風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

雪のバレンタインデー

雪は朝からしっかり降っていて、一面銀世界でしたが、
午後からは雨に変わって、溶け始めています。
皆さんのところは大丈夫でしょうか。どうぞ気をつけてくださいね。
今日は日本中、雪のバレンタインデーですね。
この雪の中、小栗くんにチョコレートはたくさん来たかな。


さて舞台「カッコーの巣の上で」も気になりますし、
「お家さん」も「BORDER」も「ルパン三世」も気になりますが、
今日はなんといっても、羽生選手!
ソチオリンピック、男子フィギュア、
ショートプログラム、101.45 という史上最高得点を出して、
首位に立ったということで、素晴らしいですよね。
華麗さとしなやかさそして力強さが感じられるプログラムだと思います。
彼のジャンプは本当に美しくて、心掴まれます。
フリーも力を出し切って、最高に良い演技、期待しています。
応援しています!


さて以前「カリギュラ」がさいたまネクスト・シアターによって、
上演されると書きましたが、蜷川さんのインタビューが載っていました。
少し小栗くんのことも書かれています。
【 蜷川幸雄が成長著しい若手俳優たちろ新演出で挑む、さいたまネクスト・シアター最新作「カリギュラ」インタビュー 】


彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督でもある蜷川幸雄率いる若手演劇集団、
さいたまネクスト・シアターの第5回公演は、
『2014年・蒼白の少年少女たちによる 「カリギュラ」』だ。
溺愛する妹の死をきっかけに暴君と化していく、
若きローマ皇帝カリギュラ
フランスの小説家で劇作家でもあるアルベール・カミュ作のこの戯曲は、
蜷川演出で2007年に小栗旬主演でも上演されている。
しかし今回はガラリと趣向を変えてまったくの新しい演出で挑むという蜷川に、
インタビューを敢行!作品への想いを聞くとともに、
稽古場の様子も見学させてもらった。


蜷川 『カリギュラ』は以前にシアターコクーンで小栗(旬)主演で、
    やったんですが、今回はあれとはまったく違う演出で上演します。
    小栗もがんばっていましたけれども、
    今回のほうがよりよくなるんじゃないか(笑)。
    ま、あえて言っちゃいますけれども。ハハハ。
ーーじゃ、小栗さんが悔しがるかもしれませんね。
蜷川 怒るかもしれないね(笑)。今回はほとんどセットを使わず、
    とにかく演技だけで勝負です。
    それで美しく、かつ繊細にやろうとすると、
    結構な腕力が必要になるんですが。
    だけど本当にまったく違う作品みたいですよ、
    自分でもこんなに変わるんだーと思うくらい。
    ま、演出ってものがいかにいい加減かってことでもありますけど。


蜷川 狂気があって、世の中の常識とはまったくハズれてる人を演じるわけだから。
    前回演じた小栗が健康体だとしたら、
    今回の内田は明らかに病んでいるタイプなので、
    それだけでもまるで違う印象になるだろうな。


蜷川 プロデュース公演での仕事は派手でわかりやすくして、
    お客さんに届けているんですが、今回の公演の場合は、
    もう少し難しいことを趣味的に語ってもいいかなあと思っているんです。
    だからある意味、自分がやりたいことを、
    本音でやっているところがあるかもしれない。
    それとね、若い時からこの戯曲は読んでいて、
    実は自分でやりたかったんですよ、俳優として。


小栗くんが悔しがるようなことを笑いながら言うところが、
蜷川さんらしいなあと思いました(笑)。
そうか、小栗くんのカリギュラは健康体のカリギュラだったのですね。
そして蜷川さんがやりたかった役だったという言葉が、
なるほど、それで思い入れが強いんだなあと思いました。
衣装はまわりの人たちが赤で、カリギュラが白。
それだけでも印象が違います。
訳は岩切さんなので、台詞は同じですよね。
岩切さんの訳、好きなので、観てみたい気もしますが、埼玉は遠い(笑)。
またも wowow に期待したいです。


セゾニア(礼拝の言葉)「この世に真実はないというこの世の真実を…」


カリギュラ「人は運命を理解できない。だからおれは自分を運命にしたてあげた。」


エリコン「美徳の小売店を経営しているあんたたちが、
      若い娘が恋を夢見るように、安全を夢見てる。」


シピオン「そうしましょう。僕はあなたを理解したような気がするんです。
      あなたにも、あなたとそっくりな僕にも、もう出口はありません。
      僕は遠くへ出発します。このことすべての理由を探しに。
      お別れです、愛しいカイユス。全てが終わったとき、
      忘れないでいてください、僕はあなたを愛しました。」


カリギュラ「わからない。おれには、この上なく恐ろしい意識だけがある、
       この恥ずかしい優しさは人生がおれにたったひとつ与えてくれた、
       純粋な気持ちという意識だ。」