風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

美しい形がむしろ心を信じさせる

雨の日が続きます。
【 宇宙兄弟 ツイッター 】によると、
今、アメリカで撮影中なんですね。
23日には「髑髏城の七人」の製作発表ですから、
もうすぐ帰ってくるかな。
アメリカでの撮影は、「花より男子ファイナル」以来?でしょうか。
今度は美術館に行ったり、観劇したりする暇はないかな。
と思ったら、「東京DOGS」でもニューヨークロケがありましたね。
宇宙兄弟」は海外ロケは大きな意味を持つような気がするので、
アメリカの空の下、頑張っているんだろうなあと思います。
そして今、古川宇宙飛行士が、宇宙で頑張っていらっしゃいますが、
JAXA のサイト、古川さんへ向けたメッセージの中に、
小栗くん、岡田くんからのメッセ―ジもありました。


【 JAXA 宇宙航空研究開発機構 】


宇宙ステーションに約5ヶ月半の長期滞在って凄いですよね。
本当にこの頃、いろいろとSF の世界だなあと思います。
宇宙ものは「はやぶさ」が4作品、
先日、藤原くん主演のものも発表されましたね。
それに「宇宙兄弟」と、ちょっとした宇宙ブームになりそうですよね。
それでは以前も書いたのですが、私の好きな谷川俊太郎さんの詩の中から、
宇宙に関係するものをひとつと、とても好きな詩をひとつ。






天使は         


宇宙は楕円で有限だと
科学者が云ったので
ひとりの天使が堕ちてしまった


(僕は詩人を廃業すべきか)


宇宙は楕円で有限ならば
その宇宙の外側はどうなのか
そこで又ひとりの天使が堕ちてしまった


(僕は物理の本を読むべきか)


僕のこころの騎士たちは
今一斉に槍を挙げ
無限の方向を指している


そのかなたに何があるだろう
そしてそれへの努力
そしてそれへの愛
もう天使は堕ちぬだろうか






四行詩抄より


みつめていると眼が信じられない
触れると指が信じられない
愛していると心が信じられない
と 突然すべてを信じすぎてしまう


心が信じられない時
美しい形がむしろ心を信じさせる
神はものの中にいる
私はそれを見ようとする


私が呼ぶと私だけが返事をする
私の声はものの間に滲み透らない
そして夜になると星々の間の真空に
私の声は奪われる






谷川さんの詩は、絶対に小栗くんに合うと思うんですよね。
淡々と優しい声で読んでほしいなあ。
“美しい形がむしろ心を信じさせる”