風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

ムサシ 激動の123日間の舞台裏

こちらは雪は降らず、今日は晴れたり曇ったりしています。
皆さんのところは、雪は大丈夫だったでしょうか。
ふぅみぃさん、mkingさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
昨日のおしゃまさんのブログに書かれていたこと、
高岡くんのブログにも書かれています。

【 高岡くんのブログ 】

皆さん、嬉しかったんですよね〜。


さて関東地区で放送された「ムサシ」の特番を、
ご好意で見せていただきました(ありがとうございます!)
去年の9月「ムサシ」のDVD発売にあたって、放送されたものですね。
「ムサシ 激動の123日間の舞台裏 〜蜷川幸雄と若き俳優たち〜」
これはこれで、きちんとドキュメンタリーになっていて、良い番組でした。
DVD「ムサシ」での映像もたくさんありましたが、
観たことのない映像が、ちらほらと散りばめられていて、とても楽しめました。


私のDVD「ムサシ」の感想はこちら。

【 2009-9-16 DVD ムサシ 】


なんといっても、若き三人のこれまでの作品の映像が、見られたことが、
大きかったです。藤原くん、「身毒丸」、杏ちゃん、「奇跡の人」。
そして小栗くんは、1月27日のブログにも書きましたが、
あのBunkamuraのHPのもう消えてしまった動画の映像が、
少し見られてとても嬉しかったです。
まず「タイタス・アンドロニカス」エアロンの舞台裏の映像が流れた後、
ハムレット」、フォーティンブラスが、両手を広げて、回りながら出てくる場面。
この両手を広げて出てくる場面は、とても好きなんですよね。
ハムレットと対比の位置にある、太陽のようなフォーティンブラスを、
象徴しているようなシーンだと思います。
そしてBunkamuraのHPにあった、インタビューが少し流れます。
黒いニット帽を被って金髪がのぞく、まだ青いちょっぴり尖がった感じの残る、
でも白い肌が眩しい初々しい小栗くんでした。
小栗「凄い的確なダメ出しが出ますよね。AからBっていう、その言い方を、
    されてたんですけど。あのう、ここに居て、ここからこっちに、
    動くときには、絶対何か理由があって動くんだから、
    何もなく、舞台的な、ここから、こっちへ行ってくださいっていう、
    動きはするな、みたいな話をされたときがあって、
    ああ、なるほどなあと思って。俺も結構、とりあえず、ここからこっちへ、
    動いとけばいいんじゃないかと思って、動いたことあるしなと思って、
    そんなことしたら、怒られるんだろうなあと思います」
初めて蜷川作品に参加して、驚き、不安、喜び、いろいろあるだろうけど、
素直に語るその言葉は、穏やかで、聞いていて微笑ましくもありました。
このインタビューに重ねて、
蜷川さんが小栗くんの腰に手を添えて、行ってこい、みたいな感じで、
送り出すところ、
黒い衣装の小栗くんが、蜷川さんと対峙して、何かを話していて、
小栗くんが頷いているところ、それらが映りました。
まずこの蜷川さんと話しているところの小栗くんが、ほんの何秒なんですが、
本当に少女漫画から出てきたような、背の高さ、身体のラインの、
フワッとした金色の髪とも相俟って、とても綺麗な小栗くんなんですよね。
それから「間違いの喜劇」「タイタス・アンドロニカス」の場面が少し映って、
「間違いの喜劇」の頃、ソファに座っている蜷川さんの傍へ、
さりげなく(甘えているようにも見える?笑)座った、茶色の髪、白い肌の、
鮮やかなブルーのフードつきの上着を着た小栗くん。
これは「間違いの喜劇」のDVDには入っていなかったと思うのですが、
この小栗くんもすごく綺麗な小栗くんなんです。
茶髪の長めの髪が、抜けるような白い肌に映えて、
ソファに腰掛けて、髪を触りながら、蜷川さんと話している様子、
本当に綺麗な子だなあと思いました。
小栗くんの場合、当然今の方が平均の、格好いい値(笑)は高いと思うのですが、
もっと若いときは、その格好いい値が、平均としては今より低くても、
ときどき奇跡的に高くなるときがあって、
例えば外国の12、3歳の女の子の奇跡的な美しさにも似て、
本当に、奇跡的に美しいときがあるんですよね。
それが、「ハムレット」のときだったり、「間違いの喜劇」のときだったり、
「お気に召すまま」「タイタス・アンドロニカス」も、
特に舞台に向かっているときに、本当に、はっとするような美しい男の子で、
何秒かの映像に、その部分が見られて、本当に嬉しかったです!
他には、エアロンの頃、衣装部屋?でジャグリングをしている小栗くん、
やはりエアロンのメイクをしてもらっている小栗くん、
これらも「タイタス・アンドロニカス」のDVDには入っていなかったような?
あの頃の見ていなかった小栗くんが見られて、嬉しかったです。
他には、「レプリーク Bis」の取材、表紙のところの写真撮影。


この表紙ですね。

【 amazon.co.jp レプリーク Bis 】

本自体は、「演出家のすべてが知りたい」という特集なので、
三人の写真、インタビューのページは、8ページほどです。


そのインタビュー収録中の映像もありました。
これらは「ムサシ」のDVDには、入っていなかったと思うのですが、
小栗くんが「ムサシ」出演を決意した決め手について。
小栗「僕は本当に、武蔵が藤原竜也と聞いてもう即決してしまったんで、
    ハムレットの時に、言葉も交わせなかったことを、凄い悲しく思っていて、
    舞台の上でね。本気で命削っている人のいる現場に、
    自分も身を置きたいなと思っているので。
    いないっすもん、こんな同世代で、もちろん何人か知ってる人はいますけど、
    間近でそういうの見せてもらった人は・・・」
こうやって話している小栗くんと、それを聞いている藤原くんが、
なんだかいい空気が流れていて、よかったです(笑)。
そばにいた杏ちゃんについては、これは「ムサシ」のDVDに入っていましたが、
記者発表のときの杏ちゃんの言葉が嬉しかったです。
杏「藤原竜也さん、小栗旬さん、この二人の俳優さんが同じ舞台に肩を並べて、
   立たれるという、この奇跡的な素晴らしい出来事に、
   すぐそばで立ち会えるのだなあと思うと、
   それだけで嬉しい気持ちでいっぱいです」
本当に奇跡的な出来事でしたよね。
そしてこれは「ムサシ」のDVDには入っていなかったのですが、
大阪での大千秋楽の様子がほんの少し、入っていました。
私、あのあたりに座っていたわ、とか思いながら(笑)、
二人の握手の様子、小栗くんの手に藤原くんが両手を重ねていて、
お互いを称えあうような二人、
小栗くんの、手をクロスさせてパッと広げるような、さよならの合図?(笑)も、
見られましたよ(やはりこれはムサシのDVDにも入れてほしかったですね・笑)。
その後、演者の皆さんと蜷川さん、井上さんと乾杯の様子も映っていて、
本当に本当によかったなあと思いました。
蜷川さん曰く、「強いチームを作りたかった」というチームに、
呼んでもらえて、小栗くん、よかったですよね。
そしてやっぱり、小栗くんの美しさが、一番顕著に表れるのは、
舞台の上だと思うのです。
「ムサシ」でも最初の巌流島のシーン、
黒いバックに浮き上がるような、白い鉢巻、白と赤の衣装、しなだれる黒髪、
袖からあらわになる白い腕、剣をかざす小次郎の、なんと美しかったことか。
舞台、年に1本は是非是非やってほしいですよね〜。


参考までに。
【 amazon.co.jp ムサシ 特別版 DVD 】

【 amazon.co.jp ムサシ 特別版 Blu-ray 】


「間違いの喜劇」「タイタス・アンドロニカス」とそれぞれのバックステージが、
収録されたDVD

【 amazon.co.jp NINAGAWA×SHAKESPEARE III DVD 】