風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

運命的な再会 石田三成役

夏のような眩しい日差しです。
NHK天地人」HPの最新ニュースのところに、
「必見!小栗旬が演じた少年時代の三成!」とあります。
http://www9.nhk.or.jp/taiga/news/news05/index.html
これは凄いですね。
次回の「三成の涙」の回に、その当時の映像が流れるんですね!
NHK、粋な計らいですね(笑)。
私はご好意で、1995年「八代将軍吉宗」の回と、
2000年の「葵 徳川三代」の回は見せていただきました。ありがとうございます!
「吉宗」の徳川宗翰役は、12歳くらいで、
「徳川三代」の細川忠利役は、17歳くらいでしょうか。
徳川宗翰の方は、幼いながらも裃を着て、
西田敏行さん演じる吉宗の話をきちんと聞き、しっかり「ハイ」と答えていました。
他には皆さんと、「ハハ〜」とお辞儀をしたり、
「ありがとうございます」と言ったりしていました。
真面目な感じで、座る姿も可愛かったですよ。
細川忠利の方は、すでに爽やかさが漂う少年で、
今よりさらに細い足首が見えて(笑)、
津川雅彦さん演じる徳川家康に対し、「ご尊顔を拝し、恭悦至極に存知奉ります」、
「恐れ入り奉ります」と、立派に演じていました。
両方とも、タイトルクレジットには、ちゃんと名前がありましたよ。
でもこの1996年「秀吉」の回は見ていないので、
とても楽しみです。これは13歳くらいでしょうか。
小栗くんが石田三成を演じると聞いて、
ネットでちょっと調べたりしていたのですが、
あの有名な“三杯のお茶”のエピソードを演じていたんですね。
「ていねいにお茶をいれる所作、きりりとした目元からは、
成長した三成の片りんがうかがえる。」〜本当に楽しみですね。
そうそう、2005年の「義経梶原景季は、リアルタイムで観ていて、
この景季も美しかったんですよね〜。
三成は、紫がどうやらイメージカラーのようですが、
景季は、薄緑というか、緑の濃淡の綺麗な着物を、
いつもきちんと着ていて、凛々しい色気がありました。
当時の感想から。


景季は烏帽子を被り、淡い緑と濃い落ち着いた緑色の着物が、
よく似合って、品がよく美しい若者でした。
日本の着物の色はなんていい色なんだろうって思いました。
ちょっと調べてみましたら、浅緑、薄緑、苗色、萌黄色・・・
あの淡い緑が彼の色白の肌によく映えて、とても綺麗でしたね。
戦いに向かうにあたって、義経とともに、杯を受ける場面。
義経が赤を着てくれたおかげで、景季は灰色に近い青色の着物に、
重ねてくすんだ黄緑色のような召し物で、
すると、右腕がその青色、左腕がその黄緑色になって、
それがなかなかよく似合って、姿勢も良く本当に美しく凛々しい若武者でした。
義仲を討ち取った報告の場面は、夜の戸張の中、灯りに照らされた景季。
時代劇のせいなのか、着物のせいなのか、
とても艶っぽいというか色っぽかったです。
第31回の「飛べ屋島へ」
この回がいちばんいろいろな景季を見ることが出来ました。
逆櫓の争いの場面、義経と父上の間に立って、二人を諌めるときの景季の声。
雨の中、皆に気遣いながら、父上の後を追うときの伏目がちの景季の瞳。
父上に義経のことを胸躍らせながら語るときの景季の表情。
父上に義経についていくということを告げるときの景季の潔さ。
生き生きとしていましたね。特に憧れている義経について行くという、
お話だったので、若い景季の思いがよく伝わってきました。
父上の苦労も分かるし、義経にも憧れた、
育ちのよい好青年、美しい若武者、梶原源太景季でした。


本当に美しい若武者、景季でした。
私はシャツのボタンを外して、さあどうぞ、というような色気より(笑)、
きちんと襟を締めていたり、着物の襟元がきちんと整えられていたりすると、
余計に色っぽいなあって思います。あ、でも鎖骨は好きです(聞いてない?笑)。
三成は、景季より、もっと妖艶さが加わった感じがしますね。


さて今日、本屋さんへ行ってきて、「ステラ」を買ってきました。
「兼続と三成、友として歩む」として、次回のあらすじがカラー1ぺージ。
小栗くんのインタビューがカラー2ページ。妻夫木くんのコメントもあります。
そして「童門冬二のメディア瓦版 連載755回」が、1ページ。
これは、「三成の経済感覚」というタイトルがついていて、
“秀吉が石田三成を登用した大きな理由は、
 三成の持っていた経済感覚だと思います。”から始まり、
三成の興味深いエピソードが書かれていました。
これを読むと、やはり三成はとても頭のいい人で、
住民に慕われていて、そして常に先を行っている、
先を読むことが出来る人だなあと思います。
しかしそれゆえ、あの時代には、煙たがられる理由もわかる気もします。
小栗くんのインタビューは、
“三成ってすごく頑張ってきた人だと思う”というタイトルがついていて、
小栗くんならではの三成ってこういう人だったんじゃないか、ということが、
書かれています。“本能で選び取った盟友・兼続”とも書かれていて、
兼続に対し、本能的に自分と同じにおいを感じたこと等、
妻夫木くんのコメントにもありましたが、
“2人の人間関係の深まりも、
 小栗くんと一緒にしっかり演じていきたいと思っています。”
この二人の関係を、丁寧にしっかり描いてほしいなあと思いました。
小栗くんのインタビューの最後は、
“そして、関が原の先に訪れる三成の悲劇的な最期。
 三成としてのクライマックスをどう演じることができるのか。
 今からすごく楽しみなんですよ。”と結ばれていて、
私もすごく楽しみです。
小栗くんはじめ、皆さん、演技力ある俳優さんなので、
過剰な演出はいらないと思います。
三成の悲劇的最期が、心に残るシーンでありますように。
そして違う作品で同じ役、それもその年齢に応じて〜こんなことは、
小栗くんしかないと思うので、地道にキャリアを重ねてきた結果というか、
小栗くんにとって、14年ぶりに再会した石田三成役が、
文字通り運命的な役になりますように。
これからも楽しみに観ていきたいと思います。