風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

複雑なメッセージを受け取りたい

晴れたり曇ったりしています。
mikimiki さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「岳」12巻が発売されたそうです。帯に三歩姿の小栗くんが載っているそうですよ。
私は映画は情報を入れないで観たい方なので、「岳」は読んでいません。
でもよく考えてみると、結局、「花より男子」「花ざかりの君たちへ」も、
読まなかったんですよね。
年齢が年齢なので(笑)、漫画はなかなか読む気になれず、かといって、
本も読んでいないのですが。
私を除く家族全員が、村上さんの「1Q84」1〜3巻を読んでいるのに、
私だけ読んでいなくて、読んでみたら、と言われています(笑)。
村上さんの作品は、「風の歌を聴け」しか読んでいないんですよね。
本は読まないといけませんよね。はい。
そうそう、漫画といえば、小栗くんが声優をした「RAINBOW」、
こちらの地方で放送されているので、一応、録画して、
ときどき早送りしながら(笑)見ています。小栗くん、声優は上手いと思います。
ただ内容は、ふと見ながら思ったのですが、
感動の方程式どおりだなあとか(笑)。
命を懸けて、友達を助けたら、それは感動しますよね。
勧善懲悪で、悪人は本当に悪人ですし、こういう時代に、
劣悪な環境に負けず、希望を捨てずに生きた若者がいたということが、
伝えたいことだと思うのですが。
「クローズ」もそうですが、あまりにも方程式どおりの友情とか絆は、
ストレートすぎるなあと思ってしまいます。
今の時代、ストレートじゃないと伝わらないということもあるかもしれないけど。
ちょっと比べるのは、酷かもしれませんが、
やはり「シェイクスピア」とか「カミュ」とか、
いろんな角度から、複雑なメッセージを受け取りたいなあと思います。
特に「カリギュラ」は、カミュの頭の中はこうなっているんだ〜って思いました。
小栗くんのカリギュラを通して、
“真理に近づいてしまった者だけに見える荒野”を、見ることが出来たのです。
小栗くんの、ときに生々しくない現実離れしているお芝居は、それゆえに、
寓話的でもあり、観念的でもあるカリギュラその人を、
くっきりと浮かび上がらせました。
カリギュラを小栗くんにと用意した蜷川さんは、さすがだと思いました。
こんな感情が、こんな真実が、こんな世界があるのだと心震えるような、
そういうお芝居をまた観たいなあと思います。
とうとう7月になってしまいました。
今年は舞台はもうないですよね、きっと。残念です。
せめて今年中に吉報は聞きたいです。