風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

美しい花は風に揺れなければならない

晴れて、暖かい日になりました。
本屋さんへ行ってきました。
まず「TVfan」
表紙とカラー3ページ。
表紙の裏にあの新聞の全面広告で載った、
年賀はがきのCM(万年筆を持ったものですね)の写真があります。
そして写真はとても素敵ですよ〜。黒の上下で、全身が写っていて、
少し下からのアングルなので、余計に足が長く見えます。
「TVnavi」
表紙とカラー2ページ。
こちらも写真が素敵ですよ〜。黒のジャケットにジーンズ、
キリッとした感じです。どちらもインタビューは既出なものなので、
写真だけ、覗いてみてください(笑)。


さて次回の「東京DOGS」は、塚本くんが出演ということで、
昨日のブログに、“雑誌「H」で一緒に撮ったとき以来?”と書きましたが、
その当時の写真を引っ張り出して、見てみました(笑)。
2005年11月に発売された雑誌「H」に、そのときのHPによると、
こういう煽り文句?(笑)で、載った写真です。


「今やドラマ、映画に大活躍のふたり、
 『タイガー&ドラゴン』の塚本高史×『花より男子』の小栗旬の、
 超美麗2ショットが実現!
 濡れた白シャツを纏い、妖しく絡み合うふたりが繰り広げる、
 美しくもセンセーショナルな恍惚の世界がここに!」


ものすごい文章だったので、とっても期待していたのですが(笑)、
確かにすごく接近して撮られていて、
白いシーツの上の二人とか(服は着てますよ・笑)、
それこそ小栗くんが塚本くんのネクタイを引っ張って、
顔を近づけようとする写真とかがあるのですが、
やっぱりね、雰囲気が可愛いのです。
それでもちょっとドラマ仕立てのような写真の配置で、
全12ページ、おもにモノクロで撮られていて、最後の見開きの二人の写真は、
小栗くんの目が、少し哀しみを湛えた、でも訴えかける目で、
彼の肩に頭を凭れかける塚本くんと、濡れた髪も色っぽく、
寄り添いあう片隅のふたりという感じがして、ドキッとしました(笑)。
この当時の、22歳頃の二人の、美しさ、可愛さ、危うさが、
よく出ていた写真だと思います。とにかく美しい男の子たちが、
いちゃいちゃしているところを見るのは楽しいです(笑)。
それで撮った方を見てみたら、「HIROHISA NAKANO」と書かれていて、
あの「BARFOUT!June 2008 Vol.154」、2008年の苦悩する小栗くんを、
撮られた方だったんですね。
その「BARFOUT!June 2008 Vol.154」のときの写真は、
「HIROHISA NAKANO」のHPで見ることができます。
横にスクロールすると次々に見られます。


【 HIROHISA NAKANO HP 】


あの2007年が過ぎ、迎えた2008年、このとき小栗くんはすごく苦しかったときで、
この写真も見ると苦しくなるのですが、でも私はすごく惹かれる写真でした。
彼は、脆いガラスのような繊細さと、鋼のような強さが混在していて、
この当時は特に、小栗旬であろうとするがゆえの葛藤がピークのときで、
でもこんなときでも、魅力的で、美しくて、
やはりそれゆえの美しさはありますよね。揺れる美しさがあると思います。
この本のインタビューの最後に、
“でも、これを上手く自分の中で昇華できたら、もう1個、
 すごいパワーを手に入れられるんじゃないかとは思うんです。”と書かれていて、
今現在は、そのすごいパワーを手に入れたんだなあと実感します。
でも「美しい花は風に揺れなければならない」とどなたかが仰っていましたが、
それを地で行くような写真で、造花は風に揺れませんからね。
本物の花としての写真だったなあと思いました。
小栗くんは今やもう、皆を嵐から守れるほど大きな木になっていると思うのですが、
蕾のときも、未完成な、不安定な、こうやって揺れてる花のときも、
とてもとても好きでした。
そのときそのとき、揺れることを厭わず、彼らしさを失わず、
前を向いて進んでいく姿が好きでした。