風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

DVD ムサシ

爽やかに晴れました。
まず土曜スタジオパークのHPに、19日ゲストの小栗くんのアンケートがあります。
「映像やお芝居から伝わるぼくのイメージってどんな感じですか?」
http://www.nhk.or.jp/dosta/
選ぶのはなかなか難しかったのですが、よかったらやってみてくださいね。
mkingさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
トライストーンのHP、新設されました。
http://www.tristone.co.jp/
皆さん、それぞれ検討してみてください(笑)。
ココさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「TOKYO HEADLINE」小栗くんのインタビューが載っています。
http://www.tokyoheadline.com/vol426/inter01.html
TAJOMARU」林田さんの美術は本当に素晴らしかったですね。
その「TAJOMARU」御礼舞台挨拶があるようです。
小栗くんの公式HPより(TAJOMARUバージョンになりましたね)。
http://www.tristone.co.jp/oguri/
小栗くん、やべさん、大忙しですね(笑)。


そして「ムサシ」のDVDが届きました!
本編DISC(ブルーレイ)と特典DISCの2枚組です。
蛇腹折りのようになった、それぞれの写真と、
裏はポスター(お寺での武蔵と小次郎の対峙場面)も入っていました。
早速、特典DISCの方を見ました。特典DISCだけで、139分あります。
メイキングとスペシャルインタビューで構成されています。


〔メイキング〕
ムサシ記者発表
殺陣稽古
顔合わせ・本読み
鎌倉ツアー 〜大本山 建長寺井上ひさし邸〜
立ち稽古
さいたま芸術劇場 楽日
スペシャルインタビュー〕
蜷川幸雄 
鼎談 藤原竜也×小栗旬×鈴木杏
辻萬長
吉田鋼太郎
白石加代子


私はまず〔メイキング〕を見ました。まだインタビューの方は見ていないので、
その〔メイキング〕の感想を書こうと思います。読みたい方だけお願いします。


DVD ムサシ           特典DISC 〔メイキング〕


《ムサシ記者発表》
あの記者会見のその前の打ち合わせから映っています。
小栗くんがちらちらと、鋼太郎さんをいじっていたり(笑)。
記者会見はあのとおりの楽しいもので、井上さんの、
「演劇なので、武蔵、小次郎が入れ替わるかも?」という発言があったり、
白石さんのコメントがとにかく面白かったです。
小栗くんもそのたびに笑顔で、蜷川さんと顔を見合わせていたり、
とてもいい雰囲気の記者発表でした。
やっぱり一流の方々が集まると、緊張感も凄さもあるのですが、
それよりも心地よさ、気持ち良さが伝わってくるんだなあと感じた記者発表でした。


《殺陣稽古》
紺色の浴衣?(仁義という文字が模様になってました・笑)で、
殺陣の稽古に励みます。
藤原くんとなにやら話してみたり、着物のたたみ方を教えてもらったり、
敷物に、小栗くん、藤原くん、二人で無理やり寝転ぼうとして、
争ったり、なんだかじゃれ合っていました(笑)。


《顔合わせ・本読み》
記者発表のときはまだ役が決まっていなかったので、
やっと役も決まり、紹介があり、本読み、
緊張感の中にも、楽しみな皆さんの様子が伝わってきます。


《鎌倉ツアー 〜大本山 建長寺井上ひさし邸〜》
ここで告白、私は実はあのう、少し長めの黒髪の小栗くんが、
ものすごく好きなんです(笑)。
もちろん今の短髪もとても格好よくて素敵なのですが、
やっぱり髪は風に揺れたり、乱れたりしてほしいので(笑)、
少し長めの黒髪の小栗くん、より優しく繊細でたおやかな感じがして、
甘さも増して、好きなんですよね〜。
ということで、その少し長めの黒髪の小栗くん、鎌倉ツアーです。
ときどきマスクをしたりしていましたが、薄手の黒い服の、
首にはやはり薄手の黒いマフラーを巻いて、細身の身体、しなやかで、
本当に綺麗だなあという雰囲気の小栗くんでした。
皆さん、座禅を組んだり、精進料理をいただいたりしました。
まだ台本が完成していないので、これからの展開を、
井上さんに聞いているとき、小次郎は天皇家の血を引く云々という話になり、
蜷川さんから、頭を小突かれながら、それはミスキャストだ、と言われて、
笑っている小栗くんがとても可愛かったです。
鎌倉という土地と、由緒あるお寺、良い天気で、春の陽の光の中、
ときには神妙に、ときには朗らかに笑ったり、藤原くんと仲良く並んで、
しかし、皆と同じ目標に向かう真剣さも垣間見れて、とても素敵な小栗くんでした。
蜷川さんは、「明るい現場ですね」と言われて、
「二人が物怖じしないこと、伸び盛り、いい雰囲気」と仰っていました。


《立ち稽古》
ここでの小栗くんもとても素敵でした。
少し長めの黒髪を少し後ろで縛って、青色の着物に緑色の袴、
首には黒のネックウォーマー(杏ちゃんのブログにありましたよね)、
五人六脚の稽古、倒れて起き上がれず、
鋼太郎さんに、まさぐられたり、抱きこまれたり(笑)、
熱のこもった稽古で、すっかり髪も乱れて、でも可愛かったです(笑)。
蜷川さんがある役者さんへ、のめり込み過ぎないで、リラックスして、と、
アドバイスをしていて。
蜷川「小栗、見てみろ、小栗。ちゃらんぽらんでのびのびしちゃってさ」
小栗「ちょっとちゃらんぽらんって。おい、当てこすりを言うな。んふふ」
蜷川「本当のこと言ってさあ。なあ小栗。このくらいリラックスしなきゃ。
    陰で一生懸命やって、だよ」
このときの小栗くんがまた両袖を広げた仕草で、
コツンと蜷川さんに叩かれたり、すごく可愛かったんですけど(笑)。
“陰で一生懸命やって”というのは、
蜷川さん、よくわかっていらっしゃいますよね。
陰で一生懸命やって、それで稽古はリラックスして、
私の好きな小栗くんの軽やかさ、そのもとになるところだと思います。
それから蜷川さんに、藤原くん、小栗くん、それぞれが、
芝居の確認をする場面が映ったり、小栗くんが自分のお弁当を、
藤原くんの口へ食べさせてあげる場面が映ったり。本当にそれが、
当たり前のように食べさせていて、藤原くんも自然に口を開けていて、
より仲良しな感じが伝わってきます。本当に可愛い二人です(笑)。
そんな二人の共演について、蜷川さんは、
「小栗が藤原みたいな芝居をやりたいと、見ていたのが、
 それから小栗が売れて、今は同じ場所にいる。新鮮な互角な勝負。
 まさに武蔵、小次郎のように、最先端の仕事をやっている自負がある。
 尊敬も気遣いもしつつ、そんな二人を見ていると面白い。
 二人は利口だから、じゃれて遊んでいるが、
 作ることは真剣だから、面白い。」と仰っていました。
“新鮮な互角な勝負”っていい言葉だなあと思いました。
「二人は若く、少々のことでめげないし、頑張るから、自分は気が楽」とも、
仰っていて、楽しみにされているなあ、期待をかけられているなあ、
そして信頼されているなあと思いました。


《さいたま芸術劇場 楽日》
開演1時間前から映っていて、白石さんの言葉。
「身体はヘロヘロだけど、気分はウキウキ。気が合う仲間たち。
 楽屋内が爽やかでストレスがない。」
いいチームだということが伝わってきますよね。
このときはすっかり金髪の小栗くん。赤いジャケットが鮮やか。
舞台へ向かう、あの鉢巻をした最初の小次郎の姿が、本当に美しい。
舞台終盤も映って、最後、カーテンコール。
紙吹雪の中、銀のテープも滝のように落ちてきて、
皆さん、笑顔で、小栗くんは隣の井上さんを気遣いながら、
藤原くんとも顔を見合わせながら、ずっとにこやかでした。
その後のビストロやまでの打ち上げの様子も映っていました。
このときですね。
http://yamapepe.seesaa.net/archives/20090422-1.html
井上さんの言葉。
「総合芸術ということがよくわかった。演劇の基本的な形をみた。
 本の遅いのが消えて、いい結果だけが残りました。」
蜷川さんの言葉。
「千本のノックも小言も、全部栄養になって、僕たちやっぱり上手いなと。
 今日、見てて感動した。芝居に透明感がある。一生の間、
 そう何回も出来ない芝居、嬉しいです。井上さんがきっといい台本を、
 書いてくれるだろうという気持ちが揺るがず、みんな一緒になって、
 担ってくれた。スタッフ、キャスト、一体になれた。」
芝居に透明感がある〜というのはなるほどなあと思いました。
そういうお芝居でしたよね。
そして乾杯、蜷川さんが、藤原くん、小栗くんと握手をして終わりました。
蜷川さん、「間違いの喜劇」のときは、抱きしめてくれて、今度は握手。
可愛がってくれて、目をかけてくれて、育ててくれて、
大きく堂々と立派になった小栗くん。どんな握手だったのでしょう。
一流の大御所の方々と、追いつきたいと願っていた藤原くんと、
一緒になんの遜色もなく、頑張っている姿を見て、
なんだか胸がいっぱいになって、本当に本当に嬉しかったです。
メイキングは、やっぱり舞台に皆さんと一体になって向かっていく、
そういう過程が見られて、完成した舞台とは違う魅力がありますよね。
今回はまた台本の完成が遅かったので、その中での、皆さんの様子、
心のあり方、小栗くんのいつもと変わらぬナチュラルな様子、
凄いなあと思いました。藤原くんとじゃれ合う様子も、
小栗くんに対しての、蜷川さんの変わらぬ様子も、微笑ましく見ることが出来ました。
やっぱり舞台での小栗くん、舞台へ向かう小栗くんがとても好きだなあと、
改めて思いました。