風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

ボンビーメン 第5話

風が冷たくてとても寒い日になりました。
ほのじさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
ニナガワ・スタジオのHPが更新されていて、
装置家の中越司さんの「カリギュラ」編が、UPされています。
http://www.ninagawastudio.net/interview/J-Tsukasa%20Nakagoshi.html
とても興味深い内容です。


“戯曲には(装置に重要性はない〜)
哲学的な内容の戯曲を、言語でない見せ方をしたいと言われたんです。
演出家は、主演が若い小栗旬君だからということもあって、
若者の多い街・渋谷をイメージしたようです。当然インパクトも狙って。
サイバーパンクとでも言うような新世界な感じを出そうと思いました。
中央の鏡だけ9枚の正方形の鏡のはめ込みにして、公演のたびに割れたものだけ、
取り替えるようにしました。厚すぎると割れないし、薄すぎるとたわんでしまうので、
ほどよい厚みを探しました。割れた時に、小栗君のほうに破片が飛ばないように、
鏡の後ろは板で補強しないで、椅子が突き抜けるようにしてあります。
ストーンズのライトがかわいいですね。
蜷川さんは「全部やれる?」と聞いた後で、
「他の仕事も受けていいからね」なんて言うんですよ(笑)。”


いろいろと裏方のことがよくわかりますよね。
若い小栗くんだから、あのネオン管の装置になったんですね。
当然ながら、安全性も考えなくてはいけないし、大変なお仕事です。
でも蜷川さんとの関係は、相変わらずこんな感じなんだなあって思いました(笑)。
蜷川さんの舞台は、舞台装置も、衣装もとても美しくて、
大胆なんですが、品があって、舞台全体が絵のようで、
色合いもとても綺麗ですよね。
カリギュラ」も、五面の鏡と、色とりどりのネオン管が、美しさと猥雑さと、
そして白、黒、グレーといったシンプルな色の衣装に映えていました。
カリギュラが憔悴しきって現れたとき、エリコンが、ライトをつけるところが好きです。
一気に明るくなり、あの舞台装置が、一斉に目に飛び込んできて、
カリギュラの気持ち、エリコンの気持ちがあらわになるような、
いつもドキッとしました。


さて「ボンビーメン」第5話、見ました。
オールナイトニッポン」で八嶋さんが、「全9回」と言っていたので、
ちょうど折り返し地点ですね。
今回は、何故一美くんが、ああいう性格になったのかがわかりました。
なんだか一美くんの顔を見ていると、可哀想になってしまいます。
強い子なんですけどね。
この一美くんでどこまでいけるかなあ。オムオムさんに屈しないでほしいです。
今回、可愛かったところ。
デコピンされたところ。
「もうしばらく泊まるね」「え・・・」
「あのさのさ」
「どんなに忙しくても一美さんの話なら聞ける僕です(ハート)」
「なんで。なんの話してたの」
お母さんの隣でまるまって寝ているところ。
引田さんが妙に手編みの帽子が似合ったところ。
「母ちゃん、ごめんな。あんまり相手してやれなくて」のときの、
うつ伏せになって、足ぶらぶら。
そして今回はお母さんと息子の回でしたね。
いろいろと両方の思いが伝わってきて、辛いような、心温まるような(笑)。
「何やってんだ、俺は」
小栗くんは、いろいろ伝わりすぎて、なんていうか、
感情を持っていかれしまうので、大変です(笑)。
類のときも、背中に羽根がある役だなあと思ったのですが、
一美も、背中に羽根のある役ですよね。
背中に羽根のある子は、地球上ではなかなか生きにくいと思います(笑)。