風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第43回

雨の一日でした。

まずいつも書いているiPadが動かなくなってしまい、

初めて携帯から書いているのですが、頑張ります(笑)。

「鎌倉殿の13人」第43回を見ました。

トキューサ、可愛くて面白いなあとか(ちょっとワールドカップの宣伝が入っている?)

仲章~!とか、のえさ~ん!とか、

義村は、うん、信じているよとか、

いろいろありましたが、今回一番感動したのは、義時と泰時の不器用な親子の会話です。

 

義時「単刀直入に言う。讃岐の守のこと、断ってもらいたい」

泰時「わけを伺ってもよろしいですか」

義時「おまえは私をよく思っておらぬ」

泰時「お待ちください」

義時「わかっている。しかし私はおまえを認めている。いずれおまえは執権になる。

   おまえなら私が目指していてなれなかったものになれる。

   その時必ずあの男が立ちはだかる。源仲章の好きにさせてはならぬ。

   だから今から気をつけろ。借りを作るな」

泰時「ご安心ください。私も讃岐の守はご辞退しようと思っていたところです。

   気が合いましたね」

義時「帰る」

泰時「お待ちください!父上が目指してなれなかったものとはなんですか」

 

「気が合いましたね」と「帰る」の間の義時の表情が、

ほんの少し柔らかで優しかったような。

不器用なりにでも、義時の思いを泰時に伝えることができてよかったなあと思いました。

泰時の中に小四郎も八重さんもいるから、

義時は対峙するのが一種眩しいのかもしれないけれど、

それは義時が泥を被って苦しみながら、彼を守ってきたからなんですよね。

いわばその清廉な泰時は、父義時が作りあげた、守り抜いた結果だと思います。

父と子の物語、これからも注目していきたいです。

さて来週はいよいよ雪のシーンでしょうか。

楽しみにしています。