風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

さかなの子 青い海からやってきた

真夏の日差しです。
スカパー「小栗旬24時間密着」について、BBSにて、続けてsuzuranさんが、
書いてくださいました(ありがとうございます)。No.2334です。
読んでみてくださいね。源治にだんだん変わっていくところが見られるんですね。
そのとき行なわれたインタビューは、
8/13読売新聞・水曜夕刊「pop style」に掲載予定だそうです。楽しみですね。
そして「ニッポン放送タイムテーブル」8月がUPされました。
http://www.1242.com/digital_timetable/200808.html
この小栗くん、ちょっと甘い雰囲気で素敵ですね〜。
相変わらず、白シャツがよく似合います。ウエーブした髪も可愛いですね。
さて今日は「崖の上のポニョ」を観てきました。
少し感想を書きたいと思いますが、ネタバレを含みますので、
読みたい方だけお願いします。












崖の上のポニョ


まず何と言っても絵が物凄かったです。素晴らしい。
手描きと聞いていたので、私みたいな素人に、
CGとの差がわかるかしらと思っていたら、もう始まって1、2秒でわかります(笑)。
線が優しく柔らかく、かつ力強い。あるいは背景のパステルの色鉛筆の、
描いている音が聞こえてきそうな絵が、それも動き回る感じ。
よく幼稚園くらいの子で、凄く絵が好きな子の絵ってありますよね。
画用紙いっぱいに、私は絵が好きなの!って伝わってくるような絵。
そういう絵を画面いっぱいに感じました。心意気のある絵だと思います。
そういう絵が、物凄いスピードで動いたりする感じなので、
もうまず絵の迫力に圧倒されました。
そしてポニョは最強です(笑)。
宗介を追いかけて、嵐の中、波のような魚の上を駆けていくところ。
もの凄かったです。このシーンだけでも必見の価値あります。
思い出すと今でもドキドキしてくるくらい、
ストレートで純粋って、最強だなって思いました。
それが金魚だったポニョが、女の子になって戻ってきたと知って、
お母さんが、「いろいろ不思議なことはあるけれど、今は落ち着いて」
台詞は確かではないのですが、このようなことを言ったとき、
わけ隔てなく、そういう女の子を受け入れる強さ、優しさがいいなあって思いました。
このお母さんが、本当に、きりりとしていて、気風がよくて、可愛いところもあって、
理想的なお母さんでした。
このお母さんと宗介の心の通い合い、双方の愛に、
心が温かくなって、少し涙が流れました。
海の底から見上げる光、うねるような生き物のような波、
陽がいっぱいあたるであろう崖の上の家、海、魚、くらげたち。
ストーリー的にはちょっと思うところもありましたが、
映画館には、たくさん小さな子供たちが観に来ていて、
誰ひとりぐずることなく、終わった後、可愛い声で、
「ポニョ、可愛かったね〜」って聞こえてきて、
やっぱり力がある映画だなあと思いました。
あ、それから女の子になったポニョと宗介が、
即席ラーメンを食べるシーンがあるのですが(ポニョの大好きなハム入り・笑)、
このラーメンがとても美味しそうでした。
宮崎さんは「天空の城ラピュタ」の目玉やきパンとか、
なんでもない食べ物が、とっても美味しそうですよね。
愛がこもっているからかな。その後、ポニョは食べながら、寝てしまうのですが、
そこがまた可愛くて、小さな子の様子がとてもよく出ていて、
たとえ魔法が使えたとしても、ただ宗介が好きな小さな女の子という感じも、
よく伝わってきて、それもよかったです。また宗介がいい子なんですよ。
宗介とポニョが守り合うところが心に響きました。
エンドロールがキャストスタッフすべて一緒になっていて、
五十音順だったのもチームワークを感じました。
ポニョの無数の妹たちが、わさわさ〜って集まって、
パーッて散ったりするところは、まっくろくろすけを思い出したり(笑)、
水、波、海、花、空、光、もちろん人間も、人間になろうとした魚も、
すべてに生命力を感じた映画でした。