風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

結びつく音楽

曇り空です。寒くなってきました。
金、土、日とずっとフィギュアスケートを見ていました。
なんといっても、NHK 杯はすべて見せてくれるので、大満足です。
民放で放送の場合、
ペアとアイスダンスはなかったことになってる?(笑)というくらい、
たとえ1位になったペアでも見せてくれないときがあるので、
今回はペアもアイスダンスも現世界チャンピオンが来ていたので、
本当に素晴らしい演技を見ることが出来て、とても嬉しかったです。
ペアのショートもアイスダンスのショートも、
もう何年も見ていないような(笑)、でもペアの「仮面舞踏会」も、
アイスダンスの「マイ・フェア・レディ」も本当に素敵でした〜。
そしてそれぞれのフリーも凄く気持ちが感じられて、
確かな技に裏打ちされたその世界にあっという間に惹きこまれました。
本当に素晴らしかったです!
そしてそして浅田選手、高橋選手、優勝おめでとうございます!
浅田選手は佐藤コーチと一から見直してきて、
(勇気がいることですよね、その向上心が素晴らしいと思います)
それが結実して花開いて、チャーミングさは失わずよりなめらかに美しく力強く、
素晴らしい素敵なスケーターになったと思います。
佐藤コーチの優しい穏やかな表情が物語っていますよね。
もっともっと大輪の花が咲きますように願っています。
高橋選手も本当に素晴らしかったです。いつも思うのですが、
氷の上に乗っているのを忘れるくらい、まさに踊り手のようで、
凄く世界に引き込む力が強いですよね。
それから織田選手も鈴木選手もそれぞれの良さが出ていて、
よかったですよね。
今こんなに華やかな日本選手達をリアルタイムで見ることが出来て、
本当に嬉しいなあと思っています。


ここからは少しその音楽について。
フィギュアスケートにおいて、音楽はとても重要なのですが、
今期は私の大好きな曲がたくさん使われています。
まず浅田選手のフリーの曲、「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」は、
昔、昔、私が小さい頃(笑)、
「オーケストラがやってきた」という山本直純さんの番組があったのですが、
そこで初めて聴いた曲です。
まず冒頭のピアノの旋律であっという間に心掴まれて、
その後の冬の大地を想像させるような広がっていくようなメロディ、
そして切なく優しい調べ・・・。
あの最初のピアノの音、今でも映像とともに思い出します。
何度も何度も聴いた本当に本当に大好きな曲なので、
もう諸手を挙げて、浅田選手を応援しようと思いました(笑)。
次に羽生選手のフリーの曲、
ニーノ・ロータの「ロミオとジュリエット」。
これは初めて買ったレコードが確かこういう映画音楽が入ったレコードだったと、
記憶していて、その中でも「ロミオとジュリエット」はとても好きな曲でした。
羽生選手は以前も「ロミオとジュリエット」で滑っていますが、
あのときはディカプリオの「ロミオとジュリエット」でしたよね。
そのときの演技も凄く好きで、また素晴らしい演技が見たいです。
鈴木選手のショートの曲、「愛の讃歌」も好きですし、
いろいろ好きな曲がいっぱいなのですが、
そうそう、昨日アイスダンスのフリーを見ていたら、
2位になったペアは「セビリアの理髪師」で演技をしていて、
こちらもとても素晴らしかったです。
セビリアの理髪師」といえば、またも昔の話ですが(笑)、
小学生のとき、器楽部という部活がありまして、
アコーディオン、エレクトーン、ピアノを主にした音楽のクラブで、
私はそこに、アコーディオンとして所属していて、
そこで初めて挑戦した曲が「セビリアの理髪師」でした。
こちらの地方の音楽コンクールに出たときも、
この「セビリアの理髪師」を合奏しました。
昨日見ていたら、知っているメロディばかり出て来たので、
今でもパートが弾けそうな気がしてきて(笑)、親近感がわきました。
素敵な音楽に素敵な演技、フィギュアスケートは素晴らしいなあと、
改めて思ったNHK 杯でした。


さて小栗くんと音楽の結びつきで一番思い出すのは、
やはり「時計じかけのオレンジ」でしょうか。
「第九」、格好いいなあ、力があるなあと、まざまざと感じた舞台でした。
大音響の中、狂気とコミカルとホラーとエンターテイメントと、
ぐいぐいとパワーがみなぎるキラキラとした饗宴の舞台。
悪魔か天使か、夢のように美しいアレックスの、
エレガントなお辞儀とともに、第九の旋律が心に鳴り続ける、
とにかく観たこともない、とても魅力的な世界でした。
クラシックと小栗くん、合うと思うんですよ。
あ、「サントリーウイスキー」のCM のナット・キング・コールの、
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」も素敵でしたね〜。
また素敵な音楽の中の素敵な小栗くんも観たいですね。