風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

クローズZERO 感想

雨の一日でした。
Ruriさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
こちら東海地方で、今夜の深夜、1:55〜2:25
IMPACTに「特集小栗旬登場」と書かれています。
これは楽しみですね。是非、見たいです。


そしてBBSより。
あこさん、Makiko さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
東京国際映画祭」の「クローズZERO」のトークイベントの写真、たくさん見られます。
http://mainichi.jp/enta/mantan/graph/manga/20071026/index.html
ゆいさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
そのトークイベントと、舞台挨拶の様子、動画で見られます。
http://www.tiff-jp.net/report/daily.php?itemid=356
http://www.tiff-jp.net/report/daily.php?itemid=355
すーこさんさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
11月2日発売の「シアターガイド」に、カリギュラ、インタビューが掲載されます。
演劇専門雑誌なので、楽しみですね。


今朝の「王様のブランチ」は、ウエーブした黒髪、黒縁メガネ、
白いインナー、黒いシャツ、黒いパンツの小栗くんでした。
舞台挨拶の前で、立ったままのインタビューで、それゆえ、
蹴るアクションシーンの話をするとき、足を指差しながら話していて、
そのスラッと長い足も映って、また素敵でした。
あのワインレッドのネイルもちらちらして、色っぽかったです。


そして「クローズZERO」観てきました!
こちらの映画館では、一番大きなスクリーンでした。
若い男の子、多かったです。女の子も。その中を強行突破してきました(笑)。
映画館の売店に、映画を観る前には、
何体もあった春道くんのフィギュア(高い・笑)が、
映画を観て出てきたら、ほとんどなくなっていました。
「クローズ」のグッズコーナーは、女子高校生が、いっぱいでした。
そして映画は、滝谷源治、格好よかったです!
みんなが格好よかったです。映画全体が格好よかったです。
苦手分野の映画なので、どうかなって思っていましたが、
熱い気持ちは充分伝わってきて、本当に清々しい気持ちで帰ってこられました。
拳で語り合う男の子同士、羨ましいって思いました。
それでは、感想を書きたいと思います。
ネタバレになりますので、読みたい方だけお願いします。

















映画 クローズZERO     三池崇史監督作品
                   滝谷源治   小栗旬
                   片桐拳     やべきょうすけ
                   芹沢多摩雄  山田孝之


まず滝谷源治が小栗くんである理由がよく分かりました。
何度、やべさん演じる拳さんに、感情移入したことか。
「お前と出逢わなきゃ」「お前は俺にとって夢なんだよ」
夢を託されるもの、託すものの差が切なかった。
源治は夢を託される人物で、みんなのトップを走るべき人物で、
そして愛される、みんなから命をかけて守られる人物でした。
だから小栗くんなんだって思いました。
そういうカリスマ的な、でもまだ荒削りで、かつ愛すべき部分もあり、
可愛い部分もあり、へこたれず向かっていく精神力と、
そして皆を思いやる気持ちも、仲間を思う気もちも、
だんだん芽生えてきて、成長していく源治。
とても格好よかったです。そしてときどきゾクッとするほど美しい源治でした。
源治はその長身と、長い手足と、立っているだけで、
歩いているだけで、目を奪われました。
殴るシーンもそのスピードが凄く速くて、とても格好よかったんですが、
殴られるシーンも、こちらも胸が痛いほどリアルだったんですが、
何故かとても色っぽかったです。
あの高岡くん演じる伊崎へ向かっていこうとして、袋叩きにされるシーン。
ボロボロになっていく様が、セクシーで美しく、
背中から数人に抱え込まれ、殴られて、仰け反る顎の線、首筋、
ぐったりしていく長い手足、泥だらけになって、それでも立ち上がろうとする源治。
伊崎に担がれた長い足も、目を引きました。
その様子を見て、仲間になることを決意する伊崎。
二人でひとつの火から煙草を吸うシーン、素敵でした。
雨中の決戦、源治と伊崎、背中合わせのシーン、心掴まれました。
ひとり、またひとりと源治の仲間になっていく様が描かれていきます。
そして映像がとても綺麗でした。
綺麗というのは、青い海、白い雲みたいな綺麗さではなくて、
灰色の空、校舎の落書き、廃墟、降りしきる雨。
すべてに統一感があって、美術的で、
源治の黒い学ランにちらりと見える赤のような、
それはあの土砂降りの雨の滴が、後から後から、
流れ落ちる源治の黒髪と、その顔に滲む血の色のような、
絵になるなあって見ていました。
あの雨粒まで、キラキラと光っていて、映像的にも、すごく惹きこまれました。
もちろんそのアクションシーンが、とても迫力があって、
スピード感があって、それから場面転換も凄く気持ちがいいというか、
あの予告編そのままの、気持ち良さがありました。
音楽もたっぷり使ってあって、思ったより、ポップな作りだなあって思いました。
コミカルな場面もたくさんあって、飽きさせずに、見せてもらえます。
まっすぐな熱い気持ちと、卑怯なことはしない、
みんながそれぞれ思いやる仲間がいる。挑戦していくことがある。
不良映画なのに、嫌な感じがなく、爽やかに見られる映画でした。