風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

獣医ドリトル 最終回

暖かい一日でした。
獣医ドリトル」最終回、観ました。
とっても感動しました!素晴らしい最終回でしたよね。
ずっと涙を流しながら観ていました。
最初のバルザックの手術から、とてもリアルで迫力があって緊迫感があって、
本気で助かってほしいと願っていました。
その後の虐待の犯人、土門一族の確執、ブルセラ感染症安楽死へと、
話は進みましたが、皆さん、素晴らしくて、國村さん、石坂さんはもちろん、
笠原くん、菅田くん、真央ちゃん、成宮くん、そして小栗くん、
凄いチームだなと思いました。
そして順平くんを説得する鳥取先生の場面がとても胸を打ちました。
冷たいと思っている父親は、でも動物たちを救ってきたこと、
それから殴りかかろうとしたシーン。
「これが暴力だ。鴨や犬はおまえのように抵抗すら出来なかったんだ」
以前ドキュメンタリーで見た獣医さんのあの優しく強い目が、
ちゃんと小栗くんの中に、というか鳥取先生の中にあって心揺さぶられました。
今までゲストに出てくれた動物たちが映った場面も、涙をこらえきれず、
いくらかかってもいいから最高級のドッグフードを買ってこいというあたりから、
鳥取先生のひとり佇む姿、あすかの作った犬たちへの最後の手料理、
何も知らずそれを美味しそうに食べる犬たち、涙、涙でした。
バルザックも、20匹の犬たちも助かって本当によかったです。
もの言えぬ動物たちの思いに耳を傾けること。
あすかのように何でも助けたいという、そういう思いに対して、
どうしてドリトルがお金にこだわるかもわかりましたし、
獣医師とは何か、獣医師としての思いをすべては伝えきれなかったとしても、
きっと伝わったものはあったと思います。
【 獣医ドリトルHP 】にオールアップの現場レポートがUPされていますが、
皆さん、いい笑顔で、それでまた泣きそうです(笑)。
石坂さんは「パート2は、アフリカから始まって、ドリトルと富沢がアフリカにいる、
花菱の元へ出かけるというのが最初のシーン」と言ってくださって、
とても嬉しいです。実現するといいですよね。
小栗くんは、
「俺みたいな奴のために、素敵な作品を立ち上げていただいて」
なんて言っていますが、本当に素敵な作品でした。
小栗くんとしては、初めて、はっきりとしたメッセージを伝えるドラマで、
獣医ものという、あまり扱われないものでしたし、
でも丁寧に真摯に作られていて、こういうドラマに主演出来たことは、
本当によかったと思います。
命について、それは人間も動物も、その向き合い方について、
ちゃんとメッセージは伝わっていましたよね。
それも小さな子にもわかりやすく、ファミリー向けというか、
作られていて、よかったです。
石坂さんが「オフィシャル・ブック」の中で、
“このドラマはペットと人間の関係性、動物医療のあり方等、
社会的なテーマを含んでいて、それを重くならず、軽快に描いているのがいい”と、
仰っていましたが、見ていて面白く、説教臭くならずにテーマを伝えて、
ドラマとして成立させたことは、素晴らしいなあと思いました。
動物相手はとても大変だったと思いますが、
みんな、名犬、名猫で(笑)、表情がすごくよかったですよね。
特殊造形も素晴らしく、リアリティが増しましたし、
スタッフさんも本当に大変だったと思います。
原作者の方、作画の方、医療監修をしてくださった獣医さん、
スタッフさん、動物たち、キャストの皆さん、いろんな思いが集まって、
良心的なあたたかいドラマになりました。
きっと少しは動物たちのこと、動物医療、そして自然のこと等、
獣医さんという職業にも光があたったのではないかと思います。
そういうドラマを観ることが出来て、本当によかったなあと思いました。
最終回になって、ちょっぴりあすかとの進展があったかな?
ドリトルがアフリカへ行っちゃうんじゃないかという思いもあったにせよ、
カレーを褒められて、泣いているあすかも可愛かったし、
最後のおでこペチンは、わかっていてもちょっとドキドキしましたね(笑)。
ドリトル先生のいい笑顔も見られましたし、
ラストシーン、並木道を犬を連れて散歩する二人の姿が、微笑ましく爽やかで、
なんだかとってもよかったです。
是非是非、続編か、SPでもいいので、観てみたいですね。
はい、アフリカへ花菱先生を迎えに行くシーンからですね(笑)。