風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ

晴れていますが、風がひんやりしてします。
今夜はまた「スマイル」の誠司くんが怖そうなので、
その前に甘いお菓子を食べておこうと(笑)、「花より男子ファイナル」を見ました。
もうDVDは持っているので、wowow で録画したものを、
類バージョンに編集したら、33分になりました(笑)。
まずねこふんじゃったの黒鍵に触れる指。
ベッドで寄りかかりながら、フランスの静さんと話す類。
そのベッドの飾りを辿るように触れながら移動し、
グラスに水をそそぐ、そしてソファに寝そべるように座る類。
フード男子、窓辺、長い指、天下無敵のVサイン。
飛行機の天井に頭をぶつける。
香港、コートをはおり車から降りる類、その後のあくび。
階段で本を読む。投げ出された長い足。
ストールを覆うようにかけて佇む姿。
エンドロール、白いスーツでベッドに横たわり、
「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」
そんな感じの33分でしたが(笑)、
最後の最後、類の最後の台詞が、
「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」〜だったことは、
とても嬉しかったです。とても類らしい台詞だと思いました。
達観しているようで、これからの旅立ちの意味もあり、
それからこのシーンの類が、とても象徴的な類なんですよね。
ベッドに白いスーツで横たわり、伸ばした腕の先にはみんなの写真。
それを一度胸に抱き、はらりと動く指先、スッと起き上がって窓辺に置く。
口の動きは愛しさを持って「行ってきま〜す」と動き、
窓越しの光に透ける茶色の髪、ドアのところまで、カツカツと歩く後ろ姿。
腕を伸ばして、そのドアを開け、いっさい振り返らず、その白いドアは閉まります。
小栗くんの類の凄いところは、ぎりぎりのところを見事に表現するというか、
たとえば、テニスの試合で、オンラインで、サービスエースを決めるように、
そこしかない、ピンポイントで、素敵に見せることが出来ることだと思います。
この白いスーツでベッドに横たわるシーンでも、
きっと漫画かイラストだったら、素直にとても素敵なシーンだと思えるでしょう、
でも実写の場合、一歩間違えると、
キザで嫌味で、となってしまうところを、小栗くんが見事に素敵に見せている。
それはあのスタイルの良さですから、全身を映しても、
それこそ漫画と遜色なく(笑)、投げ出した足も、惚れ惚れするほど長くて、
そういう外観的なことに加え、動作、所作のスタイリッシュさ、
どこか甘い雰囲気もありつつ、そのときの類の気持ちもきちんと伝わってくる。
素晴らしいと思います。
さて今夜の誠司くんは、どんなサーブを打ってくるでしょう。
きっと打ち返せないと思います(笑)。