風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

オールナイトニッポン第150回

雨になりました。
mikmiki さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
夏野苺さんのブログに、「オールナイトニッポン」最終回のことが、
書かれています。3月31日のところです。

【 夏野苺さんのブログ 】

そうそう、スタジオに撮影に来てくださったときもありましたね。
今日から、リポビタンファインの新CM が流れています。
私は、めざましテレビで見ました。爽やかですよ。見てみてくださいね。


そして「オールナイトニッポン」第150回、聞きました。
ちゃんとリアルタイムで聞きました。
私は小栗くんらしいというか、「小栗旬のオールナイトニッポン」らしい、
明るく素敵な晴れやかな最終回だったと思います。
オープニングは、「失敗したって許されるのが、十代の特権」
これは小栗旬が言った台詞。「さんまのからくりTV」の下地先生が、
小栗くんの言葉として紹介した。
ほんとにそうだと思う言葉。二十代もそうかもしれない。
二十代になったら、冒険することが意義、やるべきこと、な気がする。
ついにこの日が来ました。でもいつもどおりやっていこう。
小栗くん、ちょっと鼻声なのは、風邪をひいているのか、花粉症のせいかな?
でも元気な声です。
「岳」の撮影、山の頂近辺でやっている。めっちゃ寒い。何が寒いって、
自分の撮影が終わって、他の方の撮影を待っている時間が辛い。
立止まってると寒いので、上の方まで登って降りてきたりしている。
昨日は最高の景色。雲海が凄い。見渡す限り雲の海。
映像に残っていると思うので、公開時には見てほしい。
アニメ「レインボー」見てください。「わが家の歴史」は高倉健役、
「え?俺、そこでいいの」ってキャスティングを聞いたときに言った。
オールナイトニッポン、最初は10回目で喜んで、100回目はかなりのフィーバー、
そこからプラス50になると思わなかった。
三枝さん、小栗くんと1歳違い。3年3ヶ月という時間、
意外といい時期の青春捧げたなという話になった。
小栗くん、24歳、三枝さん、25歳からのスタート、
大事な時期の水曜日、捧げてきたなという感じ。
1曲目は、ハッピーエンドの「風をあつめて」(1番最初のエンディング曲)
ちょこっとおつまみ水曜日小栗旬のオールナイトニッポン、始まったが、
グランドフィナーレムードが漂っている。
1代目、2代目のバイトくんが、お菓子を持って挨拶に来てくれて、
いろいろ蕎麦とか買いに行かせたなあとか、思い出したり、
前ディレクターの石田さん、歴代ミキサー等、
会社の皆さん、ニッポン放送の皆さんが来てくれて、
完全に、今日終わるぞという空気になっている。
はがき職人さんのふたりが、なんと高校の同級生だったことがわかり、
小栗くんのラジオでまた繋がったことで、グッときたりしている。
三枝さんから、フリートークで「やべぇ、話すことねぇ」と言うパーソナリティは、
そんなにいない。小栗旬の名言は実はそれではないかと言われた。
と、そんなことを話していると。
小栗「うわ〜、凄い人来たな。うわ〜」
木梨「旬、コノヤロウ、おまえ旬、こんばんは〜」
小栗「すげぇなあ。あはははは!」
なんとここで、木梨憲武さんと佐藤浩市さんが来てくださいました。
松本くんも一緒らしいのですが(小さく声が聞こえています)、事務所の都合で、
出れないそうです(笑)。
佐藤「旬の番組をたまたま、俺と憲ちゃんで酒飲んでて、聞いてたらば、
    あ、今日が最後なんだと」
小栗「あはははは」
木梨「ヘイ、旬、お疲れ〜」
小栗「ありがとうございます。わざわざすみません。ほんとに」
木梨「役者の大先輩連れてきたよ」
小栗「ほんとにご無沙汰してます。浩市さん」
シャンパンを抜いた様子(笑)。
佐藤「こんな酔っ払いが乱入していい番組だったの?」
小栗「ええ、全然大丈夫ですよ。はい、あの過去には鶴瓶さんも、
    すごい酔っ払った感じで来られたので」
木梨「今から佐藤浩市から小栗旬に、その芝居と役っていうのは、
    こういうふうにやるっていうことを、約2時間半で」
小栗「あはははは!」
木梨「旬が勉強してくって回だけど」
ここでやっとお二人の紹介をする小栗くん。
佐藤「ほんとね、憲ちゃんが今日は絶対行かなきゃいけない、小栗が最後だから。
    たまたま一緒に飲んでて、じゃあ俺も顔出してもいいかな、みたいなね」
木梨「旬のヤロウがね、あのね、ほんとにね、こいつはあのう、
    なんかわかんないけど、鶴瓶さんは2回来てくれたとかね。強めに言うから」
小栗「あはははは!」
そして木梨さんがその鶴瓶さんへ電話。木梨さんと鶴瓶さんが話した後、
小栗くんと鶴瓶さんが話すことに。生放送中です(笑)。
2曲目「プカプカ」(2番目のエンディング曲)が流れる。
小栗「さあ、ただ今、プカプカをお聞きいただいてますけれども、
    ここで、ちょっとね、本日来ていただいたお二人と」
木梨「なに」
小栗「1回ね、お別れしておこうと」
木梨「なんでお別れしなきゃいけないの、俺たち。おまえ、旬!コノヤロウ、てめえ」
小栗「え?」
木梨「呼んどいて、おまえ、来いとか言ってさ」
小栗「あははは」
木梨「お別れ、早ぇな」
小栗「ごめん、ごめん、あの呼んだんだけど、今日じゃなかったわ。
    今日、来てくれたことはとっても嬉しいです、とっても嬉しいですけど、ね。
    なんかこうラストを」
木梨「そうだね」
小栗「やっぱりもう少ししっぽりしてこうかみたいな、節もあるんで」
木梨「しっぽりしたいんだ、1時26分」
小栗「あはははは!36分です」
そして小栗くんがお礼を言って、丁重にお帰りいただいたわけですが、
チーム全員、額に汗(笑)。嵐のように来て、嵐のように去っていった。
憲武さんにはいつかラジオに来てくださいと言っていたが、
今回は、本当にサプライズだった。来てくれることが凄い。
テレビだと出来ないことだが、実像が見えないラジオだからこそ出来ること。
木梨さんはそのままの感じですぐわかったのですが、
佐藤浩市さんは、お酒がだいぶ入っていたようで、とても明るくてノリのいい(笑)、
気さくな感じでした。佐藤さんとは「スキヤキ・ウエスタンジャンゴ」で、
共演してますよね。佐藤さんに撃たれる役でした。
小栗くん、収拾がつかなくて大変そうでしたが(笑)、でも来てくださることが、
とても嬉しいですよね〜。本当に凄いメンバーでした。
ここからは、まず第1回目の放送を聞こうかという話になり。
小栗「心の準備なんかいっさいないよね。だけどさっきほどの汗のかき方は、
    もうしないと思う。確実に。もう怖いもんない、今日。ん。ごめん、
    ほんとに。なんだろうね、このラストだって思えば、
    なんか空も飛べるはずみたいな。そんな気分」
“なんか空も飛べるはずみたいな”〜が可笑しかったのですが、
そして第1回目が流れて(あの「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」の、
オープニングの台詞から〜)、
それを聞いて、あの頃の心の綺麗さを取り戻したいという感想を言いつつ、
その後、「旬カーベル」とあだ名が決まったときの様子が流れたときは、
これはイジメだと言っていました(笑)。
と、そこへ。
小栗「あはははは!ねえ、もう、さあ」
鶴瓶「旬カーベル、旬カーベル!」
小栗「なんかさあ」
鶴瓶「旬カーベルどういうこっちゃ、旬カーベル」
小栗「ちょっとおかしくなってきてるよ」
さきほどの木梨さんの電話を受けて、鶴瓶さん到着。
鶴瓶さん、浅草で落語をやった後、打ち上げが終わって、
ラストだから行こうかなと思っていたら、木梨さんから電話があった。
鶴瓶「とにかく最後は自分で飾らないとだめやから、
    とにかく私は出ますけど、向こうで見てます」
小栗「はい」
鶴瓶「ね」
小栗「ほんとにありがとうございます」
鶴瓶「いえいえ」
小栗「ほんとありがとう!すいません」
鶴瓶「明日も大事な三席あるねん、落語」
小栗「ありがとうございます」
そして鶴瓶さんもお帰りになりました(笑)。
小栗「さあ、もう2時まわりましたということでね。いや、なんだか、こう、
    息切れするような1時間を過ごしましてね。ええ、スーパーゲスト、
    ほんとにね、この小栗旬のオールナイトニッポンに、ほんとに、
    それこそA-Studio っていうのに僕がたまたま出たのがきっかけで、
    それ以降、すごい携わってくれた笑福亭鶴瓶師匠、そしてね、
    そんな鶴瓶さんがラジオに来てくれてるということを伝えていて、
    憲さん、いつになったら、来てくれるんですかなんて言ってた、
    木梨憲武さんが来てくれて、ついでに浩市さんが俺も行くって、
    佐藤浩市さんまで来てくれるという、そんなね、すごい流れになりましたけど」
小栗「めちゃくちゃありがたいです。自分のために来てくれるこんな人たちがいて、
    なんか最後祝って、ほんとにね、盛大にわーって、旬、おつかれって、
    言ってくれるだけでもさ、やっぱ凄いことですよ。ほんとにありがたい。ん」
鶴瓶さんも来てくれて、本当に嬉しいですよね〜。
なんとなく鶴瓶さんは来てくれるかな〜って思っていました(笑)。
そういう方々がいて、小栗くん、幸せですよね。
そして「花より男子」F4が集まった回を振り返ります。
小栗くんが司役(でも言い回しは類)、松本くんが類役(同じく言い回しは司)、
西門、美作はそのままの、あのシャッフルドラマです。
花より男子2」第4話、類がつくしの看病をした後、ラウンジでの昼食の場面。
これは何度聞いても、可笑しいですよね。
今、小栗くんのところでも「花より男子」が再放送中だそうで、
見て気持ち悪かったと盛んに言っていました(まあ、抑えて、抑えて・笑)。
こういうことをもっとやってもよかった。即興ドラマみたいなもの。
ここで、井上真央ちゃんからメッセージ。
3年3ヶ月、お疲れさまでした。初回はどうなることかと思いましたが、
旬くんも1年続くかなあと言っていたのに、3年3ヶ月も続いてびっくりです。
終わることにもびっくりしました。意外に涙もろい旬くんですが、
今まで旬くんのラジオを聞いてくれたリスナーの皆さんに感謝をして、
終えてください。最後の小栗旬のオールナイトニッポン、楽しみに聞いています。
そんな感じのメッセージでしたが、絶対、聞いていない、確実に寝てると、
言っていた小栗くんでした。でもありがたい。
そして「花より男子ファイナル」の主題歌、嵐で「One Love」が流れました。
それから久しぶりにオグポン少年との攻防があり(相変わらず強敵でした・笑)、
演劇部を振り返ります。
オールナイトニッポン演劇部」の第1回公演の模様が少し流れて。
小栗「ラジオドラマとして聞いても、意外と聞けるね。ね。これちゃんと、
    お芝居として作ったんだけど。今、台詞だけ聞いてても、
    意外とドキドキする感じだったね。そして横田栄司さん、
    ほんとにこの日は、素晴らしいお芝居をしてくれてねえ。
    僕の映画、シュアリー・サムデイに出てくれたときには、
    若干固さがあったんだけどね。やっぱ板の上の人なのかな。横田栄司はね。
    やっぱ映像にはきついのかな。あはははは。
    そんな失礼なことを言いつつもね」
一生懸命、一から作った。セットもなくて。
小栗「これはやっぱり僕、どこかで蜷川さんの受け売りな部分もありますけれど。
    通路も使う演出っていうね、やつでね。僕はいっさい台詞を喋らない役で、
    こう舞台を見ていたお客さんが、パッとこっちのイマジンスタジオの、
    右側のね、廊下に目を移したら、こう先輩に告白するシーンなんかも、
    やってみたりするっていう。そのときのディレクターは、
    石田さんだったんですけど。そのとき受付をやっていたのが、
    今のディレクターのトミーだったっていう、そんなね、
    エピソードもあるわけですよ。このオールナイトニッポン演劇部には」
これは思い出しますね〜。オールナイトニッポン演劇部、第1回公演。
廊下でのシーン、高い背、黒いユニフォーム、素敵なバスケ部の先輩。
あのシーンは蜷川さんの受け売りだったんですね(笑)。
そして受付が、今のディレクターのトミーさんということで、
私が、1番のチケットを出したときに、
「原作者の方ですね」と笑いかけてくださったのをよく覚えています。
そして、これは第2回公演も実現したかった。
小栗「演劇部っていうのがあるから、僕のラジオが存在してると思って、
    動いてきてるところも確実にあったので。これを志半ばで、
    終わってしまうことはすごく残念なんだけれども。
    ま、それはこれを楽しみにしてくれてた皆さんにはほんとにごめんなさい」
オールナイトニッポン演劇部とラジオドラマ、自分が役者であるっていうことの、
存在意義とまでいわなくても、そういうことで伝えてこれた部分もあるんじゃないか。
小栗旬のオールナイトニッポン」を聞いて、舞台に興味を持ちましたという、
メールもたくさんいただいている。きっかけにはなれたかなと思う。
演劇、芝居をするということを、もっと楽しく手軽に受け取れる環境を作りたい。
ここで、演劇部の三人と横田さんからのメッセージ。
演劇部公演で使った曲「ダニーボーイ」に乗せて。
横田「もしもしこんばんは。横田栄司です。旬くん、生放送、
    長いことやってお疲れさまでした。どんなに忙しくても生放送に、
    こだわってた旬の姿はほんとに鮮明に記憶に残っています。
    オールナイトニッポン演劇部、ほんとに楽しい思い出でした。
    ありがとうございました。お疲れさまでした。シュアリー・サムデイにね、
    演出家として、また繋がって、それで僕も小栗旬の演出を、
    二度受けた唯一の俳優ということが、今でも誇りですし、
    映画の公開、楽しみにしています。まあ、くりかえしますが、
    生放送にこだわって、飲み会も行かずに、終演後、
    ラジオ局に向かっていた姿をよく覚えてます。
    ほんとにほんとにお疲れさまでした。横田でした。ほんとにお疲れさま」
皆さん、ありがとう。恥ずかしくてまともに受けられない。
いい時間を過ごした感じがした。演劇部にプレゼントした時計を、
シュアリー・サムデイ」のとき、横田さんがしてくれていて感動した。
横田さん、そういうところ、律儀で愛情のある人。
プロの役者にもかかわらず、オールナイトニッポン演劇部にかかわってくれて、
プロの俳優としての仕事をしてくれた。凄いこと。皆さん、ありがとう。
本当に、温かな、いい時間が流れていた「オールナイトニッポン」演劇部でしたね。
代読屋のコーナー。
小栗「旬くんへ。3年3ヶ月つとめあげた、オールナイトニッポンパーソナリティも今日で最後ですね。本当に本当にお疲れさまでした。今日、実は番組終了後にスタジオに行って、直接お疲れさまを言おうとしていたんだけど、仕事でどうしても行くことができないので、手紙にて失礼します。普段なかなか言えないこともこの場をお借りして。お互い忙しくて、なかなか会えないときも、あのスタジオに行けば、2時間一緒にくだらない時間を過ごせましたね。どんなに疲れていても、帰りには必ず笑顔になっていました。意外に泣き虫なあなたのことだから、きっと今日も寂しくて泣いちゃうかもね。花より男子で出会って、イケメンパラダイスで仲良くなり、もう3年以上が経ちますが、僕は小栗旬という人間に出会えて本当によかったです。とことん真面目な話もとことんバカな話もできる戦友であり、親友だと思っています。あなたのことを嫌いになりそうで、友達をやめようかと思ったこともあったけど、今は心からそう思えます。真面目でバカで芝居しかなくて、心の優しい旬くんが大好きです。オールナイトでは会えなくなるけど、この関係はいつまでも変わらないだろうし、これからもずっと仲良くしてください。明日からは水曜日も飲みに誘えるようになるし、またエレカシでも聴きながら、腹痛くなるまで、バカなことしよう。朝まで暑苦しい話をしよう。積もる話もたくさんあるしさ。とにかくほんとに3年3ヶ月、ご苦労さまでした。旬くん、本当にお疲れさま。2010年3月31日 生田斗真より」
「世界でいちばん頑張ってる君に」が流れました。
小栗「なんですかね。やっぱり大きな3年3ヶ月でしたね。やっぱりなんていうんだろう。ん。ラジオで仲良くなった人っていうのは確実にいるし、ラジオから始まった人っていうのも確実にいると思う。ん。それは間違いなく、今聞いてくれているみんなとの関係性がそうだと思うし、今俺が喋ってることを受け取ってくれてるみんなとの関係というのは、確実にこのオールナイトニッポンで、僕が築き続けてきたものだと思う。それに対して、凄い数のメールを送ってくれてるみんなたちがいて、それを僕も100%目を通してるなんて、絶対に言えないことだけども、70%は今、みんなから、このお別れに対して送ってくれてるメールには目を通してると思う」
小栗「ほんとに今の手紙にもあったように、斗真と僕は、俺はそんなつもりなかったけど、斗真がすごく俺を嫌いになりそうな瞬間もあったらしいんだよね。ほんとに。これは。それはよく俺もわかる。彼は凄い一生懸命今まで走り続けてきてた、今も走り続けてきてるんだけど。俺は走るのをちょっとやめようと思った瞬間があったんだよね。それはもう2008年という年なんだけど。なんか2007年という斗真と出会った年に、ちょっと疲れちゃったんだよね。いろんなことに。その年から始まったのは、このオールナイトニッポンで、俺の中では結構それだけが持続している自分のこう、とうしていかなきゃいけない部分というか、頑張らなきゃいけない唯一場所だったりもして、だけど、ラジオは頑張んなきゃいけないけど、芝居を頑張る気にならないとか。だけどまあ、今日なんかはね。改めて言わせてもらえば、僕はほんとに、自分の会社の社長に恵まれてると思ってます。ほんとに。いろんな話を聞いてくれるし、すべての自分のことを許してくれる人が傍にいて、その人が自分に言ってくれた台詞はね。あのう、“自分に飽きるのが早すぎるよ、旬”っていう話をほんとにこれは、う〜ん、ここ1ヶ月くらい前かな。岳っていう作品に入る前くらいのときに、俺が自分の芝居はぼちぼち底がきてるかもしれない、みたいな話をしたときに、まだおまえが飽きるところじゃない、もっともっと自分の飽きよりも、お客さんが待っていてくれてるということに対して、答えていくべきだと思うという話をしてくれたんだよね。この人はほんとにやっぱ確実に俺のだめな部分もいい部分も、いつも許してくれて、自由にやればいいって言ってくれてるっていうことが、やっぱこの3年3ヶ月やってきた小栗旬のオールナイトニッポンっていうのも、確実にそういう人のもとだから、俺は自由が出来たり、あのう、自分のやりたいことが出来ているっていう、それがすごくあったなあと思うんでね。あのう、ラジオの前のみんなとこういう会話が出来て、本当によかったです。どうもありがとう」
この言葉は今回、一番響きました。オールナイトニッポンが終わるどころではなくて、
小栗くんが俳優として存在することが危ぶまれるような、
そういう状態のときがあったなんて、
山本社長のこと、いろいろ思うところはありましたが、
やはり山本社長がいなくてはいけませんね。
小栗くんはよく考えてしまう人というか、人を見る目はすごくあるのに、
自分を見る目がないような、その人の内面はその人しか、
わからないことなのですが、でもやはりこういう全部を受け入れてくれて、
信頼できる人が傍にいることは大きいと思います。
私は小栗くんは俳優が天職だと思っています。前に、“役者をやっていると、
聖域みたいになっている。演じることによって元気になる”と言われていたのに、
もうそういう状態ではないのかな。でも本当にこれからですよね。俳優として本当に。
私は個人的には、今年はどうかわかりませんが、
年に1本はやはり舞台をやるべきだと思います。
そこで、鍛錬されて、今までにない部分を引き出されて、
自分に伸びしろがこんなにあるんだということを、認識すべきだと思います。
なんにしろ、また前を向いてくれたのは、とても嬉しいことでした。
そしてエンディング。
小栗「さ、ということで、エンディングのお時間となりましたが、どうだろうね〜。なんか、ん〜、さっきまではこう、終わりかな〜っていう感じしてたんだけどね。今なんか、またちょっとこう、スッと離れた自分もいたりするんだけどね。ん。いやあ、なんか、どうなることやらと思いつつ、で、今まで過去にはやっぱり確実にね。芝居をするっていう環境のときには、始まりがあれば、終わりがあって、クランクインがあったら、クランクアップがあり、初日があれば、千秋楽があるっていう生活をずーっとし続けてきてるから、あたりまえに人と出会って、人とお別れをしていくっていう感じだったんだけど。なんか3年3ヶ月も続くとなるとね。どういう感じなんだろうと思ってたんだけど。なんか、ん。実際ほんとは、あのう、それこそみんなから、すっげぇメールもらってるから、みんなともっとコミュニケーションとりながら終われたら、一番良かったのになあとも思いつつ、でもこういうふうに賑やかな前半があって、ちょっと後半、こういうふうにみんなと話ができながら終わっていくのが、小栗旬のオールナイトニッポンかなあなんていう感じもするのでね。ん。そして初回放送日は2007年の1月3日。それから放送回数150回、300時間喋ってきたと。ゲスト数、105名、延べ165名の方が関わってくれたということでね。演劇部の公演数は1回。そして情熱スタジオからお送りしたオールナイトニッポンは6回ということで、ついに有終の美を飾るという形になりましたけどね。ん。寂しいです。正直。でもまあ、前々から言ってるけど、自分の中で一度、区切りをつけなきゃいけない瞬間だと思ったのでね、こういう形をとらせてもらって。で、あのう、俺、今日聞いてびっくりしたんだけど、三枝くんも小栗旬のオールナイトニッポンで、初めてブースに入ったんだって。俺それ聞いて、結構びっくりで。小栗旬大抜擢もそうだったんだけど、三枝玄樹大抜擢もそうだったということでね。小栗旬と三枝玄樹はこの3年3ヶ月、確実に同じブースの中で、戦い続けてきたというのがあってね。その間に、三枝くんは3冊の小説を執筆しまして、小栗旬のオールナイトニッポンをやりながら、どこでそんな執筆活動をしていたんだという感じでしたけれどもね。ああ、俺ね、今日ね、ぶっちゃけ、なんか涙流しながらね、みんな、ありがとう、とか言うのかなとか思ってたんだけど。意外とカラッとしてたな。俺。ん。ちょっとこの1個前のね、区切りで、自分の在り方なんかの話をさせてもらったときには、ちょっと自分でもこうウルウルきたんだけど。なんかやっぱりお別れするときには、みんなと笑顔で別れたいなっていう感じになりましたね。ん。あのうほんとに今まで、聞き続けてくれてありがとう。そしてニッポン放送の皆さんがOKならば、必ず戻ってきますので。また小栗旬のオールナイトニッポンがあることを願っていてください」
はい、こちらの地方はここで切れました(笑)。
しかしご好意でその後の言葉を聞くことができました(ありがとうございます)。
その後の最後のところです。
小栗「どうも今日はありがとうございました。
    ええ、皆さん、それではよい夜明けをお迎えください。小栗旬でした。
    ほんとうに、さようなら」
この「ほんとうに、さようなら」は、でも私は、聞いてみて、
感傷的ではなく、力強い感じがしました。
なんだか前を向ける「さようなら」のような気がしました。
小栗くんもきっと笑顔で言っていたのではないかなと思います。
私も笑顔でお別れしましたよ。寂しいけれど、清々しい晴れやかな気持ちです。
小栗くん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました!
楽しくて愛しくて、いろんな愛がたくさん詰まった150回でした。
小栗くんからの感謝の気持ちも愛もたくさん伝わってきました。
そして皆さんも、ものすごく簡単なときもあったり、このまったく偏ったレポートを、
150回も読んでくださって、本当に本当にありがとうございました!
これで忙しい木曜日ともお別れです(笑)。それも寂しい気もしますが、
でもとても恵まれた幸せな3年3ヶ月でしたね。小栗くんのファンでよかったですね。
小栗旬のオールナイトニッポン」HP、素敵な方々に囲まれた、
素敵な笑顔の小栗くんの写真があります。

【 小栗旬のオールナイトニッポン HP 】