風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

哀愁が滲む物語

今日も寒いです。
こなこさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「+act mini 」 2月23日発売です。
http://act-wani.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/223-c185.html
この表紙、とってもいいですね〜。
この表紙だけでも、気持ち良さそうないい空気が伝わってきます。
小栗くんがラジオで言っていた、山田くんとのグアム旅行のものですね。
そしてpantonさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
2月21日発売「acteur No.14」の表紙がこちらで見られます。
http://www.kinejun.com/
これは多襄丸のときの雰囲気ですよね。
さて今日の深夜、「オールナイトニッポン」に藤原くんが、
ゲストに来てくれますね〜。とっても楽しみです。
雑音がひどくないことを願います(笑)。
そしてこの話題が出るかどうかわかりませんが、
ゴッドファーザー パート2 」を見ました。
では感想を少し書こうと思いますので、読みたい方だけお願いします。











ゴッドファーザー パート2


これは1974年の作品なので、もう35年も前の作品なんですね。
まず小栗くんが言っていたとおり、アル・パチーノがとても格好いいです(笑)。
目がすごく色っぽいですね。しかも哀愁に満ちているので、
タイトルが出る前に、そのアル・パチーノ演じるマイケル・コルレオーネが、
手の甲にキスをされるシーンがあるのですが、
それだけでも、凄く雰囲気があって持っていかれます。
物語は、過去と現在が、交互に出てくるような感じで、
マイケル・コルレオーネの父親の若い頃を、ロバート・デ・ニーロが演じています。
虐げられたイタリア移民で、一族というか家族を一番守りたいと思っていたのに、
結局、失っていく物語なのかなあと思いました。
群集の場面がよく出てくるのですが、まるでドキュメンタリーのように、
よく撮られていて、なので、そのマフィアの一族がリアルに浮かび上がってきます。
そして映像ですね。
すべて映そうとしていないというか、逆光で影の部分はそのまま暗く映っていて、
それがとても印象的でした。
明るい陽の光の中で楽しげに行われるパーティと、密約をしている室内の暗がりと、
その対比がまたこの映画を物語っているようにも思えました。
たまたま一緒に見ていた長男が、映像が「レンブラントの絵みたい」と言っていて、
そうだ!って思ったのですが、本当にレンブラントの絵画を見ているような、
重厚なドラマチックな感じがしました。
音楽もよかったです。ニーノ・ロータは「太陽がいっぱい」も手掛けた方ですね。
憎しみ、復讐、一族、富、幸せ、孤高、哀しみ・・・。
親族を殺された少年(マイケル・コルレオーネの父)が、
小さな窓から見たアメリカの空は、どんなふうに映ったのだろうかとか、
マイケル・コルレオーネが、ベッドで眠ろうとする小さな息子に、
なだめるように語りかけるところとか、そんなところにも哀愁は滲んでいて、
最後も余韻を残すような、哀しい物語でした。
なんというか、男のロマンチシズムがここにあるのかなあと思って見てました。