雨が降っています。
とても良いインタビューでした。写真も素敵です!
このインタビュー、特にこの部分がよかったです!
「ただ、なんにしても参加してみたという事実は大きなことだと思っています。いろいろな人がいろいろな事を言うと思いますが、僕個人の話をすれば小学生、中学生の頃にあの場所に立ってみたいと思っていた“彼”からしてみたら、ひとつの夢が実現したわけです。それは、小栗旬という人生を生きてきた中では誇るべきこと。小学生時代、テレビを見て『いつかここに出てみたいな』と思っていたあいつに、『こんな奇跡も起こるんだぜ』って話が出来るだけでも、自分の人生はひとつ豊かになったかなと思うんです」
うん、凄く素敵な言葉ですよね。充分、いろいろ分かっている上で、
でもそこに立てたことを誇っていいんだよと、幼い自分自身にも、今の自分にも、
言ってあげること、素晴らしいと思います。
本当に、ひとつ豊かになりましたよね。
そして興味深かった部分です。
「大河で1年以上、ひとつの役をやり切った時に、すぐに芝居がしたいかしたくないか、ちょっと分からないなと思っているんです。ちょっとキャッチーな表現をすると、『小栗旬の第1章』が終わる気がしているんですよ。15歳くらいから芝居の仕事をさせてもらって、1年以上ひとつの役に向き合うという作業はずっと興味があったし、いつかやってみなければいけないと思っていた。そのチャンスがもらえるのなら、ぜひやりたいとチョイスしたわけですが、いまは圧倒的に不安の方が強くなっている」
「これって、自分次第だと思うんですよ。1年以上にわたって大河をやるって、どこかでバランスを取りながら、ひとつの役を作り上げていくという作業を構築していかなければならない環境だと思う。それを越えてみないと、先の事を考えるのは難しいだろうな……というのが正直なところです。大河をやり切って、しばらく休む役者さんも多いじゃないですか。それくらい大変な作業なんでしょうし、全て撮り終えた時点でどういう状況になるのか、わからないのでまだ何も考えていません。また海外に行ける状況になっていてほしいし、なっているんだとしたら行きたい。それは、英語のコミュニケーションを高めるという作業をひっくるめて、自分が普段なかなか行かない場所に飛び込むチャレンジは続けたいと思うんです。それまで、そのための下地を土台としてどんどん分厚くしておかなければいけないと考えています」
世界中で大ヒットを記録したことで、小栗旬という俳優の名は世界中の映画人たちに知られるところとなった。大河ドラマを終えた小栗が、ハリウッドに限らず各国の映画人と意欲作な作品づくりに邁進出来ていることを、願わずにはいられない。
小栗くんは昔々から(笑)、考える人ですよね。
そうか。大河で「小栗旬の第1章」が終わるのですね。
瑞々しく可愛らしく美しく、しかし苦悩も不安も全部向き合って、
繊細でありながら華やかに、確かな演技力と、
凛とした強さと包容力とともに想像をはるかに超えて大きく魅力的になった、
素敵な第1章でした。
そんな第1章に夢中でしたよ。
その第1章をずっと見つめてこられたこと、とても嬉しいです!
そして誇りに思います。ありがとう。
まずは「ゴジラvsコング」楽しみにしています!
第1章を締めくくる大河「鎌倉殿の13人」もとても楽しみにしています!