風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

しなやかな美しい指 優しい声

朝は雨が降っていましたが晴れてきました。
「少年H」がモスクワ映画祭で、特別作品賞を受賞しました。
【 「少年H」モスクワ映画祭で特別作品賞に 】
「少年H」が、ロシア・モスクワで開催中の第35回モスクワ国際映画祭GALA(ガーラ)部門で、特別作品賞を受賞した。
本編終了後には、エンドロールが流れ始めると客席は喝さいに包まれた。水谷らは、ロシアでの観客の反応を目の当たりに「まだ興奮が冷めない感じです。笑ったり泣いたりと海外の方にも届いている感じがしました。思わぬところで笑いが起こっていてうれしかった」(水谷)、「予想以上に笑いが起こるところがあってうれしいなと思いました。(特別作品賞を)いただけたことは大変ありがたいので、スタッフと分かち合いたい」(伊藤)と万感の思いを語った。


おめでとうございます!よかったですね。
海外の皆さんにも伝わったところが嬉しいですよね。
うどん屋のお兄ちゃんにも期待しています!


さて先日wowow で「踊る大捜査線 THE FINAL」を録画して、
早速鳥飼バージョンを作りました(笑)。
オープニング、エンディングを入れて、34分くらいで、
思ったより出演時間は少なかったです。
それであの存在感でしたから、本当に素晴らしいと思います。
折角なので、「踊る3」と「踊るファイナル」の鳥飼バージョンを、
続けて観てみたら、ちゃんと鳥飼の中で時間が流れているんですよね。
それは小栗くんの中でもきちんと時間が流れていた証で、
本当に理想的な時間の積み重ね方で、なんだか感動してしまいました。
「3」の鳥飼も、危うさ、繊細さ、透明感等、
私の好きなもの、盛り沢山なのですが(笑)、
「ファイナル」の鳥飼は、もっと有無を言わせぬ求心力があって、
ずっと目が離せなくて、そしてその深さに心奪われてしまいます。
立ち姿、カツカツと歩く姿も、もう本当に惚れ惚れしますし、
あの雰囲気が出せるのは小栗くんしかいないと思うのですが、
鳥飼は特別感が凄いですよね。
歩いているだけ、立っているだけで、若くしてエリートで優秀で、
近寄りがたい感じがよく出ています。
それからなんといっても細くて長い指。その雄弁な指先。
本当に素敵で、パソコンに触れるのを逡巡するような指のラインの、
少しアーチのようなしなやかな美しさが、
ああ、鳥飼くんの手だわ〜って思って、ぐっと切なくなります。
手元が映るシーンがよく出てくるのは、やはり小栗くんだからですよね。
美しい手とわかっているからだと思います。
それから声。鳥飼くんは静かに冷静に言うことが多かったのですが、
いつも心を持っていかれました。特に告発状を読む声ですね。
怒りと悲しみを内に秘め、つとめて冷静に、むしろ優しくさえあるような、
とても良い声でした。
以前から朗読CD を出してほしいとよく書いていますが、
こういうトーンで、読んでほしいんですよね。
こういう感じで、アルチュール・ランボーの詩とか読んだら、
とてもいいと思うのですが、
それにしても本当に良い声で、心に届く声だと思います。
長身で長い足、仕立ての良いスーツもよく似合って、
真っ白な襟がきちんと締めてあるところがかえって色っぽくて、
あと、細かいですが(笑)、オープニングの小栗くんのパートのところの、
小栗旬という名前が出る前の、
顎のラインがすーっと下がっていくような映像があるのですが、
その顎のラインがとても美しくて、こちらも色っぽいなあって、
いつも思っちゃいます(笑)。
こうしてみると、2012年に撮った作品はみな、一段と良い演技な気がします。
鳥飼誠一、日向徹、そして「少年H」の、
うどん屋のお兄ちゃん(きっと良さそうです・笑)。
また階段をひとつ登ったような感じがしますよね。頼もしいですね。
それから2013年の松陰さん、再び日向徹、大一郎へ、
この流れでいくと、これからの役も期待大です。
良い作品に巡り会えますように願っています。楽しみにしています!