風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

この世に真実はないというこの世の真実を

雨が降っていましたが、晴れてきました。
【 真央ちゃんのスタッフブログ 】より。
明日の「王様のブランチ」、小栗くん、成宮くん、真央ちゃんの、
インタビューが放送されるそうです。見てみてくださいね。
ゆまさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
時計じかけのオレンジ」、スタッフブログがあります。
【 時計じかけのオレンジ スタッフブログ 】
ツイッターとともに、こちらも楽しみですね。


さて今日はふとカリギュラの台詞、
「この世に真実はないというこの世の真実を」という台詞を思い出してみたり(笑)。
何が真実かはわかりませんから、それは物理的にも心情的にも。
そんなことを思いながら、「カリギュラ」繋がりで、今日は長谷川さんが、
「スタジオパーク」に出ていて、ちょっと出かける用事があったので、
5分くらいしか見ていないのですが、生放送のトーク番組が初めてということで、
とても緊張されていました。1977年生まれなんですね。細身で格好よくて、
背が高いことも言われていましたが、そうなんですよね。
蜷川さんの舞台に立たれる方は、皆さん長身の方が多くて、
小栗くんも、184cmですが、それほど飛びぬけて大きく見えないのは、
まわりの方々も大きい方が多いからですよね。
長谷川さん、ちらっと、舞台「コースト・オブ・ユートピア」の様子が、
映りましたが、生き生きと素敵で、また「カリギュラ」を観たくなりました。
カリギュラとケレアとの対峙する場面、よかったですよね。


カリギュラ「同じ魂と誇り高さを持つふたりの男が、生きているうちに少なくとも一度、
       心の底から話をすることは可能だと思うか。」


ケレア  「それはあなたの中に愛すべきものが何もないからです、カイユス。
       愛は命令されるものではありません。それに私はあなたのことを、
       分かりすぎてもいるし、その上、人は自分の中に、
       いろいろとある顔のうち、できれば仮面をつけて隠しておきたいと、
       思う顔と、同じ顔をしている人間を、愛することはできません。」
カリギュラ「どうしておれを憎む。」
ケレア  「その点は間違っています。カイユス。私は憎んではいません。
       あなたを有害で、残酷で、エゴイストの、虚栄の人と判断してはいます。
       けれども憎むことはできません。なぜならあなたは幸福ではない、
       そう私は思っているからです。あなたを軽蔑することもできません。
       なぜなら、あなたは卑怯な方ではないと知っているからです。」
カリギュラ「ではどうして俺を殺したい?」
ケレア  「今、申し上げました。あなたを有害だと判断するからです。
       私には安全への好みと欲求があります。おおかたの人間は、
       私と同じ考えです。世にも奇妙な考えが一瞬にして現実の中に、
       入ってくる、そんな世界に生きることは誰にもできません。
       しかもたいていの場合、その考えはナイフが心臓に入ってくるように、
       入ってくるのです。私だって、そんな世界に生きることはできません。
       私は自分自身をきちんと掌握していたいのです。」
カリギュラ「安全と論理は両立しない。」


カリギュラ「いいか、おまえは陰謀を企んだ。よく見ろ!こいつは融ける、
       この証拠が消えるにつき、無罪の夜明けがおまえの顔に広がっていく。
       清い素晴らしい額をしているな、ケレア。実に美しい、
       罪のない人間、実に美しい。おれの力を賛美しろ。たとえ神々でも、
       罰をくださないうちは罪の許しを与えることはできない。
       だがおまえの皇帝は、おまえの罪を赦し、さらには勇気づけるために、
       炎がたったひとつあればいい。続けるがいい。
       俺に聞かせた素晴らしい論証を最後までやりとげるんだ。
       おまえの皇帝は休息を待っている。
       それが彼にとって幸福になるやり方だ。」


ケレア   「あの男は考えることを強要する。みんなに無理やり考えさせる。
        安全ではないということが人を考えさせるんだ。」


また舞台に立っている小栗くんを観たい。もうすぐですね。
こんなにも純粋さを持って、清廉と舞台に立つ人を私は知りません。
自分のこの目で、観たもの、感じたものを、ただ真っ直ぐに信じたいです。