風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

綺麗に咲かせて

今日もいい天気です。
ちまたでは、花沢類が始動して、「花より男子」のDVDでも見るべきところですが、
何故か私は「クローズZERO」のDVD(あのチケットと一緒に買ったもの)を、
見てしまいました(笑)。
あの当時、小栗くんは、茶髪の花沢類のままで、衣装あわせをしていたり、
山田くんと、嬉しそうにアクションの練習をしていたり、
相変わらず、やべさんの髪をいじったりしている(可愛いです・笑)内容なのですが、
裏方さんの仕事も紹介されています。
「クローズZERO」は丁寧に作られていた映画でしたよね。
そして美しき不良、滝谷源治でした。
私としては「クローズZERO」の映像自体が、とても綺麗だと思います。
映画を観た2007年10月27日の日記には、こう感想を書きました。


そして映像がとても綺麗でした。
綺麗というのは、青い海、白い雲みたいな綺麗さではなくて、
灰色の空、校舎の落書き、廃墟、降りしきる雨。
すべてに統一感があって、美術的で、
源治の黒い学ランにちらりと見える赤のような、
それはあの土砂降りの雨の滴が、後から後から流れ落ちる、
源治の黒髪と、その顔に滲む血の色のような・・・


監督の三池さんが、美術の林田さんの意地を感じると仰っていましたが、
あの校舎の落書きについても、パンフレットに、
“極力黒ベースに赤がちょっと入っているくらいで他の色は一切使っていない。”と、
書かれていて、だから統一感があったんだと納得して、他にも、
“校内暴力がファンタジーに感じられるようなものにしたいという願望があったんです。
リアリティがあるとしても現実のベタベタ感はやめてあくまでも男と男の世界を、
そういうところからはみ出した要素はなるべく排除していこうと思いましたね。”
こういうところからも、爽やかな不良映画になったと思いますし、
やはり美術に対して、それこそ意地もあるし、誇りもあるし、職人気質というか、
心意気を感じますよね。
映画「花より男子ファイナル」については、
どうしてもドラマから映画になる映画というのは、
商業的なことが、見え隠れしてしまうので、でもそれを吹き飛ばすような、
心意気を感じる映画になってくれるといいなあって思います。
ドラマをただ大きな画面で観ているという映画ではなくて、
映画ならではの、最後の花沢類を、綺麗に咲かせてあげてほしいと思います。