風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

BARFOUT!Volume 154

曇り空です。
こなこさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
アンコール上映について。北海道、名古屋地区の方へ。
ワーナー・マイカル・シネマズ江別。こちらは「キサラギ」ですね。
http://www.eigaseikatu.com/theater/am-1-17819
伏見ミリオン座にてオールナイト。5月31日(土)です。
http://www.eigaya.com/event/allnight-cinema/20080531_million.html
こちらは、「キサラギ」「隣人13号」「ハーケンクロイツの翼」
すごいラインナップですね。
白馬の王子様ランキング、俳優部門、昨年に続き2位。
http://www.oricon.co.jp/music/special/080528_01.html
こちらは、昨年のランキング。
http://www.oricon.co.jp/music/special/070530_01.html
1位、2位とも変わらずなんですね(笑)。


さて今更ながら、舞台「ムサシ」が決まってよかったなあって思っています。
心情的に、どうしても、2006年は、「タイタス・アンドロニカス」イギリス公演、
2007年は「カリギュラ」と、その中央に、その先に舞台があるというか、
そういう気持ちで、小栗くんはお芝居に向かっていくのだなあという、
心積もりがあったので、舞台が決まるまでは、どこか不安で、
特に取り巻く環境が随分変わってしまいましたし、
だから本当に「ムサシ」が決まってよかったなあって思いました。
これでしっかり彼はお芝居に向かっていくことがわかって、
逆に心置きなく、映画、ドラマ、CMを楽しめるような気がします(笑)。
ということで、「BARFOUT!Volume 154」やっとやっと手に入りました。
表紙は小栗くん。折りたたんだ感じで、広がるようになっていて、
他にカラー16ページ。インタビュー2ページ。
表紙はこちらで見られます。
http://www.barfout.jp/
その写真からもインタビューからも、本当に胸締め付けられるものでした。
ただ救いは、これが3月20日のインタビューであったこと。
今はもう乗り越えていて、こういう辛い時期があったのだという、
過去のものなんですよね。
インタビューを読んでいて、一番ショックだったのは、
なにかと、持て囃され、騒がれるような、今の状況を小栗くんとしては、
よしとしていないだろうなあって、漠然と思ってはいたのですが、
今までどんなことがあっても、揺らがないと思っていた、
小栗くんの根幹である「お芝居をすることが好き」ということが、
揺らいだと書いてあったこと。
やはりとても大きな渦に巻き込まれてしまったんだなあって思いました。
彼は脆いガラスのような繊細さと、鋼のような強さが混在していて、
そのときそのときの気持ちが、いつもストレートに伝わってくるので、
こちらもいろいろ思うところがありますが、
でもある意味、今の状況を冷静に判断していて、見ていて、
自分ときちんと向き合っていて、だからこそのところがありますよね。
そしてそれが小栗旬というか、小栗旬であろうとするがゆえの葛藤というか、
ラジオでの小栗くんの話とか、大きな舞台も決まって、
今はもう乗り越えていると思うので、まわりのサポートもあったと思いますが、
こういう状況をよく乗り切ったなあって思いました。
そして写真はその苦悩がダイレクトに伝わるものでした。
芸術って残酷なんですが、その苦悩が手に取るように伝わってくるゆえに、
とても素晴らしい写真でした。
すべてみつめる瞳は涙に縁取られ、不安、焦燥、諦め、達観。
いろんな思いが伝わってきます。
こんなときも綺麗なんだ、こんなときも魅力的なんだって。
ソファに沈み込み、顔はストールで覆われ、目だけがこちらをみつめているもの。
訴えかけるような、拒否しているような、複雑な瞳。
銀色の仮面にその目は封印され、少し不機嫌そうに結ぶ唇の色っぽさ。
髪をかきむしるもの、静かにみつめるもの、ソファに横たわる身体。空虚な指先。
夜の光の中の彼。今にも泣き出しそうな彼。
心もとない襟足。絡む糸のように乱れた黒髪、長い指。
涙は零れ落ちそうで、でも相反するように、強さと潔さ。
どこか甘美な雰囲気と、繊細さと色っぽさ。
とても心掴まれる写真でした。
たくさんのいろいろな思いは駆け巡りますが、
今はまた意欲が戻ってきて、本当によかったなあって思いました。
最後にはこう書かれていました。
“でも、これを上手く自分の中で昇華できたら、もう1個、
すごいパワーを手に入れられるんじゃないかとは思うんです。”
そうですよね。
ただただ信じてみつめていきたいです。これからもずっと。