風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

なおも金色に満ちた空が にわかによろめくと

朝、雨が降っていましたが、晴れてきました。
Makikoさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
映画「花より男子ファイナル」のHPです。
http://www.hanadan-final.jp/index.html
まさしく、お花キラキラ、はなよりだんご〜!って感じのHPですね(笑)。
小栗くんのコメントの“意外とできるじゃん!”が、可笑しかったです。
「王様のブランチ」見ました。
だいだい昨日見たのと同じような感じでしたが、
真央ちゃんが、バレンタインチョコを、F4みんなにあげているところが、
映ったりしていました。
ひとりひとりのコメントがあって、みんなが映画に関して、
真面目にコメントしている中、小栗くんは、
「そこに真実がある」と言って、あっという間に去っていきました(笑)。
でも明るい茶色の髪、すべらかな肌、類、素敵でしたよ(笑)。


konakoさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
岩切正一郎さんが、「ひばり」「カリギュラ」の翻訳で、
第15回湯浅芳子賞を受賞されました。
これは優れた外国戯曲の上演、翻訳などを顕彰するものですが、
基金の残高が乏しい為に今回が最後になるそうです。
http://fringe.jp/topics/2008/02/231.html
岩切さんの訳、本当に素敵でしたね。
美しくて詩的で・・・。とても好きでした。
翻訳ってものすごく大事だと思います。訳者で全然違ってきますよね。
私が若いとき(笑)、アンドレ・ジイドの「狭き門」を図書館で読んで、
凄くよかったので、手元に置いておきたくて、その本を探しました。
「狭き門」はたくさんあったのですが、
その訳者は、川口篤さんという方だったのですが、
その訳者の本がなかなか見つからず、でもどうしても川口さんの訳がよくて、
その本のためだけに、すご〜く遠い書店に行ったのを覚えています。
今ならネットで手に入ったのですが(笑)。
やはり詩的な訳が好きです。
みらいさんから教えていただいたのですが(ありがとうございます)、
以前、白井晃さんも、「偶然の音楽」で脚本部門の受賞をされているそうで、
ずっと前にヨウさん、さつきさんから、
教えていただいていたのですが(ありがとうございます)、
その「偶然の音楽」再演が決まったそうです。
「偶然の音楽」もスタイリッシュで、幻想的で、どこか退廃的で、
とても魅力的な舞台でした。
その中の小栗くん演じたポッツィも、単純で、短絡的で、饒舌で、
でも可愛くて愛しい、そして儚いポッツィでした。
長男は未だに一番好きな舞台と言っています。
私の感想はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/kurigohan/20051120
また「カリギュラ」へ話は戻りますが、皆さんも仰っていますが、
岩切さんの訳で、「カリギュラ」の本を出してほしいですよね〜。
ということで、あのカリギュラとシピオンが詩を語り合うシーン。
それを会話形式ではなく、詩の部分だけ書き出してみます。
ただ聞いて書いた文章なので、違うところもあると思いますが、
とてもとても好きなシーンでした。美しい詩でした。


ローマの丘
そこに夕暮れが連れてくる つかの間の茫然とするような静まり
緑の空に鳴き騒ぐつばめたち
なおも金色に満ちた空が にわかによろめくと 一瞬のうちに面差しを変え
輝く星でいっぱいの顔を僕らに見せる あの微妙なひととき
大地から夜へとのぼっていく 煙と樹々と水の海
かまびすしい蝉の声 暑さ収まっていき
最後の荷車のガラガラと転がる音 農夫たちの声
そして 影に浸されゆく道は 乳香とオリーブの樹々を縫え