風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

きらめく夏の光のように

晴れたり曇ったりしています。
まだまだ暑い日が続いていますが、
小栗くん、夏のドラマは、印象的なものがありますよね。
Summer Snow」「Stand Up」「花ざかりの君たちへ
ときどきその1シーン等を思い出したりします。


・・・Summer Snow・・・篠田純
海、波のきらめき、自転車。
繊細で、華奢で、不安げで、
でもあったかくて、思いやりのある、優しい純・・・
花がそっと開いていくような、やさしいやさしい笑顔。
「アニキの弟だよ」「よかった・・・」「大丈夫。」
それぞれの言葉はその笑顔とともに、ゆっくりと心に沁みてきました。


・・・Stand Up・・・江波功司
際どい台詞も、いやらしくなく、微笑ましく?(笑)
その役をいきいきと楽しそうに生きる、おバカ4人組。
でも人の痛みの分かる優しいいい子たちでした。
コーくんの部屋。説得にきた3人と千絵ちゃん。
コーくんは椅子に腰掛けて、茶色の少し長めの髪が綺麗。
首にかけた赤い模様の入ったタオルが格好いい。
PKが入らなくて、しょんぼり体育座り。
相手校のサッカー部のマネージャー、美由紀にキスされるコーくん。
綺麗な横顔と、茫然とした丸い瞳が可愛い。
試着室で、美由紀とキス。シャツを脱ぎながら、
洋服を頭に被ってなお可愛い。
切なく感動するところも、マンガみたいに可笑しいところも、
小ネタも盛りだくさんの楽しいドラマでした。
正ちゃん、ケンケン、ウダやん、コーくん、久米くん、
できたら、数年後の彼らを観たかったのですが、
もうこの奇跡の共演は絶対ないですよね。


・・・花ざかりの君たちへ・・・佐野泉
絵具を溶かしたような青い空、白い雲、夏の制服。
緩めたネクタイ、白シャツは光に透けて、高い背、長い足。
濃淡溢れる緑の中、眩しい夏の日差しに、黒髪は風に揺れながら
その姿はまさに憧れの人でした。
走り高跳び、瑞稀がアメリカから来てしまうのも無理ないなあっていうくらいの、
繊細でしなやかで、綺麗な跳び方。
バーへ向かっていく瞳は、こちらが浄化されていくような美しさ。
そして閉ざされていた佐野の心を溶かしたのは、
瑞稀のストレートな、でも包み込むような強く優しい心。
頑なな寂しげな瞳は、光が射して、優しくおおらかな、
生き生きとした瞳に変わりました。
若い男の子たちの歓声、笑顔、エネルギー、コメディ部分も全力で、
爽やかさ全開のドラマでした。


四季のうちで、切なく抒情的というと、秋かなと思うのですが、
夏の切なさというのもありますよね。若さとかその一瞬の眩しいきらめき、
その眩しさが儚く、夏の光にも似て、心揺れます。
そんな眩しい一瞬を切り取ったような夏のドラマに生きた、
小栗くん演じた、純もコーくんも佐野泉も、
きらきらときらめく夏の光のようで、その綺麗な彼を切なく思い出したりします。