風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第3回

雨は上がって晴れてきました。

「鎌倉殿の13人」第3回を観ました。今回も面白かったですね。

視聴率も上がってきました。

「鎌倉殿の13人」第3回は16・2%の高視聴率 前回から1・5ポイントアップ

https://news.yahoo.co.jp/articles/3fb4d9fe03e722f25f1ed9ab29c0e8874457b21e

よかったですね。

今回は、早とちりや嘘かまことかの案件が重なって、少しずつ少しずつ挙兵の条件が、

揃っていく様子が面白かったです。

最後の最後、あと密旨があればなあというところで、

頼朝の側近安達がソワソワあたふたしているシーンでは、

舞台だったら、客席からクスクス笑いがおきているところだなあと楽しく観ていました。

三谷さん、なんとなく舞台っぽいなあというところ、随所にありますよね。

そして我らの義時くんは、まず最初、手をぴょこぴょこしたウサギの真似が、

可愛かったです。これはト書きに書いてあったのでしょうか。

そうだとしたら、三谷さん、小栗くんの可愛さをわかっているなあと思いました(笑)。

それから伊豆の国衙(役所)へ挨拶へ行ったシーン。

あの堤信遠が現れて、大切に育てた野菜を足蹴にされて、

父上の顔につぶれたナスを擦り付けられるところ。

怒りに震える義時のぽろぽろとこぼれ落ちる涙とその横顔が美しかった。

父上が怒りを抑えながらも穏やかに「持って帰るぞ。集めろ」という様子は、

この北条家の父と子という関係が鮮明に浮かび上がって、心動かされました。

そして義時の才気の片鱗が見え始めた回でもありました。

挙兵に勝機はあると、木簡調査からの解説の頭脳明晰ぶり、よかったですよね。

頼朝からも義時に目をかけている様子が伝わってきます。

義時「佐殿。私にだけ本心を打ち明けるのはこれで終わりにしていただけませんか」

頼朝「人に話せば考えもまとまる」

義時「迷惑です。私は戦さにもまつりごとにも関心がありません」

頼朝「そう言っていられるのも今のうちだ」

頼朝の暗示とも思える言葉ですよね。

そして今回の義時の素敵なシーン。

暗がりの小屋の中、陽の光で作業をする義時の静謐さ。

それから義村とのシーンはなんかみんな可愛い(笑)。小屋での光の加減が素敵。

なんやかんや言っても義村はいい奴ですよね。

そしてなんと言っても、ぽろぽろとこぼれ落ちる涙、

その涙が頬をつたっていくシーン。

怒りと悲しみと悔しさに覆われた強い眼差し、その横顔の美しさ、

心奪われとても切なくなりました。

さあ、次回はいよいよ挙兵しますね。楽しみにしています!