風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

青年ルークと時間旅行

午後になって、雨になりました。
この三連休ひたすらCMを見続けて(笑)、やっとTVで巡り会いました。
レイトン教授と最後の時間旅行」実写CM。
ソニーエリクソンの新しいCMはまったく見られません。
エリクソンはきっと東海地方では放送されていないと思います(笑)。
いいです。素敵なルーク青年が見られたので。
このCMの雰囲気、とっても素敵ですよね。
中世ヨーロッパのようで、アンティークな感じで、セピア色で。
そして小栗くんの「時間はあらゆるものを変化させる」と言うときの、
顔が凄く美しくて、この角度が完璧だと思います。
頬へ流れる髪も、服装も素敵ですよね。
こんな感じで、ドラマか映画があったらいいですね〜。
シャーロック・ホームズみたいに事件を解決してもらってもいいし、
時間旅行ということで、タイムスリップする役でもいいし。
そういえば小栗くんはSFものって、あまりないですよね。
時を旅する美しい青年、それとも永遠の時を生きる吸血鬼の青年・・・。
萩尾さんの作品の中に「すきとおった銀の髪」という作品があるのですが、
その人チャールズが少年だったとき、美しい銀の髪のメリーベルに会って、
また30年後、再会して、でもメリーベルは少女のままで、
その人は同じ名前を自分の娘につけたのだと思うのですが、
そばに佇んでいたお兄さん(エドガーですね)が、
やはり少年のままで、愕然とするというお話です。
これを小栗くんに置き換えてもいいですね(笑)。


深まる秋。色づく街。
瀟洒な洋館が立ち並ぶ街並み。
ふと佇む美しい青年に恋した少女の私。
スラッと高い背。美しく印象的な瞳、深いブラウンの髪。
可愛いやはりよく似た瞳を持つ妹をいつも連れていた。
「いい香りがするわ」
「ほら、ポケットに薔薇の花びらを入れているから」
「香水代わり?」
「ううん。おやつだよ」
いたずらっぽく笑った瞳は、どこか寂しげで、
そんな彼は別れの言葉も言わぬまま、私の前から姿を消した。
それから随分時が経ったわ。
人なみに結婚もして、子供たちも大きくなった。
そんなとき、ふとよぎる雑踏の中の印象的な瞳。
「あの人は!」
まあ、うりふたつの息子さん、美しさを受け継いだのね。
彼は、彼は一緒にいるかしら。
覚えているかしら。懐かしく微笑んでくれるかしら。
ポケットから零れ落ちる薔薇の花びら。
通り過ぎる瞳。
そして可愛いあの妹さんもあの日のまま・・・。
神は美しい青年の時を止めたのだ。
印象的な瞳の、深いブラウンの髪の、綺麗な背の高い青年。
ポケットから薔薇の花びらを出したときの、
あの細くて長い指は?いたずらっぽく笑った瞳は?
永遠にこの私の心に残ったように、
彼の美しさも永遠に時を旅していく。


はい、小栗くんの美しさも閉じ込めたいと思う今日この頃でした(笑)。