風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

花びらみたいに綺麗な男の子

よく晴れました。
9日のコメント欄にolive さんが、【 BBS 】にブランさん、mayu さんが、
「髑髏城の七人」の感想を書いてくださいました。ありがとうございます。
捨之介、難しい役ですよね。殺陣、格好よくきまっていてよかったです。
お誕生日会、楽しそうですね。小学生の男の子、
おりこうさんに観ていたということは、やはり面白かったんですよね。
さて「勇者ヨシヒコと魔王の城」、見ました。
山田くんと二人、とっても楽しそうでしたね〜。可愛い二人でした。
ムロくんを見ると、「時計じかけのオレンジ」の「セイ、ソウ」を思い出します(笑)。


そしてこちらでは「花ざかりの君たちへ」が再放送されているのですが、
また観ながら、若干バカバカしいところもありつつ(笑)、でもちゃんと熱さとか、
まっすぐさが伝わってくる清々しいドラマだったなあと思いました。
やっぱり佐野はあの2007年24歳ならでは特別な美しさがあって、
近頃、よく今の美しさを映像に残してほしいと書いていますが、
こうしてそれぞれの年代の美しさはちゃんと残っているのだなあと思います。
花沢類しかりですね。
美しいといえば、「間違いの喜劇」のアンティフォラスの小栗くんも大好きで、
よく観るのですが、先日もまた「間違いの喜劇」を観ながら、
小栗アンティフォラスは、もう頬ずりしたくなる花びらみたいに綺麗な男の子で、
この美しいアンティフォラスも残っていてよかったなあと思いました。
「間違いの喜劇」は最初、BS の「ミッドナイトステージ館」という番組で、
放送されているんですよね。それがDVD になっているので、NHK のカメラです。
そのときのインタビューの小栗くんも、
茶髪の髪は無造作に、透き通るような白い肌、
稽古後のバレエダンサーのような繊細でとても綺麗な小栗くんで、心奪われました。
そしてこの当時はまだ小栗くんがブレイクする前で、
小栗くんだからというわけではなく、作品として放送されているので、
評価されたお芝居だと思います。
シェイクスピア作品の中で生きる小栗くん、とても好きです。

【 amazon.co.jp DVD NINAGAWA×SHAKESPEARE 3 】
(間違いの喜劇 タイタス・アンドロニカス収録)

では「間違いの喜劇」、アンティフォラスの台詞を少し、書いてみますね。


アンティフォラス「この広い世間では、俺はひとしずくの水。
           もうひとしずくを探しに来たものの、ぽとりと大海原におちれば、
           相手をたずねまわろうにもまず自分の姿がまぎれてしまう。
           母と兄を見つけ出そうとして、不幸にも己れを見失ってしまう。」


アンティフォラス「ここは地上か、天国か、それとも地獄?
           眠っているのか目覚めているのか。狂っているのか正気なのか?
           この人たちには旧知の俺が、自分自身には見知らぬ他人、
           ようし、言われるままに調子を合せ、
           霧の中に飛びこむほかない。どうなろうと知ったことか。」


アンティフォラス「美しい人、それ以外にあなたの呼び名を知らないし、
           なぜあなたが僕の名前をご存じなのかも分かりません。
           あなたの知識、あなたの美しさは、
           地上の奇跡、地上の神です。
           教えてください。かわいい人。どう考え、どう話せばいいのか。
           鈍く、多くの間違いに窒息しかけ、
           たよりなく、浅はかで弱い僕の頭に、
           あなたの言葉の隠された意味を明かして下さい。
           なぜ、僕の純で一途な魂を、
           未知の不義の世界に、さまよわせようとするのです?
           あなたは神ですか?僕を新たに造り直したいのですか?
           それなら造り変えて下さい。あなたの力に従います。
           だが、僕が僕であるとすれば、
           いま泣いているお姉さんは僕の妻ではなく、僕には、
           あの人のベッドを尊ぶ義務もありません。
           僕の心は、もっともっとあなたの方に傾いている。
           ああ、美しい人魚、あなたの歌声で僕を惹き寄せ、
           お姉さんの涙の海で溺れさせないで下さい。
           ご自身のために歌って下されば、僕はあなたに溺れます。
           銀の波間にその金髪を拡げて下されば、
           その輝かしい空想の中で、
           至福の果てに死んでも本望です。
           浮いた恋なら沈むがいい、溺れるがいい。」


アンティフォラス「いや、あなたその人を、あなたは僕の無ニの命、
           僕の目の澄んだ瞳、僕の胸の大切な心、
           僕の糧、僕の運命、僕の希望の的、
           僕の地上の唯一の天国、あなたさえいればそこが天国だ。」


アンティフォラス「こいつは俺に話しているんだ。ドローミオ、
           お前の主人はこっちだ。
           さあ、一緒に来い。荷物のことはあとまわしだ。
           お前も兄弟を抱きしめてやれ。」