風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

膨大な言葉の渦

寒いですね。雨が降っていましたが、晴れてきました。
竹栗さんから、公式でも紹介されている、
TSUTAYAの「CINEMA Handbook」(TSUTAYAのポイント交換で購入)について、
教えていただきました(ありがとうございます)。
表紙は金髪で赤のトレーナーにチェックのベストの小栗くん。
2008TSUTAYAシネマアワード邦画男優ランキングの1位に小栗くんが選ばれ、
2Pにわたり好きな映画などについてのインタビューが掲載されているそうです。
小栗くんのことは少しですが映画の情報が沢山あり、
読み応えのあるものだそうなので、読まれる方、読んでみてくださいね。
さて昨日の「天地人」第2回は三成、出ませんでしたね。
でも相変わらず、与六ちゃんが可愛くて、ただ立っている後姿だけでも、
可愛いなあって思っていたのですが、喜平次もよかったです。
喜平次が持っていたおにぎりに泣かされました(笑)。


そして今日、wowowで「表裏源内蛙合戦」が放送されていたので、
予習のために(笑)、観てみました。
井上ひさしさんの戯曲で、蜷川さん演出の音楽劇。
やっぱりパワーがありました。約4時間と長かったのですが、
たとえばひんやりとした物置の片隅にあった籠を開けたら、
昔々の遊び道具があれやこれや出てきて、面白い音がするものもあって、
楽しくて、そしていかがわしい絵なども出てきたり(笑)、
でもその底の方に書物が入っていて、
それを読み出したら、ぐっと吸い込まれてしまった〜そんな感じのお芝居でした。
猥雑、混沌、色、影、悲しみ、悔恨・・・思いはたくさん伝わってきました。
源内は才能がありながら、憐れで、でも人間らしくもあり、
源内役、表の上川さん、裏の勝村さんが絶妙でした。
舞台があれよあれよといううちに転換されていって、スピーディーでした。
このwowowの放送は、中継の前と後に、蜷川さんのインタビューがあって、
「美しい台詞があっという間に下ネタになっていく」と仰っていて、
面白かったのですが、後の方のインタビューには、上川さん、勝村さん等の、
インタビューもあって、勝村さんのインタビューが可笑しかったです。
放送中、歌の場面になると、下に字幕が出たのですが、
これは実際には、舞台の脇に字幕が表示されたのかなと思って観ていました。
そして音楽劇ということで、私は音楽劇を初めて観たのですが、
ミュージカルとどこが違うのかなと思っていて、
やはり言葉がもっと前面に出てくるんですね。
ミュージカルの場合は、そのメロディでうっとりしてしまうこともあるのですが、
音楽劇の場合は、まず言葉ありきというか、
その言葉をより強く伝えるために、音に乗せているのかなと思いました。
井上さんは「ムサシ」ではどんな言葉が紡ぎ出されるのでしょう。
膨大な言葉の渦に飲まれたいです。
そして去年、スカパー「小栗旬24時間密着」のときに、
小栗くんが「島人ぬ宝」を歌う場面があったのですが、
なかなか上手だったのです。彼はいい声の持ち主なので、
今日、見ていて、ちょっと歌っている姿を想像したりしていました。
歌のレッスン、ダンスのレッスンはしているのかな。
井上さんの戯曲は、挑戦的で、芸能と芸術の綱渡りのようで、
生身な感じがして、魅力的でした。本当に「ムサシ」が待ち遠しいです。
そういえば遠い昔に観た「ひょっこりひょうたん島」、
確か井上さんも携わっていたように思いますが、
あれが今思えば音楽劇だったような?気がします(笑)。