風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

演劇ならではのパワー

よく晴れました。
まずshushu さんへ。1月11日のブログにコメントをいただいたのに、
返信をしていませんでした。すみませんでした。とても遅くなってしまいましたが、
返信させていただきましたので、よかったら、読んでみてくださいね。


みにーさん、napori さんが【 BBS 】にて「時計じかけのオレンジ」の、
感想を書いてくださいました。ありがとうございます。読んでみてくださいね。
そうなんですよ。少し映像向きかなと思う舞台ですよね。
そしてそうそう、タイトルどおり、魅惑的に仕掛けられたような舞台ですよね。
逆説的な表現で、こちらの真理を試している〜そう思います。
はい、エレガントなお辞儀ひとつで、魅了してしまいますね(笑)。
マリさんが観た回では、カーテンコールの笑顔でどよめきがおきたそうですよ(笑)。


璃佳さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「アクチュール・ステージ」、買ってきました。
ちょっとお高いです(笑)。


【 amazon.co.jp アクチュール・ステージ 】


小栗くんは、「時計じかけのオレンジ」、ゲネプロの写真がカラー2ページ。
インタビュー、写真で、カラー5ページ。
ゲネプロは、当然舞台での装いになるのですが、
これから舞台写真入りのパンフレットを買う予定なのに、
ついつい、あのときの、このときのアレックスだわ、と思って、
買ってしまいました(笑)。インタビューはよかったです。
キャバ300人くらいの、シアタートラムとか、本多劇場とかで、
芝居をやりたいと書かれていましたが、それは私も観てみたいのですが、
チケットのことを考えると、気が遠くなりそうです(笑)。
やっぱりお客様を呼べるということは、誇っていいと思うのです。
時計じかけのオレンジ」というこの題材は、
なかなか好みがわかれると思うので、もちろん演出家の力、
他の役者さんの力もあり、しかし座長公演で、いつもの2倍の会場で、
他の共演者の方々のブログからもわかるように、
これだけ連日満員って素晴らしいと思います。
ということで、土日暇だったので、ちょっと計算してみました(笑)。


東京公演 1月2日(日)〜30日(日) 
赤坂 ACT シアター 1324席×35公演=46340

仙台公演 2月4日〜6日(日)
イズミティ21 大ホール 1456席×4公演=5824

大阪公演 2月9日(水)〜15日(火)
梅田芸術劇場 メインホール 1905席×9公演=17145

北九州公演 2月18日(金)〜20日(日)
北九州芸術劇場 大ホール 1269席×4公演=5076

愛知公演 2月24日(木)〜27日(日)
刈谷市総合文化センター 大ホール 1541席×5公演=7705


単純に合計すると、82090人の方に観てもらうことになります。
東京は、立ち見席が出ていますし、地方公演はこれからですし、
会場によっては、舞台でつぶれる席もあるかもしれないのですが、
でも有名なミュージカルでもなく、演劇で、日本初上演で、
約8万人(リピーターもいらっしゃると思いますが)の方が、
観に来るって、凄いことですよね!
主演の小栗くん目当てで観に来る人、題材に興味がある人、
演出家が好きな人、他の俳優さんのファンの方、
噂を聞いて観たくなった人、いろいろあると思いますが、
でも結構チケット代はしますし、そこを動かす力があるのは、
やはり魅力的な舞台だからこそだと思います。
趣旨が違いますが、例えば、小栗くんの舞台挨拶を見に行っても、
こんなに日々、考えることはありません(笑)。
そこには演劇ならではのパワーがあるからですよね。
インタビューは、
“「時計じかけ〜」をやりながら、小栗が考えを整理して、色々準備して、
 そしていつか、その昔、シアタートラムでやっていたような繊細な感情の震えを、
 見せる芝居にも帰ってきてほしいが。小栗はこれから何を選択するのだろうか。”
と結ばれています。
私としては、小さな劇場でも、もちろんやってほしいのですが、
でもさきほど書いたように、チケットが大変なので(笑)、
そういう繊細なお芝居は、映画がいいと思うんですよね。
映画こそ、大作系ではなく、ミニシタアー系の良質の、
繊細なお芝居が要求される役をやってほしいなあと思います。
この本は、蜷川さんのインタビューもあって、興味深く読みました。
小栗くんではないですが、やはり矛盾と闘っていらして、
でも最後にはこう書かれていました。
「ぼくだっていろいろなことを見誤ることはあるわけで、
 でもそのたびに、立ち止まってチェックして、メガネの汚れを、
 落としながら進んでいるんです。こうして、これからもささやかに、
 自分でいろいろなことを動かしていけたらいいなと思っています」
文化勲章も受章されて、でもなおこういう言葉を仰ることが、
本当に素晴らしいと思います。
また蜷川さんとお仕事をしてほしいなあと思いました。
小栗くんでシェイクスピアをまた観たいなあと思っています。
時計じかけのオレンジ」を観ながら、今度は「ハムレット」かな〜と、
なんとなく思ったことは内緒です(笑)。