風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

カリギュラ 大楽 感想

気持ちよく晴れました。
「ズームイン」見ました。「サーフズ・アップ」のジャパンプレミアのときの、
小栗くんだと思います。山田優ちゃんと、ふたり座って、
インタビューを受けていました。
手にもった、ズームインのマスコット「ズーミン」を、
ぐにゅぐにゅといじっているところが、可愛かったです。
来年は休みたいという話を、とにかくしていました。
その「ズーミン」の吹き替えを、全然気持ちを込めずやっていて(笑)、
そのまま二人で、笑っていたところも可愛かったです。
「コナン」ドラマSPの日は、朝から「ズームイン」に出る予定のようですよ。
カリギュラ」の感想を、10日、11日のコメント欄にて、りこママさん、
みほさん、あおぴかさん、panton さん、@ko さん、keiちさん、あとむさん、
minharuno さん、jyojyo さん、ゆっちさん、mizuki_y さん、
なっこさん、どんちんさん、maricci さん、風花さん、
aqua さん、みいママさん、sero さん、なおさんが、書いてくださいました。
ありがとうございます。読んでみてくださいね。
本当に素晴らしい舞台でしたよね。
恋蓮さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
木俣冬さんのブログ。「カリギュラ」大阪ラスト2日について、書かれています。
http://blog.livedoor.jp/kamitonami/
「プラスアクト」楽しみですよね。
いつもの若村さんのブログにも。このバングル、いいですよね。
http://www.syunca.com/private_cafe.cgi#
本当に最強のカンパニーでした。
そしてそう言ったのは、小栗くん。小栗くんの携帯サイトも更新されていて、
「物を食べても美味しいと感じない日々で、終わってからは突然美味しいです」
「あの人にあえて良かった。色んな人生を考えさせられた」という言葉が、印象的。
そして「最強のカンパニー」「最強の芝居」とも書かれていました。
本当にそうですね。


昨日は、カーテンコールの様子を主に書いたので、
カリギュラ」最後の舞台の感想を少し書きたいと思います。
本当に素晴らしい舞台でした。ここに完成される、かつ魂のほとばしるような、
心に迫ってくる舞台でした。
そしてやっぱり私はこのお芝居が好きなのです。
3回目も、ラストにかけて涙が止まりませんでした。
小栗くんが本当に、カリギュラで、そのカリギュラ自身に、
彼の手の中に、その舞台の空気を、風を、波を、支配する鍵は、
握られているんだって、改めて、思いました。
堂々としたタイトルロールでしたよね。
舞台でひとりで演じるところは、今更ながらに多くて、
その身体全体の表情に、声に、翻弄され、ものすごく惹きこまれました。
昨日は、カリギュラこそが正気ではないかと思ってしまいました。
あんなに純粋に、物事に向き合ったことがあるだろうか。
私はあの貴族達と一緒で、薄っぺらな人種なんだって、
カリギュラを羨ましいとさえ思いました。
そしてやはりとても美しい台詞、深い台詞がたくさんあるのです。
カリギュラが突き抜けるところの台詞も好きなんですが、
うずくまり、抱きしめられ、弱さを見せるところも好きです。
その強さと弱さがいつもカリギュラには交互にやってきて、
それに引き寄せられて、離れなくなってしまいます。
台詞がうろ覚えなので、wowowで見たら、
そのシーンごとに感想を書きたいです(笑)。
ただあのカリギュラが優しく呼びかけるとき、
「シピオン・・・」「エリコン・・・」「ケレア・・・」「セゾニア・・・」の声が、
本当に優しくて耳に残っていて、そして助けを求めているようにも聞こえてきました。
前に「間違いの喜劇」の大楽を観たときは、
ああこれで、生でアンティフォラスは、観ることが出来ないんだって思ったのですが、
カリギュラ」も当然、そう思った部分もあるのですが、
もう一方で、すごく苦しい役だったので、これで小栗くんは、
カリギュラから開放されてよかったのかなって思いました。
エリコンの、シピオンの、ケレアの、セゾニアのそれぞれの愛は、
いつも心に響きます。
最後セゾニアの愛は、なだめるように、説くように、無償の愛、献身的な愛でした。
カリギュラにはしっかり届いていましたよね。
だって、それはもう自分の最後を知っているカリギュラにとって、
セゾニアを残すことは、敵によって、無残に殺されること。
カリギュラの手によって殺される方がより幸せだったと、
どこかで判断したのではないかと、昨日は思ってしまいました。
でも違う、やはり孤独を完成させるためだったのでしょうか。
それからの自分自身に問いかけるところが、とても苦しくて苦しくて、
涙を止めようもないのですが、凄く好きなシーンです。
このシーンのために、あの鏡張りの舞台装置があるかのように、
そこ、ここに、カリギュラが現れ、カリギュラ自身を追い詰めます。
3回観て、3回ともいろんな感情が浮かび上がって、深い作品だと思いました。
理解する、しない、きっとすべては理解できないと思いますが、
このカミュの「カリギュラ」に出会えて良かった。
それを表現したこの最強のカンパニーに出会えて良かった。
そして小栗くんがカリギュラで本当に良かった。
純粋さゆえ、破滅へ向かっていくカリギュラ、とてもとても美しかった。
魅力的でした。凄い舞台でした。
この舞台に出会えたこと、幸せに思います。