風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

回顧 小栗旬写真集

晴れました。寒さが戻ってきました。
あのう、噂の映画のHP(笑)、見たりしているんですけど、
そのHPの左端に、日にちが書いてありまして、その日にちが減っていくんですよね。
私は最後の一桁のところしか、見ていなくて、
これは制作発表までの日にちかな、と思っていましたら、
山りんさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
この日付、もう少し左へ移動すると「アト162日」となっていました。
映画公開日まで「アト162日」ということですね。
すみません!勘違いしていました。
とにもかくにも早く発表してほしいです(笑)。

【 噂の映画のHP 】



昨日、「anan」の読者アンケートで、
今後新たに身体を見せてほしい有名人1位に小栗くんが選ばれたと書きましたが、
それを踏まえて、こんな写真集があったらいいなということを少しと、
今までの写真集のおさらいをしてみようと思います(笑)。


SO 
【 amazon.co.jp SO-小栗旬ファースト写真集 富井昌弘(撮影) 】 


これはもう見るとなんだか恥ずかしいのですが(笑)、20歳の写真集ですが、
もっと若く見えます。まさに少年のよう。
私は野球部の部室の中の写真が好きです。黒いタンクトップの写真。
瞳が澄んでいて綺麗。この透明度は今でも変わりませんね。
そしてこのころからストレートな物言いで、
それはそれで、そのときの彼の思いが表れていて、
極端に言うと、誤解されるのも承知の上で、飾らず話してしまうようなところ、
今でも基本、変わっていませんね(笑)。


小栗ノート
【 amazon.co.jp 小栗ノート 藤原江理奈(撮影) 】


これは「タイタス・アンドロニカス」イギリス公演のときの日常を撮った写真なので、
褐色の肌、銀色の髪の小栗くんです。美しいエアロンの頃ですね。
藤原さんの撮る写真も好きです。ナチュラルでリアルで臨場感があって。
煙草を吸う虚ろな瞳。頬杖をついて、セピア色の古いカフェの店内。
ベッドに沈み込む綺麗な背中。右手の腕時計。握り締めた手。
異国の地の、あるひとりの舞台役者さんっていう感じがします。
そして「小栗ノート」に書かれた日記。
直筆でその文字からも文章からも、イギリス公演への不安、苛立ち、心細さ、
そして感動と感謝、ダイレクトに小栗くんの気持ちが伝わってきます。
こんな遠くまでわざわざ来てくれた心友のキョウちゃん、
二人のやりとりがまた心動かされます。
小栗くん自身が撮った小さな写真もたくさん載っていて(英国の風景が綺麗)、
その写真へのひとことひとことが微笑ましく、愛があって可愛らしいです。
東京へ帰ってきてからの(表紙はその写真ですね)、
また違う時間が流れ始めたような、少し切なくなるような写真も好きです。
とにかく小栗くんのそのときが充分感じ取れた、愛おしい写真集でした。


high
【 amazon.co.jp high 小栗旬 JUNON(編集) 】


今まで、「JUNON」に載ったものから厳選された写真が掲載されています。
本当の少年というか、とっても若い頃から、24歳まで、
順序を辿って見ることができます。
JUNON」はいつも写真がいいので、信頼できる1冊(笑)。
男の子ってこんなに変わるんだって思う反面、
変わっていない部分も確実に感じられて、それが嬉しかったり、
この子をずっとみつめてきたんだなあって、感慨深かったり。
もちろん背が高くて顔が小さくて手足が長くて、身体のバランスといい、
それはそれは格好いいのですが、たくさんの格好いい子の中でも、
小栗くんはやはりその意志の強さというか、内面が出る人ですよね。
だからただ格好いい子ではなくて、はっとするような美しさがある。
それは年々強くなって、深くなって、
こんなに惹かれるのは、何故だろう、どうしてだろうって思いながら、
また惹かれていくという迷路に入ります(笑)・・・ということを、
実感できる1冊です(笑)。


蜷川妄想劇場
【 amazon.co.jp 蜷川妄想劇場 蜷川実花 】


これは小栗くんだけ載っているわけではなくて、
以前、「MORE」に連載された、蜷川妄想劇場からまとめた本ですね。
上記の3冊より小さめの本です。実花さん独特の色たちに彩られた、
小栗くん、成宮くん、塚本くん他、16人の写真が載っています。
小栗くんのページは8ページ。
「MORE」に載ったときと、同じような写真なのですが、違うカットだと思います。
実花さんは、遊郭をイメージしたセットで、と書かれていました。
華奢な身体つき、細い腕、肌蹴た肩、纏わりつく着物、
薔薇の花びら、ネイルした指先、小指に巻かれた赤いリボン。
花びらに埋もれるような怠惰な艶めかしい彼と、
剣を持つまなざし鋭い凛々しい彼。
22歳のこの時期にしかない、危うい色っぽさがありました。
もうああいう男娼?(笑)のような雰囲気は出せないと思うので、
貴重な写真でしたね。
掲載されたその16人それぞれへ、実花さんが文章を書かれていて、
小栗くんへは、
「女子がときめくツボを本能で知る罪深くも愛すべきモテ男」という、
タイトルで書かれています。
この本が出版されたのは、2008年なので、
“つい先日も、父が演出した小栗くんの舞台「カリギュラ」を観てびっくり。
 とにかく小栗くんカッコ良く色っぽく演出されていて、
 「父さん、本気で小栗くんに恋してない!?」と思わず疑ったくらいでした。
 舞台は彼が全編出ずっぱりですが、細身で筋肉質な肉体も、
 醸し出すオーラもうっとりするほど美しかった。”
とっても嬉しい文章でした。
こういうことを書いてくださる実花さんが好きです(笑)。


さてこれから小栗くんにどんな写真集を出してほしいか。
はい、ここからは私の独断と偏見でいきます(すみません)。
私はあんまり男臭さとか、男っぽいのが全面に出るのは苦手なので(笑)、
20代の細身の美しいときに、とにかく妖艶で色っぽいもの。倒錯的でもOK。
一度はそんな写真集も見てみたいです。
耽美主義全開のひたすら美しい写真。
以前、俳優の本木さんが女性の足に舐めるようにキスしている映像を、
見たのですが、妖しく美しい雰囲気でした。そういう写真でもいいです(笑)。
もしくは、インテリな上品な紳士とその愛人。もちろん愛人役で(笑)。
佇む二人の写真だけで、その雰囲気が漂ってくるもの。
「あなたは私を見ていない。私を通り越して、彼の方を見ている・・・」みたいな、
そんな雰囲気の写真ですね。
洋服は着てていいので(笑)、繊細な美しい彼、窓から差す滲むような光の中、
ネクタイ、もしくは白シャツのボタンを外されるところ、
髪を触れられるところ・・・、きっと私しか需要がないとしても見てみたかった(笑)。
例えば三島由紀夫の作品の中の美青年を演じられるのは、
小栗くんしかいないと思っていたんですけどね(笑)。
舞台でも映画でも、そういう系統のものを観たかったのですが、
こうなったら、写真でもいいので、一度、見てみたいです。
ストーリー性のある写真集がいいですね。
20代の若く美しい貴重な彼を、写真に閉じ込めておきたいです(笑)。