風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

鍵泥棒のメソッド

風が強くて雨が降っています。
最近、wowow で映画を録画していると先日書いたのですが、
その中で沖野さんおすすめの(ありがとうございます)、
まず「鍵泥棒のメソッド」を観てみました。
面白かったです。練りに練った脚本の面白さと、
堺さん、香川さん、広末さん、文字通り役者が揃い、
安心して、その物語に入り込めました。
堺さんの役は極貧の売れない役者の役なので、
“下手な役者がでも一生懸命演じて少し可能性を感じるという演技”
〜みたいな(笑)、そういう何重にも演じる様が面白かったです。
それから広末さんも少し変わった女性の役だったのですが、
その几帳面さ真面目さに、滑稽さも感じるのですが、
愛しさも感じて(笑)、可愛かったです。
香川さんの役も、几帳面で何事も努力する役でしたが、
堺さんのだらしなくいい加減な役とのコントラストがはっきりして、
こちらも楽しめました。最後、どうやって収束させるのだろうと、
はらはらしましたが、上手くいきましたね。
結局は愛なのかな(笑)。良い映画でした。


それで広末さんの役がなかなか個性的というか、
ちょっと偏屈で(笑)、でも本人はいたって真面目で、
なかなかチャーミングでした。
以前「結婚できない男」という阿部さん主演のドラマがあったのですが、
その阿部さんの役も偏屈で、鼻持ちならない役で、
こういう感じの役って、小栗くんはないですよね。
ツンデレやS 系はあるかなと思うのですが、
ドリトル先生が偏屈といえば偏屈かな(笑)。
日向徹も天才肌で変わっているといえば変わっていたんですけど、
そうそう河童役は、精神的には凄くまともな役だったので、
ちょっと変な役も観てみたい気がします。
反対に、ごくごく普通の役も観てみたいですね。
とにかく「鍵泥棒のメソッド」しかり、脚本が良くて、
素敵な作品に出てほしいですよね。