビューしか読んでいないのですが、
ご好意で2回目のインタビューを教えていただきました(ありがとうございます)。
ちょっといいことが書いてあったので、書き出してみますね。
花沢類役で、人気が出て、でも客観的に自分のことを、
観察している感じですね、と言われて。


小栗「そうですね。嬉しいことですけどね。注目されることで、できることも増えるし。」
・・・・「できること」と言うと?
小栗「この世界、結局、ある程度、認知されていたり、知名度がないと、
   何も始まらないだろうといった目で見る人たちっていると思うんですよ。
   そういう人たちに対しては、仕事をしていく上でも、よかったなと。」
・・・・「花より男子」は、ブームになったほど人気を集めただけに、
   渦中にいて、考えさせられることも多かった?
小栗「こんなにひとつの作品でカンタンに周りの反応が変わるってことあるんだと、
   思って、「自分がしっかりしてないと、おかしくなっちゃうぞ」っていう、
   危機感を持ったというのはありますね。
   世の中の流れって、あっという間に変わるものだっていうのは、
   意識していようと思っています。
   あと、共演者との関係で言えば、「花より男子」は2クールできたので、
   またすごく仲良くなって。それはすごくうれしいですね。


凄いですよね。さすが小栗くん、って思いました。
なかなか分かっていても、その渦中にいると難しいこともあると思うんですよ。
ちゃんと冷静に見ていて、素晴らしいなあって思います。
前からときどき、感じていたんですが、小栗くんはよくも悪くも、
商業的ではない部分がありますよね。
もちろん職業としているんですから、商業的に成り立たたないと、
いけないんですが、そこに少し抵抗しているというか、
志がもっと高いところにあるというか、
それは青い部分かもしれないけど、でも、だから清々しい部分でもありますよね。
「メイキング・オブ・間違いの喜劇」の中で、蜷川さんが、
「基礎的なことをやっていないと表現者は長生きしない。
それをやっていないとメディアや、観客に食い荒らされ、捨てられる。
そうならないために、小栗に基礎的栄養を与えてるんだ」と仰ってましたが、
ちゃんと基礎的栄養が与えられて、真実を見極める目が、
養われているんだなあって思いました。