風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく

今日は春爛漫の日ですね。
「ムサシ」を観劇された感想を、昨日のコメント欄に、
どんと晴れさん、ナチさんが書いてくださいました。ありがとうございます。
読んでみてくださいね。舞台セットも美しいようですし、
清々しい舞台だそうなので、とても楽しみですね。
この間、ちょっといつもと違う本屋さんへ行ってみたら、
「BEST STAGE APRIL 2009 Vol. 7」があったので、
見るとだめですね(笑)。やっぱり買ってきちゃいました。
「ムサシ」稽古リポートが、カラー3ページ。他に井上ひさしさんの文豪伝説、
蜷川さんのロングインタビューがあります。
「ムサシ」稽古リポートは、惚れ惚れするような小次郎の写真が載っています(笑)。
それから、前に小栗くんが「オールナイトニッポン」で言っていた、
井上ひさしさんの言葉が、その文豪伝説の中に書かれていました。
以前、コメント欄で、ぐりさん、ほ子さんも触れられていましたが、
井上ひさしさん、座右の銘です。


むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをまじめに書くこと


この言葉、とてもいいですよね。深いなあと思いますし、
それから粋だなって思います。
なんとなく私は、軽やかさが惹かれる要因のひとつで、
重いことを重く描く、お涙ちょうだいみたいなものは、
どうしても無粋な感じがして、軽やかさの中に、
せつなさが見え隠れすると、ぐっと惹かれてしまいます。
小栗くんは、小栗くん自身が、熱い部分もある人なんですが、
どこかサラッとしていて、軽やかな部分があるので、
そこがとても好きなところなんですよね。
そんな彼にあて書きされた小次郎。
「むずかしいことをやさしく」を「難しいことを優しく」と書かないで、
それらをひらがなで書かれていることも、遊び心や温かさを感じますし、
早く井上ひさしさんの書かれた新作の台詞を、
小栗くんの口から聞いてみたいなあって、すごく思わされた言葉でした。