風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

幸せな朝顔の観察

今日は寒くなりました。風も冷たいです。
こちら東海地方で昨日から再放送が始まった、「花ざかりの君たちへ」を見ました。
これは2007年の作品ですが、改めてよく見ると、
ここに出ていた皆さん、いろんなところで大活躍ですよね。
まず瑞稀ちゃんはジャンヌ・ダルク
佐野くんはスーパー獣医、中津くんは光源氏
関目くんも映画にドラマに大活躍、萱島くんも「じゃじゃ馬馴らし」に出ていましたね。
中央くんも舞台にドラマに出演し、
嵯峨くん、野江くん、京橋くんも、よくテレビで見ます。
第一寮の明石くんはシュアリー・サムデイに出てくれましたし、
佐野の弟、森くん、神楽坂くんもドラマ、舞台に活躍しています。
ひばりフォーのメンバー、エリカちゃんは先日、フェレットの飼い主でしたし、
カンナちゃんもドラマでよく見ますね。
なんといっても難波先輩は、小説家デビューですし、
あ、この間「獣医ドリトル」に出てくれた、
ゴールデン・レトリバーは、裕次郎くんだったのでしょうか(笑)。
皆さん、素晴らしいなあと思います。
花ざかりの君たちへ」から、この3年間、
皆さんに流れた時間が、濃密な時間だったのだなあと思いました。
たくさんの俳優さん、女優さんがそれぞれに成長して、
切磋琢磨している激戦の中、小栗くんもこの頃は、
貫禄さえ感じさせるような存在感で、
後輩の方から、いい先輩です、とか言われると、
もうそういう立場なのだなあと思ったり、
ベテランの方々と堂々と渡り合う演技を見て、目を細めたりしています。
でも一方で、「時計じかけのオレンジ」の稽古を見ていると、
まだまだ伸びしろがあって、開拓していない部分があって、
もっともっと成長できるって、楽しみだなあって思いますよね。
ファンになるタイミングは人それぞれですが、
若いお嬢さんは若いお嬢さんなりの、若くないお嬢さん(笑)は、
若くないなりの、そのときに巡り会って、かつその俳優さんが、
どんどん成長していく姿を見られることは、とても幸せなことだと思います。
未熟で青いときも、それゆえの魅力がありますし、
花開き、実をつけて、熟していく過程もとても楽しみですよね。
カリギュラ」のときの、小栗くんについての若村さんの言葉をよく思い出します。
【 DVD カリギュラ 】の特典映像の方に入っています。


若村「稽古場から精神も肉体も鍛え上げられていく感じっていうのが、
    見てて凄くわかる。なんかこう、朝顔の観察してるみたいな感じ」
小栗「だんだんツタ、巻いてきたの、俺(笑)」
若村「ツタくるくる巻いて、蕾出た、いっぱい出た、みたいな」
小栗(笑ってうなずく)
若村「稽古場で最初に会ったときからすると、
    ずんずん育っていったっていう感じがしますけど」
横田「いいなあ、そうやって見られてたんだ」
小栗「朝顔って呼んで」
若村「ひまわりじゃないの。ひまわりでもいいのになって自分で不思議だなあって、
    なんで朝顔なんだろうって。朝顔って螺旋を描いて伸びていくじゃない。
    だからスッとはいかなくて、あれ、停滞してるのか、進んでるのか、
    わかんないと思うけど、次の瞬間を見たら、ちゃんと伸びてるっていう、  
    そういう感じ」
小栗「これ、凄い誉め言葉じゃない?」
横田「いいなあ」


これは小栗くんのことをとてもよく表していると思います。
ひまわりじゃなくて、朝顔というところ。
螺旋を描いて伸びていく朝顔、スッとはいかなくて、
あれ、停滞してるのか、進んでるのかなって思うと、
次の瞬間を見たら、ちゃんと伸びてるっていう、すごくよくわかりますよね。
まだまだ蔦は伸びて、見上げるほどになって、
どんどん綺麗な花を咲かせていくと思います。
わくわくドキドキしてうっとりする(笑)、幸せな朝顔の観察は、
まだまだずっと続いていくと思います。