風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

#大河ドラマ鎌倉殿の13人の好きなところ選手権

曇っていましたが晴れてきました。

とうとう「鎌倉殿の13人」の配信停止が決定しましたね。

配信なので、見たい人が見ることなので、最初に断り書きをして、

配信すればいいと私は思うのですが、「鎌倉殿の13人」は本当に傑作なので、

もったいないなあ、悲しいなあと思います。

そんなことを思っていたら、ツイッター界隈で、

「#大河ドラマ鎌倉殿の13人の好きなところ選手権」というタグができていて、

皆さんのツイートを笑いながら楽しみながら、

ときに胸がいっぱいになりながら読みました。

本当に皆に愛された素晴らしい大河ドラマでしたよね。

脚本もキャストの皆さんの演技も、映像も照明も音楽も、

全て素晴らしくて、それらがこんなにも上手く噛み合って大きなパワーになって、

私たちの元に届けられたこと、感謝しかありません。

毎週、毎週、本当に楽しみで、同じような名前の登場人物が多かったのに、

それぞれが個性的で魅力的だったので、

すぐに見分けがついて、それぞれに愛着が湧いて、

どんな境遇であろうと皆が人間臭く愛すべき人物で、それぞれに惹かれました。

正義はそれぞれにあって、それは側から見たら正義とは見えなくとも、

その繊細さ、複雑さにも惹かれました。

可笑しくて、哀れで、愚かで、残酷で、美しくて、哀しくて、

鎌倉時代に生きる人々の息吹を思いを、手に取るように感じることができました。

そして田舎の小さな豪族の次男坊が執権にのぼり詰める北条小四郎義時を、

1年間の間に、もう何十年も経ったような、その変貌を見事に演じた小栗くんの、

演技の素晴らしさ。

小四郎がね、やっぱり愛しいんですよ。

優しい子だったんですよ。不器用で一途で、でも時代に選ばれた人だったのかなあと、

選ばれたというか犠牲になったともいえる、哀しくて美しくて、

その生涯をこの胸にしっかりと刻むことができました。

「鎌倉殿の13人」、大好きな大河ドラマでした。

いつまでも観た人の心に残り続ける名作だと思います。