風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

お気に召すまま記念日

朝は少し涼しくなってきました。
昨日の夏の甲子園、愛知代表、中京大中京サヨナラホームラン、感動しました!
これからも優勝目指して、頑張ってほしいです。
世界陸上、男子100m、ボルト選手の9秒58(世界新)も、凄かったですね。
人間はどこまで速く走れるのかなあと思います。
とにかくスポーツ選手の正々堂々と闘う姿は、感動的で清々しいです。
そして陸上女子100m、1次予選を突破した福島千里選手、
バレーボールの狩野舞子選手、この頃、スポーツ選手でも、
美人さんが多いですね。本当に、綺麗で可愛いなあ、なんて見てました。
ということで、綺麗で可愛い本命のお話を(笑)。


突然ですが、俵万智さんの有名な短歌、ありますよね。
“「この味が いいね」と君が 言ったから 七月六日は サラダ記念日”
この句にならって、実は2004年の今日は、私が「お気に召すまま」初演を、
初めて観た日なので、つまり小栗くんの舞台を初めて観た日ですね。
あの日から5年、この8月18日を「お気に召すまま」記念日として、
短歌もどきを三句、作ってみました(笑)。


美しい 彼に焦がれて、迷い込む 八月十八日は「お気に召すまま」記念日
しなやかに 舞台を駆ける オーランドー 八月十八日は「お気に召すまま」記念日
恋の歌 語る唇 その瞳 八月十八日は「お気に召すまま」記念日


五七五七七の七七のところが、“八月十八日は「お気に召すまま」記念日”で、
思いっきり字余りなのですが(笑)、
やっぱり夏になるとオーランドーを思い出すのです。だって夏の恋人ですから(笑)。
姿もですが、その声もよく思い出します。いい声ですよね〜。
シェイクスピアが小栗くんにあて書きしたのではないかという(笑)、
美しいオーランドー。
8月18日は初演を観た日ですが、再演もとても好きです。
再演はもはや「情熱大陸」の中でしか、
それも稽古ですけど、見ることはできませんが、その中で、
うわ言のように言っていた台詞、この台詞がとても好きでした。




オーランドー「そんな優しい言葉を?どうかお許しください、
         ここでは何もかも野蛮だと思いこんでいたので、
         つい居丈高な態度をとってしまいました。
         みなさんがどういう方かは存じませんが、
         人も寄り付かないこんな場所で
         鬱蒼と枝をたらす木々の陰で
         ゆるやかな時の歩みをやり過ごしておられる。
         みなさんがかつて幸せな日々を送ったことがおありなら、
         鐘の音が教会へと誘うあたりに住んだことがおありなら、
         立派な主人役のいる宴席に招かれたことがおありなら、
         まぶたの涙をぬぐったことがおありなら、そして
         人を憐れみ、人に憐れまれるのがどういうことかをご存じなら、
         私も無理強いはやめ、穏やかな手段が功を奏することを
         願って顔を赤らめ、剣を鞘におさめます。」




美しい詩のような台詞で、畳み掛ける感じが好きなんですよね。
「お気に召すまま」は素敵な台詞がたくさんあって、
こちらもとても好きな台詞です。




オーランドー「ここに懸かってろ、俺の歌、俺の恋の証人だ。
         三つの冠を戴く夜の女王よ、見ていてくれ、
         その清らかな目で、蒼ざめた天の高みから、
         あなたに仕える美しい狩人、俺の運命を支配する人の名を。
         ああ、ロザリンド、この木々が俺の手帳だ、
         その幹に思いの丈を彫りつけておこう、
         そうすれば、この森に住むすべての者の目が、
         いたるところであの人の美徳の証を見ることになる。
         走れ、走れ、オーランドー、木という木に刻みつけるのだ、
         たとえようもなく美しく清らかなあの人の名を。」




特に「走れ、走れ、オーランドー」のところが好きです。
小栗くんは、いつも舞台を駆け巡っているイメージがあって、
あの駆けていく美しい姿を観るだけで、素敵なところへ、
連れて行ってもらえる気がします(笑)。