風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

オールナイトニッポン第147回

よく晴れました。
オールナイトニッポン」聞きました。
このところずっと、少し聞いて録音をしたまま寝てしまっていたので、
今日は頑張って聞こうと思って、でも年齢的に(笑)眠くなっちゃうかなと、
思っていましたら、そんな心配は無用でした。
なんと松本くんが急遽、来てくれて、二人の楽しくて貴重なお話が聞けました。
まずはオープニングの台詞。
「ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし誰かと見る夢は現実だ」
オノ・ヨーコさんの言葉。
小栗旬のオールナイトニッポン」今月で終了という先週の放送を受けて、
皆さんからメールが凄い量、来ている。とても嬉しい。
あと4回、小栗くん自身も楽しむし、みんなも楽しんでほしい。
近況は、柴田淳さんのコンサートに行った。コンサート会場に生田くんも来ていて、
「あら!」みたいな(笑)。その後、生田くんと飲んだ。
生田くん禁酒中だったのに、無理に飲ませてしまった。
今は次の作品の準備中。
ここで、突然松本くん、登場。
小栗旬のオールナイトニッポン、終わるなら、俺が行くしかねぇだろう」って、
来てくれた。
松本「あと、だから、今日入れて4回」
小栗「あと4回」
松本「終わっちゃうね」
小栗「終わっちゃうんですよ」
松本「寂しいね」
小栗「ええ」
今回3回目の登場(花より男子2のとき、花より男子ファイナルのとき、そして今日)。
100回記念のときはコメントをもらった。
松本くん、藤原くんの回、車の中で聞いた。藤原くん、進行無視。
松本くんはラジオ、8年間やっている。小栗くんは、3年間やって声が低くなっていた。
「スマイル」の林誠司、去年一番好きな役。演じ甲斐があって、楽しかった。
松本「林誠司はね、ほんとにね、憎たらしかったですよ」
小栗「んふふふふ」
松本「いや、でもね。よかったよね。一緒にできてよかったですね」
小栗「すっごい面白かった」
ビトに撃たれる前のシーン、やりたい放題。松本くんが相手だからやれた。
林の蹴りのスピード早かった。
シュアリー・サムデイ」観てくれた松本くん。松竹の試写室、ザワザワしてた。
松本「面白かったですよ。すごい面白い映画でした」
小栗「ありがとうございます!」
松本「あのう、小栗旬くんっていうね、俳優さんが、
    僕はあまりまともだという印象ないわけですよ」
小栗「あははは」
松本「それはいい意味でね。なんだけど、あのシュアリー・サムデイの、
    監督小栗旬は、凄くエンターテイメント性があって、
    小栗旬の頭の中ってこういうふうになってるんだなっていうのを、
    感じられたのが、僕は凄いよかったですね」
小栗「ありがとうございます」
アート、音楽、映画、情報をいろいんなところから手に入れようとしている、
松本くんに、面白いと言ってもらったことは、ひとつの誇り。
シュアリー・サムデイ」、ただ全部繋いだだけのラッシュを見た制作委員会の方は、
「結構、ヤバイ」という評価だったらしい。
自分の中ではカットのテンポは決まっていたので、
逆にそれならやってやるよ、という感じでやっていった。
始まりも小栗監督らしい。遊ばせてもらった。
松本くんとは結構、会っている。この間の土曜日にも会った。
小栗くんの誕生日に、松本くんが誕生日プレゼントを渡したいために(お返し)、
小栗くんへ連絡を取ったら、家族と食事に行く予定、そこに松本くんも来ることに、
なった。小栗くんのお母様、大興奮。嵐のコンサート、ここ4回くらい行っている。
8月に小栗くんから誕生日プレゼントにメガネをもらったので、メガネをお返しした。
そして家のソファで、少しうたた寝をして帰った松本くん。二人でマリオをやった。
ここまでで始まって約30分(笑)。
やっぱり仲良しの二人ですね。結構会っているんですね。
林誠司の話から、「シュアリー・サムデイ」の話まで、
松本くんが「シュアリー・サムデイ」を面白いと言ってくれたことは、
小栗くんもとても嬉しそうで、聞いていても嬉しかったです。そして、
“俳優としてまともだという印象がない”〜この言葉がまた嬉しかったですね。
こういうところは俳優として、とても大切だと思います。
シュアリー・サムデイ」のカットのテンポの話も、映画でテンポって、
すごく大事だと思うので、また楽しみになりました。
その後「甲乙つけがたい」「小栗温泉」コーナーも付き合ってくれました。
髪が伸びるのが早い二人の話だったり、
小栗くんが一生懸命喋っていた、アニメ「21エモン」の話を受けて。
松本「え〜、俺、今の話では絶対見たいと思いません」
小栗「えへへへ、びっくりしちゃうね、こんな熱く語った結果」
松本「あははは」
小栗「そうですか。んふふふ」
こんな冷たいひと言があったり(笑)、「小栗温泉」の紹介では。
小栗「これね、松本さんが大得意な分野。ようするに、小栗旬を癒すフレーズを、
    集めると言ったのに、すべて私をけなしたりね、私への文句が多い、
    コーナーなんですよ。だから松本さんにとってはもってこいのね。
    小栗けなさせたら、右に出るものいないからさ」
松本「ああ、そうゆうことね」
やっぱりね、というか、松本くん>小栗くんの図で、そこかしこに松本くんの、
Sっ気が出てきます(笑)。
そうなんだ。小栗くんをけなさせたら、右に出るものがいないんだ(笑)。
これだけは小栗くんに負けたということはありますか?というメールが来て。
松本「あのね、初対面の人とか、あまり話したことない人に、
    ものすごい密に喋れるところは僕は勝てないですね」
小栗「あはははは。そんなとこありますか?」
松本「ある、ある。あのう、何ていうのかな。ちょっといい方が、
    あまり綺麗じゃないかもしれないけど、人の懐にすっと飛び込む、
    ワードで攻められるところっていうのは、俺は凄いと思う」
小栗「う〜ん」
松本「俺、あんまり行かないから」
小栗「そうね」
お互い人見知りだが、小栗くんの方が若干人見知りじゃなくなってる。
松本くんの、“人の懐にすっと飛び込む”〜というのはとてもわかる気がします。
小栗くん、実は女性と話すのが苦手(女性は大好きだが・笑)。
今日は男だけで飲めたらありがたいと思っちゃったりする。
小栗「でも酔っ払った向こう側は、完全女が好きですよ」
松本「ん。まあ、それでなんか男が好きだって、今ここで言われても」
小栗「あはははは!」
松本「俺も、今後どうしようかなみたいなとこがあるんで。それはね、
    そうじゃなくてよかったなというとこですけど」
私は別に男性が好きでも受け止めますけど(え?笑)。
小栗くんが松本くんに勝てないところは?
いっぱいある。マメさ。出会った人のことを大事にする。フットワークが軽い。
顔を出した後、最後の最後まで付き合う。嵐であることで、確実に負けている。
嵐の番組を毎週録画している小栗くん。
ここで、初めて松本くんが出てくれたときの、
小栗旬のオールナイトニッポン」第7回の放送が流れました。
変わっていない松本くん。ここから「ごくせん」「花より男子」のお話に。
「ごくせん」は、小栗くん、19歳、松本くん、18歳。
もうそろそろ出会って10年の二人。そんなときから会っていて、
今の方が二人で遊んでいるのは、凄い。
Summer Snow」で小栗くんは凄いと思っていた松本くん。
「ごくせん」当時、松本くんからまったくそういう空気を感じられなかった。
お互いに尖っていた二人。松本くん、触ったら血だらけになりそうだった(笑)。
「ごくせん」3話で、うっちーと話すシーン。
松本「やっぱりこの子、Summer Snow、出てただけあるわみたいな。
    そんなこと思ってましたもん」
小栗「ちょっとそういうの、もう少し見せよ。あの頃の潤でも」
3話はとにかく風が強すぎた。そしてうっちーと慎はそんなに、
仲良くないだろうなという話を二人でしていたら、9話で、一年前は、
むちゃくちゃ仲いいという話が出てきて、プランと違った(笑)。
ひとつのラーメンを三人で食べるシーン(日活の食堂で撮った)、
三人乗りで自転車をこぐシーンも出てきて、だいぶプランが覆った。
塚本くんを助けに行くシーンでは、二人で話し合いドラマドラマしているカットを、
やりたいということで、柵を同時に飛び越えた。
「ごくせん」、3話の風の強さも、9話のラーメンのこと、自転車のシーン、
柵を同時に飛び越えたシーンもよく覚えています。
そういう裏話があったんですね〜。
そして「花より男子」の話。
花より男子」から、松本くんとは腐れ縁。「花より男子」、楽しかった。
崖っぷち感、絶対負けないぞというエネルギーがあった。
成田に二人で泊まった日。ホテルの松本くんの部屋に行ったら、
松本くん、なんと「花より男子」全巻持ってきてた。そして漫画だとこうだが、
ドラマではどうやるべきかという話をした。「この人、熱い」と思った。
小栗くんは舞台中(偶然の音楽)で、なかなか話す時間がないので、
夜中でいいから、時間を作って話をしようということになり、そのあたりから、
意気投合した。小栗くんは、「この人、こんなに真面目なんだ」と思ってびっくりした。
そして空港へ静さんが来るときのシーンを撮った。
このシーン、とても好きなシーンでした。そういう背景があったんですね〜。
聞かせてもらって嬉しかったです。
それから美作くんは得意の中国語、西門くんは得意の英語で、HPのコーナーが、
あったのに、花沢類は立ってるだけのファッションチェックだけだったと、
そんな話もあり(私は花沢類のファッションチェック、好きでしたよ・笑)、
ここで、松本さんとはお別れ。
松本「あっという間でした。ほんとにあっという間だった。楽しかったですよ」
小栗「ありがとうございます。ほんとわざわざね、終わるなら行くよって、
    来てくれるこの心意気に感謝ですよ。ほんとに」
そして聞きなれたメロディが流れてきて。
小栗「さあ、今夜のゲストは松本潤さんでした。どうもありがとうございます!」
松本「ありがとうございました!」
小栗「そしてここで、僕らをこんな、意気投合させた作品、
    花より男子の主題歌ですね」
松本「懐かしいね」
小栗「嵐で、“Love so Sweet”を聴いていただきながら、お別れしたいと思います。
    どうもありがとうございました」
松本「ありがとうございました」
ここで“Love so Sweet”は、泣けちゃいます(笑)。
そうして、司と類として出会い、松本くんと小栗くんとして、
絆を深めていったんですね。良き友が出来て、本当によかったですね。
あの頃の綺麗で繊細で儚い花沢類を思い出すと、また切なくて寂しいです。
松本くんの心意気がありがたい。まさかと思ってたら、ほんとに来た。
松本くん、忙しいのに来てくれた。また仕事頑張らなくちゃって思う。
次は何を彼にしてあげられるだろうって考える。
小栗「スマイルに関して言えば、その潤が、花より男子以降ね、もう一回おまえと、
    一緒にやりたいなんて、潤が言ってくれてて。で、スマイルのお話、
    最初にいただいたんですが、僕は自分の映画の撮影もこれから待っていて、
    で、天地人という作品もあって、もしこれほんとにやるって言ったら、
    また眠れませんよ、小栗さん、どうしますって言われて。だけど、
    潤が主役で、結構スマイルっていう作品はいろんなことを問う、
    作品だったので、それを一生懸命、彼がやろうとしているって。
    その役別に俺じゃないって言われてればさ、別に無理に、
    参加する必要はないけど。小栗が来たらいいなあ、なんて言ってくれたらさ、
    行くっきゃないでしょ!みたいな話になるわけじゃないですか。
    で、そうやってなんか、そういうことが続いている関係だなと思いますよね」
「スマイル」はそれに舞台「ムサシ」公演中だったんですよね。
松本くんの心意気も素晴らしいですが、小栗くんも同じ心意気を、
持っている人だから、そういう素晴らしい関係ができていくんですよね。
他には、日本では友達同士で何かすることについて、
どうせなれ合い〜と考える人が多い。まずビジネスありきではなくて、
クリエイティブを考えた結果、ビジネスにする〜そういうふうに持っていきたい。
小栗「俺は確実に観てくれる人が楽しんでくれればいいと思ってるし、そのために、
    作品作りをしたり、何かを伝えて、少しでも楽しかったとか、笑顔になるとか、
    なんか心があったまるとか、それこそ逆に言えば、傷つく瞬間があるとか、
    そんなことをやっぱ自分たちの肉体を通して、表現していくのが、
    自分たちの仕事だと思うので。またこの先ももっともっと、それこそ、
    今日来てくれたのは松本潤さんですけど、松本潤さんとも、ほんとに、
    よくそんな話もするので、いつかそういうことをどんどん具現化、具体的に、
    作りあげていって。わー、このコラボレーション、面白いっていうふうに、
    待っててくれる人たちのもとに届けていきたいと思います」
こんなに熱い思いを聞けたことは凄く嬉しくて、でももう聞くことができなくなる、
ことが悲しくて、ん、でも聞く機会が3年3ヶ月もあったことが嬉しいことですよね。
そしてエンディング。
小栗「さ、ということで、そろそろお別れの時間となりましたが、ん。ほんとに、
    とりあえず、今、ラジオを聞いてくれてる前の皆さんに、ええ、
    先週のエンディングで伝えた、3月31日で終わるということに対しての、
    メールの総数に関してもですけども、本当にありがとうございます。
    こんなにも多くの人に支えられて、小栗旬のオールナイトニッポンは、
    やっていたんだなあっていうのを、あらためて実感させてもらった、
    瞬間ですね。そしてあのう、今回はほんとに僕のわがままで、一度、
    離れるということをさせてもらいましたけど。
    こんなにメールを送れる人たちがいるなら、僕はまた、
    戻ってこれるんじゃないかなと思ってるところもありますので。
    一度、もう一回、俳優としての自分に向き合う時間を作って、ええ、
    毎週水曜日1時3時ニッポン放送にいなくていい自分の生活っていうのにも、
    触れてみて、ええ、そして、ええ、戻ってこれたりしたら、
    またそれはそれで、違った小栗を皆さんの前に届けることが、
    できるんじゃないかなあなんていうふうには思っております」
来週のゲストは、13回目の登場の生田くん。
終わると聞いてかけつけてくれるジャニーズの皆さん。俺、ジャニーズかなって思う。
俺、どこの立ち位置だったんだろうって思う。ありがたい。
小栗「残り3回、みんなにも大事に聞いてほしいし、僕もとても大事に送って、
    いきたいと思います。それでは今夜はこのへんでお別れしたいと思います。
    よい夜明けをお迎えください。小栗旬でした。バイバイ」
楽しくて、あったかくて、優しくて、内容の濃い良い放送でしたね。
こういう時間があったことに本当に感謝ですね。
声に力があって、こんなにも前を向いているんだって、
胸が苦しくなるほど眩しかった。
しっかり俳優として自分と向き合う時間を作っていただいて、
またいつか戻ってきてほしいですね。