風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

お誕生日おめでとう!

雨はあがって晴れてきました。
今日は小栗くんの27歳のお誕生日ですね。おめでとうございます!
もう27歳、まだ27歳?(笑)
あの華奢な21歳の美しいオーランドーの背中を見たときから、もう6年。
本当に感慨深くて、胸がいっぱいです。
今年もたくさんたくさん幸せをいただきました。ありがとう!
さて小栗くんのお誕生日は、12月26日ということで、
どうしても1年を振り返るような形になるのですが、
今年は、より地位を確立した年というか、彼が本物であると、
より印象づけた年だったような気がします。
まず演技が、目を見張るというか、元々上手い人なのですが、
「スマイル」の林誠司、「天地人」の石田三成
テレビなので、たとえばそれほど真剣に観ていない人の心の中にさえ、
強力に入り込んでしまうような、それほど迫力のある演技でした。
そして久々の舞台での佐々木小次郎は、佇まいのみで惹きこまれる、
しかも無理なく魅せることが出きる余裕と、オーラも清潔感も増して、
その成長ぶりを見て、蜷川さんも目を細められたのではないでしょうか。
他にも、「クローズZERO 2 」の滝谷源治、「TAJOMARU」の直光、多襄丸、
東京DOGS」の高倉奏、バラエティ、トーク番組、CM もたくさん出てくれて、
ファンにとっては贅沢な1年でしたね。
小栗くんとしては、念願の映画も撮れましたし、充実した1年でしたよね。
小栗くんの27歳は、どんな27歳になるのでしょう。
ではここで、このブログを初めてから、5回目のお誕生日を迎えますので、
今までのお誕生日の日から、抜粋して、ちょっと振り返ってみたいと思います。


2005年12月26日


相反するものが同居する魅力。
清々しい生命力と透明感へ向かう儚さ。
しっかりした大人の眼と幼子のような無垢な瞳。
凛とした潔さと、頼りなげな胸締めつけられる愛おしさ。
これらの要素が役に散りばめられて、惹き込まれます。
そして何よりお芝居をすることが好きだ!という気持ちが、
とてもよく伝わってきます。この思いは凄く大事だと思う。
最後はその気持ちの純粋さが、彼を支えていくような気がします。
きっときっとこのまっすぐな瞳の美しい青年のことを、
演劇の神様は愛してくださってると思うので。
小栗くんの23歳が、元気で充実した幸せな23歳でありますように。


2006年12月26日


幼い頃、指先から球体になっては落ちる水の滴に、
陽光が反射して、虹色に光りました。
あまりに美しく、幼心にきっとこれが宝石になるのかなって思いました。
今、その水の滴を見ています。
この世にふたつとない宝石になるであろう、
美しい彼を追いかけていきたい。
高い背も長い手足も、ひらひらと舞うような綺麗な指も、
どこまでも遠くを見つめる瞳も、甘くて優しい声も、
可愛い笑顔も、末っ子気質全開なところも、
その危うさ、未完成さ、蒼い色気、触れてはいけない空気。
すべてに惹かれます。
そしてなによりあらゆるフィールドで繰り広げられる変幻自在さ。
繊細な風のような、サラッと余韻を残す演技。
迷って悩んで、お芝居への熱き思い。
演劇の女神様、どうぞ彼をお守りください。
小栗くんの24歳が、元気で充実した幸せな24歳でありますように。


2007年12月26日


類は、花がゆっくり開くように優しく微笑み、
家元は、情けなく可愛らしく、愛すべき人物で、
オーランドーは、胸焦がし、恋を語りました。
佐野は、だんだんと澄み渡る空のように、心を開いていき、
源治の未完成さは、魅力そのもので、
カリギュラは、例えようもなく美しく切なく、
新一は素敵な恋する名探偵でした。
たくさんたくさん幸せをもらいましたよ。ありがとう。
演劇の神様はやっぱり守ってくださいましたよね。
美しい青年の真摯な演劇への思いを、
演じるために生まれてきたその存在を、受け止めてくれました。
でも来年はときどきその膝に、彼を休ませてあげてくださいね。
そして変わらず、彼を愛してくださいますように。
どんどん素敵になっていって、眩しいほどでした。忘れらない24歳でした。
そして今日から25歳。
役者、小栗旬としてさらなる高みへ、深い深い演劇をもっと観せてください。
小栗くんの25歳が、元気で充実した幸せな25歳でありますように。


2008年12月26日


だってその美しい青年は、演じる使命を持って生まれた人だと思うから。
小栗旬というフィルターを通して、抽出される極上の美しいものを、
私たちに見せてください。
あなたの集めた、光を、色たちを、言葉たちを、
あなたの身体から透けてみえる感情を、豊かさを、深さを見せてください。
そこに喜びがあります。
どんどん扉も開けていって。
どこにも理想の景色は広がっていないかもしれないけど、
いいえ、どこかにきっと理想の景色が広がっているはず、
小栗旬のありのままで、そこへ挑戦する姿こそに、感動があります。
今年も小栗くんでいてくれた。
正直で、真っ直ぐで、純粋で、優しくて・・・。
みんなが折り合いをつけるところを抵抗して生きていくことは、
実は理想だったりします。
あなたの心のダイヤモンドがいつまでも濁らず輝いていますように。
小栗くんの26歳が、元気で充実した幸せな26歳でありますように。


そして今日、2009年12月26日


あなたを木に例えたり、湖に例えたりしました。
その木はみるみる大きくなって、木漏れ日はキラキラと降り注ぎ、
心地よい木陰で、風の音を聴きました。
湖は、どんなに人が押し寄せようとも、
こうやって、手のひらにとって水を掬えば、あの頃の透明感のまま、
清らかなままで、そこに存在していました。
これからあなたを海に例えることになるのでしょうか。
自分の才能を信じて、大きく羽ばたいてほしい。
それを導く、支える人たちが現れてほしい。
あなたの身体を精神を経由して、震えるような感動を味わいたい。
見たこともない美しい世界に連れて行ってください。
演劇の神様、どうぞ彼をお守りください。
心の核の純粋な輝きは、
まだ折りたたんである羽を羽ばたかせるエネルギーとなることを信じて。
小栗くんの27歳が、元気で充実した幸せな27歳でありますように。