風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

結局、僕は芝居が好き

よく晴れましたが、風が冷たいです。
本屋さんへ行ってきました。
皆さん、お薦めの「BARFOUT」が、これで本屋さん3件回ったのに、
ありませんでした。また方法を考えます(笑)。
まず「non-no」
カラー2ページ。
全体的に白い雰囲気の写真で、毛羽立ったふかふかの白いカーペット?に、
座っていて、注目すべきは「CLOSE-UP」の写真の数々。
指先、首元、目、眉、睫毛、足先・・・と細かい写真が載っています。
足の指も長いんだと思ってみたり(笑)。
インタビューは、「クローズ」について、今の状況について。
「・・・でも一方で、忙しい環境で集中して出す感情や表現が、
今の自分の芝居につながっている気もしてて。
その結果、いい仕事に出会えているんだから、
幸せなことですよね。結局、僕は芝居が好き」
この結論は、他の雑誌にも書かれています。


「ピクトアップ #49」
写真は、小栗くんと山田くんで、カラー4ページ。インタビュー、2ページ。
あのさい芸で、蜷川さんと対談したときのような、後で結んだ髪。
アップの写真は、みつめる目の力が相変わらず、強いです。
インタビューは、「自信という大きな変化」というタイトルで、
「クローズ」について、その原動力になったもの、三池監督について。
ちょっと面白いなと思ったのは、「両親がすごく映画が好きだったので、
子供の頃から、たくさん観てきて、かっこいいと思った立ち姿、煙草の吸い方等、
どこか記憶に残っていて、似たようなシチュエーションになると出てくる」と、
いうところ。なるほどと思いました。
小栗くんは所作、仕草が、綺麗だなあって思うことが、よくあるので、
そういうところからも来ているんだなあって思いました。
それから、今の状況について、仕事への姿勢について。
・・・肉体的、精神的にキツくなって〜そんなときはどうやって、
乗り越えるんですか。
「わめいたり、泣いたり、いろいろしてます(笑)」
・・・そこをコントロールできているのはどうしてでしょう。
「芝居が好きっていうことだけだと思います。どんなにムカついても、
しんどくても、『本番!』っていわれたら、気持ちよくなれる」
「本当にここ1、2年くらいで自信はついたと思う。それが自分にとっては、
ひとつの大きな変化。その自信が今度は鼻につかないように、
目の前のことを一生懸命やるしかないと思っています」
いつものように正直に話してくれて、彼は感情が豊かで贅沢ですよね。
そしてちゃんと多角的な目を持っていて、まわりがよく見えていて、
やはり頭のいい子だなって思います。
三池監督からの「ああ見えてやんちゃですからね」から始まる言葉も、
とても小栗くんのことをよく分かってくれていて(しなやかな肩のラインとかいう、
言葉もでてきます・笑)、大きく包んでくれている感じがして嬉しかったです。


「CUT 2007 11 NO.220」
写真、カラー4ページ。インタビュー、2ページ。
3冊の中で、この写真が一番好きです。
真っ黒の背景の中、その背景に溶けそうな色のシャツとズボン。
もう一方は、素肌に赤いニットのベスト。赤紫の光に照らされ、
その黒髪と、肌と素足が、どこか艶めかしく、
この目に会いたかったという目をしています。
特に、63ページの、みつめられているようで、もっと遠くをみつめているような目と、
64ページの、冷ややかで繊細な少し挑戦的な目。
いずれも会いたかった目でした(笑)。
インタビューは、「クローズ」撮影中のこと、
マネージャーさんとの攻防が、面白かったです。
そしてやはり最近の状況について。質問の仕方がなかなか良いので、
深い答えがかえってきてます。
「うん。なんかいろいろ一周したんですよね。世間の目を気にしたり、
かっこつけたり、ちょっと芸能人ぶってみたり、いろいろした結果、
なんか初心に返ったのかな。自分は芝居が好きだから芝居してるんだし、
なにか文句を言われても、“俺は楽しかったんだからいいんだ”と、
言ってやろうという感じに立ち戻りました」
・・・それはいつ頃立ち戻ったんですか?
「・・・3週間くらい前かなあ」
3週間くらい前って、いつのインタビューかはちょっと分かりませんが、
結構、最近ですよね。
“いろいろ一周した”というのも、実感がこもっているし、
小栗くんは感情豊かなところもありますが、理論的なところもあるので、
自分を納得させるための葛藤とか、
この状況の中、心の、気持ちの持っていき場所を探すのが、
大変だったろうなあって思います。
こんな私でも、これがブレイクすることなのか〜って思いましたから(笑)。
まだ数ヶ月前までは、雑誌の表紙を飾って、嬉しいって思っていたのに、
今はどれもこれも表紙になって、過去の出版物は、増刷、
出てくれるといいなあって何年も思っていたドラマは、あっさりDVD化、
チケットは、それこそプラチナチケットになって、
これほどの変化があるって凄いですよね。
この渦中にいるのですから、大変じゃないわけないですね。
それも今までどおり、どれも丁寧に、真摯にやる人なので、
そこでも葛藤があったんだなあって思います。
でも「クローズZEROは自分を白紙に戻してくれた」と書かれていたように、
そういうときに三池監督と出会ったり、
やはりお芝居の神様は、彼についてくれていると思うので、
より自由に考えることが出来るようになったと書かれていましたし、
私たちは、彼の生み出した作品を、純粋に楽しませてもらおうって、
あらためて思いました。