風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第4回

よく晴れました。

「鎌倉殿の13人」第4回を観ました。

今回も面白かったです!毎週面白かったって書いていますが、

今回も本当に凄く面白くて、あっという間の45分でした。

さすが三谷さんって毎回思っています。

兵が集まらないくだりでは楽しく、八重さんが矢を放つあたりからゾクゾクして、

一気に挙兵へ向かうシーン、熱く引き込まれました。

源平合戦の最初の最初はこんな感じだったんだとよく伝わってきました。

戦を前にして怖がる義時に、俺も、俺だってと、

場を和ませる北条ファミリーのなんと温かいこと!素敵な兄上と父上ですよね。

登場する女性たちも皆したたかで強さがあって清々しいです。

義時は今回も表情豊かで楽しませてもらいました。

そんな中でも、兵を集めるにあたって頭を下げることを拒否する頼朝に対して。

義時「そのお考え、一日も早くお捨てになられた方がよろしいかと存じます。

   確かに我らは坂東の田舎者。しかしながら今はその坂東の田舎者の、

   力を合わせねばならぬ時でございます。

   彼らあっての佐殿。それをお忘れなきよう」

頼朝「よう、申した」

若いながらも凄みのある義時の言葉で、グッときました。

その若さゆえ甘い部分もあって、八重さんを信用して、

何でも話してしまいますが、それでもこのやりとり。

八重「北条も愚かな。佐殿の口車に乗せられて、無謀に戦を始めるとは」

義時「坂東は平家にくみする奴らの思うがまま。

   飢饉が来れば多くの民が死にます!だから我らは立つのです!」

嘘のない本当の本当の思いが義時から溢れ出て、心動かされました。

小栗くんの演技はちゃんと心の深い部分に伝わってきて、素晴らしいなあと思います。

出演する皆さんが演技が上手いので、物語に身を委ねられますよね。

小栗くんと共演経験のある方も多く、今回は宮沢りえさん演じるりくとも、

言葉を交わすシーンもあって、「人間失格」以来かしらと思ってみたり、

そして今回、岡崎義実役で登場のたかお鷹さんを久しぶりに拝見して、

小栗くんとは2006年(なんと16年前!)、舞台「間違いの喜劇」での共演が、

印象に残っていて、お元気そうで何よりって思いました(笑)。

そんな義時、今回の素敵なシーンは、兵が集まらなくて意気消沈している義時に、

兄上が義時の肩に手をかけ「大丈夫だ。うまく進んでおる」と声をかけるシーン。

義時が次男坊ならではの安心するような優しい笑顔を浮かべていて、

暗い部屋の中から、明るい外を映しているアングルも素敵で、

良き兄弟だなあとしみじみ思いました。

だから来週が、ううん、しっかり受け止めたいと思います。

楽しみにしています!