風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

美しい転校生

よく晴れましたが寒い日になりました。
「クローズZERO」の新作のHP で、
「クローズZERO」、1、2 の映像を見ることが出来ます。
「クローズ EXPLODE」の「X」のところをクリックしてみてください。
【 クローズ EXPLODE HP 】
滝谷源治、懐かしいです。やっぱり格好いいですよね。
私は「1」の方が好きです。
なんて美しい転校生なの〜って(笑)、
源治のカリスマ性がより感じられるのは「1」の方かなと思います。
しかし小栗くんの「クローズ」はやはり三池監督ありきですよね。
美しい男の子をより美しく撮ることで定評があるとも聞いたことがありますが(笑)、
どんなに袋叩きにされようと、無鉄砲に暴れようと、
灰色の空、校舎の落書き、廃墟、降りしきる雨を背景に、
まだ細い身体と持て余すような長い手足、糸のように乱れる黒い髪、
襟の赤色、赤い血、白いベルト、白い肌。
スローモーションの雨粒の中、髪をかきあげる細い手首とその瞳、
源治の美しさに、ぐっと心を掴まれました。
「クローズZERO」のDVD もよかったです。


【 amazon.co.jp クローズZERO プレミアム・エディション 】 


「特典ディスク」
メイキング・オブ・クローズZERO・・・約74分
プロデューサー山本又一郎インタビュー・・・約12分
公開記念特番・・・約25分
完成披露試写会舞台挨拶・・・約6分
第20回東京国際映画祭・・・約8分
日舞台挨拶・・・約8分


「メイキング・オブ・クローズZERO」
撮影初日からクランクアップまで、カメラが追っていきます。
まず三池さんの言葉が印象的でした。
三池「意気込みはない、ない。あははは。そんなに青く、若くないよ。日常ですから」
これはかえって凄い言葉ですよね。
いろいろな監督さんの言葉を聞くたびに、
この三池さんの言葉を思い出します。
中央に「芹沢多摩雄」と書かれた壁を見上げて、煙草を吸うシーン。
三池「敵が凄いもので、勝てないものに、向かっていくときが、
    一番綺麗なんだっていう。それだけが伝わればいいかな」
傍らで何度も頷く小栗くん。
これは物凄くよく分かりますよね。そういうときの綺麗さというか、
源治はそういう綺麗さを体現している主人公だと思います。
伊崎と対峙して、袋叩きにされるシーン。
撮影が始まって初の本格的アクションに、悪戦苦闘している小栗くん。
何度もやるので、蹴られる役の人に、謝ったり。
小栗「難しいですね。アクションは」
三池「その前にくらべると今のはぐっと良くなって、OKなんだけど、
    これだけよくなったっていうことは、
    次はここまでいくんじゃないかなということで」
小栗「はい」
小栗「すみません(まわりの方々へ呼びかけるように)、
    皆さん、時間かけてしまいまして」
三池「いやいや、そのために撮影やってる」
小栗「回し蹴りくらい出来ないで、どうすんだよ(独り言のように)」
そしてOKが出ました。
小栗「ありがとうございました!」
こういう場面もそうですが、三池監督が想像していたより、ずっとソフトに丁寧に、
その役者さん自身の気持ちも汲みつつ、
もっとその力を出させるようにしていくんですよね。素晴らしいなあって思いました。
そして小栗くんも、謙虚に受け止めながら、まわりに気遣いも忘れず、
どんどん良くなっていく様が凄いなあって思います。
次の日もこのシーンの撮影が続きます。
小栗「身体中、くそ痛いっすよ。はは」
どうやら雨まで降ってきて。
一室。小栗くんは傷のメイクをしてもらいながら、側に高岡くん。
小栗「ちょっと蒼ちゃん、雨、止めてきて」
高岡「蒼ちゃん、今日ね。止めるね、あれをもってきてないんだ。
    ホテルに置いてきちゃった」
小栗「置いてきちゃった?ホテルにはあるんだ」
高岡「ある」
小栗「昨日は持ってきてた?」
高岡「冷蔵庫に入れてある」
小栗「冷やすの?あはははは」
“ちょっと蒼ちゃん、雨、止めてきて”〜これを聞くために何回も見ました(笑)。
凄く可愛いですよね〜。それに乗っかってくれた高岡くんも可愛いです。
そしてそのシーンの撮影は終了。
最後はアクションコーディネーターの方にも誉めてもらっていました。


袋叩きにされるシーンは、仰け反る顎の線、首筋、目を閉じた横顔、
ぐったりしていく長い手足や虚ろな瞳が色っぽくて、
このシーンも何回も観ました(笑)。
ここで鍛えられたアクションが、今度は「ルパン三世」で役立ちそうですね。
軽やかででも大人の色っぽいルパン、期待しています。